こんにちは、成竹正光です。
秋は台風の季節です。
台風が(南方の海上に)発生する数は、8月の方が多いですが
日本に接近や上陸し、大きな被害を及ぼすのは9月が多いのです。
とくに、9月17日と26日は「台風の特異日」といわれ
過去にいくつもの台風が、日本に被害を及ぼしました。
(17日ころは、「カスリーン台風」「アイオン台風」「第二室戸台風」など。
26日ころは、「洞爺丸台風」「狩野川台風」「伊勢湾台風」など)
今年も、9月16日ころ台風18号が上陸し、日本各地に災害をもたらしました。
台風では、激しい雨風により、住宅も大きな被害を受けます。
とくに今年は竜巻の発生が多く、屋根や壁などが壊れる住宅がありました。
日本での竜巻発生数は、7月~10月が多くなっています(竜巻は冬でも起こります)。
台風や竜巻から身を守るためにも、自分の家が壊れないようにチェックしましょう!
台風や竜巻で怖いのは、窓ガラスの破損です。
強風とともに、ガラスの破片が勢いよく飛び込んできたり、家具が散らかったりして、
家の中にいる人間がケガをすることがあります。
また、その勢いで屋根や壁を吹き飛ばすこともあります。
窓の被害を減らすためには、雨戸やシャッターを付けるのが有効です。
昔は多くの家に雨戸がありましたが、アルミサッシが主流になってからは
窓周りが安定しているので、雨戸のない住宅が増えています。
雨戸やシャッターは、リフォームで後から取り付けることができます。
防犯の観点からも、これらを備えることは良いことです。
とくに、シャッターは家の中から電動で閉めることができるので、
急に雨が降り出したり、風が強くなったりしてからも、安全に作業できます。
集中制御システムなら、家中のシャッターを一斉に素早く閉められます。
すでに、雨戸やシャッターのある家でも、がたついていてしっかり閉まらなかったり、
スムーズに作業でなかったりする場合は、いざというとき役に立ちません。
新しいものに取り付け直した方が、安全です。
ついでに、ひさしやバルコニーなど、窓の周りの部分もチェックしましょう。
破損やヒビなどがあれば、水が浸みて入ってきたりします。
雨もり防止のためにも、不備があれば修理しましょう。
ふだんの雨では気づかないところも、台風や大雨の後にチェックすると
水が浸みた跡が残っていて、補修の必要箇所が発見できます。
雨戸やシャッターの取り付けにくい小さな窓の場合は、面格子がいいでしょう。
外から物が飛び込んできて、窓ガラスが割れるのを防げます。
また、マンションなどの集合住宅の場合は、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っておけば
ガラスでケガをするようなことがありません。地震のときも有効でしょう。
ホームセンターでフィルムを買ってきて自分で作業することもできますが、
大きな面積の場合は難しくて、なかなかきれいに貼れません。
フィルムの機能をしっかり発揮するためにも、プロに任せた方がいいでしょう。
次回は、屋根や雨どいの対策についてお話しします。