こんにちは、成竹です。
4月になって職場や学校などの環境が変わり、
新しいリズムで生活を始めた人もいることでしょう。
今までと違ったサイクルで生活することは、大人でもストレスになりますが
それが子どもなら、多くの場面で緊張を感じながら生活するようになるでしょう。
みなさんにとって、職場や学校から帰ってくるマイホームが、
心安らぐ空間になることを願っています。
さて、子どもの生活の変化にともない、
「学校で使う道具が変わり、その収納場所に困っている」
という家庭は多いのではないでしょうか。
大人に比べて子どもたちの持ち物は、その種類も大きさも量も、どんどん変化します。
とくに進学や進級のこの時期は、次々に新しい道具や衣類が必要になり、
これらの置き場がうまく作れないことから、部屋が散らかってしまいます。
今月は、「子ども部屋の収納」のリフォームについて考えます。
まずは、子どもの持ち物の傾向や、片付けのしやすさについてチェックしましょう。
未就学児や小学生のころは、持ち物をあまり細かく分類をするよりも、
「使ったら、ここに入れる(片付ける)」という習慣をつけるだけでも充分です。
ですから、大きめの箱形収納にポンポンと入れる方法を基本にします。
(細かい部分は親が整理して、衣類や帽子などはかけてあげることもいいでしょう)
やがて成長するにしたがい、本は立てる(本のサイズにより高さを変えたい)とか、
道具を目的別に分ける(道具の大きさや、使う頻度によって仕切りたい)など、
持ち物のサイズにあわせた置き場が必要になります。
このような変化を考えると、子ども部屋の収納はフレキシブルに変化するものが便利です。
そして、子ども部屋の空間を無駄なく使うために、壁全面に家具(棚)を作り、
その仕切りを移動できたり、外せたりするタイプにすると、とても機能的です。
天井近くの高い棚は手が届きにくいので、記念品や思い出の品、お気に入りのグッズなど
を飾る場所にするといいでしょう。
成長して飾りたい品が増えたら、そのスペースからあふれないようにときどき取捨選択し
整理するようにさせて、子ども自身が整頓できるように教えましょう。
また、子ども部屋で大きな面積を占める「ベッド」「机」「タンス」をワンコーナーに
集中させるように作る方法があります。
あるいは、ベッドを壁に収納したり、ロフト風に上部に上げたりする方法もあります。
こうすると狭い子ども部屋でも自由に動ける空間ができ、快適に過ごせるようになります。
子ども部屋に限らずどの部屋の収納にも言えることですが、
「その部屋で使う物をそこにしまう」あるいは
「その部屋にいる人の物をそこにしまう」ことが大切です。
子どもが使う物をリビングなどにしまい始めると、どんどん物が増えていきます。
家族それぞれの私物をあちこちに収納してしまうと、どんどん物が混乱していきます。
できるだけ「子どもの荷物は子ども部屋」というルールを守れるように、
「しまいやすくて」「ムダのない収納スペース」を作ってあげましょう。