こんにちは、成竹です。
春になると進入学や就職などのお祝いがあったり、
友人が集まってパーティーをしたりと、料理の腕をふるう機会が増えますね。
こんなときに使いやすい、キッチンについて考えてみましょう。
キッチンのリフォームを考えるとき、次の2つのポイントについて
自分のイメージを整理すると決めやすいです。
まずは、キッチンの【スタイル】です。
スタイルとは、キッチンとダイニング(あるいはリビング)とのつながり方です。
具体的には、「オープンキッチン」「セミオープンキッチン」「クローズドキッチン」
の3つがあります。
オープンキッチンは、キッチンとダイニングやリビングが同じ空間にある作りです。
キッチンの向きが壁側になる「壁付型」の場合は、
同じ空間をキッチンとダイニングで共有できるので、せまいスペースでも可能です。
キッチンの向きがダイニングやリビング側になる「対面式」の場合は、
料理作業中でもダイニングにいる家族の様子がわかり、会話がしやすくなります。
いずれの場合も、キッチンの様子がダイニング(リビング)から見やすいので、
その空間(ダイニングやリビング)に来客が入り、乱雑なキッチンを見せたくない人は
「セミオープンキッチン」や「クローズドキッチン」を選びましょう。
セミオープンキッチンは、吊戸棚などで部分的に仕切るスタイルです。
また、来客時だけ扉やパーティションによって目隠しをして、普段はオープンのままで
家族とコミュニケーションをとりやすくすることもできます。
しかしあなたが、「家族は大人だけで少人数だし、キッチンの作業に集中して
自分の城のような空間にしたい」という場合は、クローズドキッチンがよいでしょう。
自分が「どんなキッチンタイムを過ごしたいか(家族とのコミュニケーションの場か、
料理をぞんぶんにやる場か)を考えてみましょう。
次のポイントは、キッチンの【レイアウト】です。
レイアウトとは、シンク・コンロ・作業台・冷蔵庫をどのように並べるかです。
一般的には、「I型」「L型」「U型」「アイランド(島)型」などがあります。
I型は、すべて一列に並んでいるパターンです。
シンプルでどんな間取りにも設置でき、せまいスペースも有効に使えます。
L型は、冷蔵庫とシンクなどを並べて、90度となりにコンロなどを置くパターンです。
I型の一列レイアウトより、移動する距離が短くてすみます。
コーナー部分の収納などを上手に利用できればいいですが、
そうでない場合はデッドスペースになってしまうので、工夫が必要です。
U型は、冷蔵庫・シンク・コンロをバラバラに置き、U字型に並べるパターンです。
オープンキッチンの対面式によく使われます。
このレイアウトは袋小路になるので、ある程度スペースが必要で
さらに「子どもと一緒に料理をしたい」など複数人数が立つことを望む場合は、
かなり余裕を持った面積を用意しましょう。
アイランド(島)型は、やや特殊なレイアウトです。
I型やL型に、作業台などを離して設置するパターンです。
大人数で作業をしたり、パーティーをしながらキッチンに立ったり、
おしゃれなキッチン・ダイニングを作りたい場合にむいています。
レイアウトは、キッチンのために使える面積によって制限があるので
まずは、自分の希望を考えて、業者に具体的に相談しましょう。
もしも、あなたの第一希望がスペース的にかなわなくても、
「どんなキッチンライフを過ごしたいか」を伝えれば、必ずしも希望通りの
レイアウトでなくても、理想に近づくキッチンを提案してくれるでしょう。