歯科医院に対して、治療が痛くて怖いといったイメージを持つ人は少なくありません。
また、日本における歯科医院の軒数はコンビニよりも多いと言われています。
不安を和らげられる清潔感がある内装は、来院者が歯科医院を選ぶうえでの大きな要因となります。
ライバルの医院に集客で負けないためには、リフォームを検討する必要もあります。
しかし、歯科医院のリフォームにはどれくらい費用が必要かわからないといった方も多いことでしょう。
この記事では、歯科医院のリフォームにおける費用相場について以下の項目を紹介しています。
- 歯科医院をリフォームする際にかかる費用
- 歯科医院のリフォーム費用を安くするためのポイント
それでは、みていきましょう。
歯科医院をリフォームする際にかかる費用
30坪の歯科医院をリフォームする場合、少なくとも1,000万円ほどの費用がかかります。
費用の内訳は以下のとおりです。
- 内装をリフォームする工事費用 900万円
- リフォームの設計とデザイン費用 90万円
- WEBサイトのリニューアルにかかる費用 10万円
それぞれの費用について、詳しく解説していきます。
内装をリフォームする工事費用
歯科医院の内装をリフォームする工事費用の相場は、1坪あたり30~100万円ほどです。
歯科医院のリフォームでは、以下の3カ所に多くの費用がかかります。
- 入口・玄関回り
- 受付・待合室
- 診察室
歯科医院に対して治療が痛くて怖いイメージを持っている人は多いでしょう。
リフォームによって清潔感だけではなく、安心感や温かみを持たせることが重要です。
また、バリアフリーに配慮したリフォームも考慮する必要があります。
通路やドアの幅を広くしたり段差をなくしたりすることによって、車いすの方でも安心して来院できる歯科医院になります。
リフォームの設計とデザイン費用
歯科医院リフォームの設計図を作成してもらうと、工事金額の10~20%程度は設計費用がかかります。
設計を依頼する業者は、必ず歯科医院の設計経験がある会社を選びましょう。
歯科医院の設計やデザインを考える際には、多くの疑問や要望が生じます。
歯科医院の設計経験がある業者であれば、満足がいく提案をしてくれることが多いです。
設計費用を抑えるためには、設計と施工を一貫して行っている業者がおすすめです。
設計と施工をまとめて行う業者を選ぶことで、打ち合わせにかかる時間や業者を選定する手間を削減できます。
Webサイトのリニューアルにかかる費用
歯科医院のWebサイトが古いか、サイトがない場合は、プロに制作してもらうことをおすすめします。
歯科医院を利用する際には、ネットで検索をしてから来院する方が増加しています。
院内の雰囲気や歯科医師の情報を事前に知ることで、安心感を得られるからです。
ホームページの制作はプロに依頼すると10~60万円ほどの費用がかかります。
安くはない金額ですが、クオリティの高いWebサイトは集客の増加につながります。
歯科医院のリフォーム費用を安くするためのポイント
歯科医院のリフォーム費用を安くするには、以下の方法があります。
- 相見積もりで業者を選ぶ
- 材料の仕様グレードを下げて特注品は避ける
- 業者・工事の数を減らして施工費を安くする
1つずつ解説していきます。
相見積もりで業者を選ぶ
相見積もりで業者を選ぶことで、リフォーム費用を安くできます。
相見積もりとは、複数の業者に対して同じ条件で見積もりをしてもらうことです。
工事にかかる費用や期間を業者ごとに比較できるので、優良な業者を選定しやすくなります。
材料の仕様グレードを下げて特注品は避ける
材料のグレードを下げることで、リフォームの費用を抑えられます。
見積もりが高いと感じるときは、材料のグレードダウンを検討しましょう。
また、特注品は最も費用がかかる材料です。
強いこだわりがない限りは、特注品は避けて既製品を選びましょう。
業者・工事の数を減らして施工費を安くする
リフォームにかかる費用の内訳で最も多いのが人件費だと考えられます。
人件費を安くするには、業者が工事に入る日数を減らす必要があります。
少数の業者に対して複数の工事を依頼することで、人件費を安くすることが可能です。
施工費を安くするためには工程管理が重要なので、歯科医院のリフォームに慣れた業者を選定しましょう。