こんにちは、成竹正光です。
来週月曜日の5月21日に「金環日食」が起こりますね。
ここ南九州でも”リング状の太陽”が見えるというので、
本当に楽しみです!
(日食を見るときは目を傷めないように、
くれぐれも安全に観察してください)
さて、そんな太陽について、
いま多くの人が関心を寄せているのが
家庭での「太陽光発電」ではないでしょうか。
節電の叫ばれている現代、自然の恵みである
太陽光エネルギーを上手に活用して
発電や給湯に利用したいものです。
太陽光発電は二酸化炭素(CO2)を排出しないので
地球環境を守ることができるし、
さらに家庭で余った電気を買い取って
もらうこともできるのです。
これは「余剰電力買取制度」といい、
太陽光発電設備から発生する余剰電力
(自家消費した分を差し引いた余りの電気)を、
法令で定める条件により電力会社が買ってくれるシステムです。
「これは儲かるぞ!」なんて、早合点しないでください。
あくまでも「余った電力」しか売れません。
太陽光発電のシステムを設置すると、
「売電」と「買電」の2つのメーターが付きます。
屋根で作られた電気はまず家庭で使用され、
余った分が「売電メーター」でカウントされます。
また、家庭で電気の消費がない場合は、
買取制度の対象にはなりません。
もしも「おいしい儲け話がありますよ」と
太陽光発電の営業マンに言われても
簡単に鵜呑みにしないように気をつけてくださいね。
クリーンで絶えることのないエネルギーである
太陽光発電を多くの家庭が少しずつ負担して作れるように、
初期投資の必要な設置・導入にあたって「補助金制度」が
用意されています。
自治体によって具体的な金額は違いますが、
国・都道府県・市区町村などがそれぞれ
補助金を出しています。
まずは、設置予定の地域(自宅のある自治体)が
いくら補助金を出してくれるか、調査すること
から始めましょう
また、この補助金制度は国の予算や自治体の
財政状況によって金額の見直しや、
打ち切られる可能性があります。
設置を検討している場合は、制度が利用できるように
早めの行動をおすすめます。
太陽光発電の買取価格は、販売価格より高く設定されています。
つまり、電気を安く買って高く売ることができるのです。
とはいえ、最初に話したように「余った分」しか売れませんから、
「自宅の電気の利用方法」を工夫して、メリットを増やすように
しましょう。
ポイントは、
太陽が出て発電している昼間はあまり電気を使わず、
余剰分を高く買い取ってもらい
太陽が沈んで発電できない夜に、安い「深夜電気」を使うのです。
もしもあなたの家族がみんな、
昼間は仕事や学校に出かけていて家庭の電力を使わない……
という生活であれば、とてもお得になります。
くわしくは、エスケーハウスのホームページでも紹介している
無料冊子があるので、こちらを読むと参考になるでしょう。
●『知らないと損をする!
太陽光発電で失敗しないための5つのチェックポイント』
https://www.skhouse.jp/book_present/
次回は、具体的な太陽光発電製品について、素材の違いや
取り付ける場所、屋根との相性などについてお話しします。
では、金環日食の日が晴れることをみんなで祈りましょう!