屋上は屋根と違って傾斜がないため、塗装するだけでは十分な防水効果は得られません。
定期的に防水工事をして、建物内への雨水侵入を防いで建物自体の劣化を防ぎましょう。
この記事では、屋上防水の費用相場を種類別に紹介します。
工事費用を安くする方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
屋上防水の費用相場と耐用年数
屋上防水の工事方法は、以下の4種類があります。
- ウレタン防水
- シート防水
- FRP防水
- アスファルト防水
4種類の費用相場と耐用年数を紹介します。
ウレタン防水
ウレタン防水の費用相場と耐用年数は、以下のとおりです。
費用相場 | 4,500~7,500円/平方メートル |
耐用年数 | 10~12年 |
ウレタン防水は工事が簡単で廃材が出ないため、費用をおさえられることが特徴です。
安価で防水工事をしたい人におすすめといえます。
ただし耐久性を維持するために、定期的にトップの塗り替えをおこなう必要があります。
シート防水
シート防水の費用相場と耐用年数は、以下のとおりです。
費用相場 | 4,000~7,000円/平方メートル |
耐用年数 | 10~12年 |
シート防水は施工効率がよいため、他の防水工事よりも工事期間が短いことが特徴です。
早めに工事を終わらせたい人におすすめでしょう。
ただしシートの厚みが薄いため、破損しやすいデメリットがあります。
FRP防水
FRP防水の費用相場と耐用年数は、以下のとおりです。
費用相場 | 5,000~7,000円/平方メートル |
耐用年数 | 8~10年 |
FRP防水はガラス繊維で補強されており、耐久性や耐候性に優れていることが特徴。
防水効果を長期間維持したい人におすすめです。
ただし伸縮性がないため、ひび割れが起きやすいデメリットがあります。
アスファルト防水
アスファルト防水の費用相場と耐用年数は、以下のとおりです。
費用相場 | 5,500~8,500円/平方メートル |
耐用年数 | 15~20年 |
アスファルト防水は厚い防水層をつくれるため、耐用年数が長いことが特徴です。
何十年も居住予定がある人におすすめでしょう。
ただし重量があるため、施工する場合は建物の強度が必要となります。
屋上防水の費用を安くする対策
一般的な屋根塗装に比べると、屋上防水の工事費用は高いです。
少しでも費用を安くするための対策を、以下で紹介します。
自社施工の専門業者に依頼する
屋上防水の費用を安くする対策の1つめは、自社施工の専門業者に依頼することです。
自社施工の専門業者は、下請け業者に依頼する必要がありません。
そのため、中間マージンをかけずに工事できるので、費用を安くすることができます。
「DIYなら安く済むのでは?」と考える人も多いようですが、DIYは失敗する可能性が高いためかえって費用がかかる恐れがあります。
屋上防水の費用を安くおさえたいなら、自社施工の専門業者に依頼しましょう。
希望予算をあらかじめ業者に伝える
屋上防水の費用を安くする対策2つめは、希望予算をあらかじめ業者に伝えることです。
優良業者ならば、よほど無理な金額でない限り希望予算に合わせて工事してくれます。
状況にあわせて費用が安い工法を提案してもらえるので、思い切って予算を相談してみましょう
屋上防水の費用を安くおさえたいなら、希望予算をあらかじめ業者に伝えることがポイントです。
屋上防水をする際の注意点
屋上防水をする際の注意点2つを、以下で紹介します。
防水工事を取り扱っている業者に依頼する
屋上防水をする際の注意点1つめは、防水工事を取り扱っている業者に依頼することです。
防水工事は、知識や技術を要する工事です。技術が少ない業者に依頼すると、雨漏りなどの施工不良を引き起こす可能性が高くなります。
防水工事をする際は、施工実績がある塗装業者や工務店へ依頼しましょう。
相見積もりを取って優良業者を選ぶ
屋上防水をする際の注意点2つめは、相見積もりを取って優良業者を選ぶことです。
見積書は、工事内容のすべてが記載されている重要な書類です。
複数業者から相見積もりを取ることで、どの業者が希望や条件にあっているのか判断できます。
防水工事をする際は、相見積もりで費用や工事内容を比較して優良業者を選ぶように心掛けましょう。
まとめ:屋上防水は種類によって費用が異なる!
屋上防水は、工事の種類によって費用が異なります。希望予算を業者に伝えて、納得できる屋上防水工事をしましょう。
施工実績がある業者に相見積もりを取って、優良業者を選ぶことも大切です。