浴槽の種類について リフォーム宮崎

こんにちは、成竹です。

すっかり寒くなりました。夏の間はシャワーを使っていた人も、
冬になったらゆっくりお風呂に入って温まりたいですよね。
今回は風呂場のリフォームで考える、「浴槽の種類」についてお話しします。

浴槽には、大きさ・形状・素材などのちがいによって、さまざまな種類があります。
またぎ込むときの高さによっても、使い勝手がちがってきます。
リフォームの場合、すでに限られた浴室の中に新しい浴槽を作るので、
大きさを自由に選ぶというわけにはいかないと思いますが、より使いやすくするために
まずは、どんな浴槽の形(大きさ)があるか知っておくといいでしょう。

■和式
正方形や長方形の升形で、日本で古くから使われてきた形です。
長さが80~120センチと短く、深さが60~65センチと深いので、膝を折って入ります。
肩までつかりたい人や、子どもと一緒に入るのにむいています。
ただ、湯に深くつかる姿勢になるため、呼吸器や心臓への負担がかかるとされます。
出入りするとき高さがあってまたぎにくいので
高齢の方や体に不自由な部分がある方には、あまりむかないでしょう

■洋式
浴槽の中で体を伸ばして洗う、西洋式の入浴で使われる形です。
長さが120~180センチと長く、深さが40~45センチと浅いので、寝た姿勢で入ります。
胸壁と水面が近い姿勢になるので、心臓への負担が少なく
足を伸ばして入れるので、ゆっくり入浴したい人にむいています。
ただ、体が浮きやすいため、上手に湯につかれないと寒く感じるかもしれません。
浴室の底が滑りやすく立ち上がりにくいので、滑り止めや手すりが必要です。

■和洋折衷
和式と洋式の両方の特徴をあわせたタイプです。
長さが110~160センチほどで、深さが50~60cmセンチほどの浴槽です。
適度に足が伸ばせて、背もたれ部分がわずかに傾斜しているので、
心臓への負担が少ない姿勢で、お湯につかって温まることができます。
最近のリフォームでは、このタイプを選ぶ人が増えています。

■その他の形
これまで紹介したような長方形の浴槽以外に、円形やひょうたん型など
特殊なデザインの形状もあります。浴槽の形を曲線にすることで
危険な突起や角をへらして、安全性を高める効果が期待できます。
内部も人体に体にフィットする形にすることで、不要なお湯を節約することもできます。

また、和式や和洋折衷のタイプの浴槽を、半埋め込み式にすると
ふちが低くなって、出入りが楽になります。
さらに空間も増えるので、浴室が広く感じるようになります。

ユニットバスの場合は規格サイズが決まっているので、
いまある浴室とユニットバスのサイズが合わないと、無駄な空間が残ってしまいます。
そこで、配管などを通すスペースを工夫したり、
出窓の下の空間を浴槽スペースに利用したりして、
空間を最大限に有効利用するリフォームを心がけています。

入浴は、体の清潔を保つだけでなく、気持ちをリラックスさせる役割も果たします。
日本の住宅事情では、浴室に使えるスペースが限られてしまいますが
少しでも広く感じるように工夫して、家族が毎日気持ちよく過ごせるよう
ライフスタイルにあった浴槽を選びましょう。

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