リフォーム工事の中でも、いくつかの工事をまとめて行った方が、
有利なことがあります。その理由は、次の3点です。
まとめて行ったほうがいい理由3点
1.費用を落とすことができる
1つ目は、バラバラに何回も工事をするよりも、費用が安くすむことです。
例えば水回りについて、今年はトイレと洗面所、しばらくしてから風呂場、
その後でキッチン……というように何年かにわけてリフォームすると、請負会社は
その都度、打ち合わせ・材料の調達・人手の確保・事務作業などが必要になります。
しかし、一度に工事すれば、効率よく仕事ができるためコストカットしやすくなります。
ひいては、施工費用を安くご提供できるので、
お客様にとって大きなメリットがあります。
2.打合せの期間を短縮
2つ目は、工事の打ち合わせから完成までの期間を、短くできることです。
先ほどお話しした費用と同じく、打ち合わせの回数や、工事の準備・片付けなどが
効率よくできるため、バラバラにやるよりもトータルで時間が短縮できます。
お客様にとっては、工事期間中の騒音や職人への気遣いなど、
心身の負担が軽くすみます。
とくに、シニアの方にとっては、工事期間中のストレスがあんがい大きいようです。
ですから、何度かにわけてリフォーム工事をするよりもいっぺんにすませてしまった方が、その後ずっと安心して快適に、工事の気兼ねなく暮らし続けられます。
3.躯体への負担を軽減
3つ目は、住宅にとっての負担を減らせることです。
リフォームは、住まいを修繕・改良して不備を直し、
そこに住む人たちが長く安全に、快適に暮らせるために行うことですが、
何度も何度も工事をすると、どうしてもツギハギのような箇所ができてしまいます。
ですから、床や壁をはいだりするのは、一度ですませた方がいいでしょう。
まとめ工事のおススメセット
具体的には、次の場所について、まとめ工事をおすすめします。
○トイレ・洗面所・風呂場・キッチン
○間取り変更・耐震・断熱
○内装・床・階段・バリアフリー
○外壁・屋根
これらの場所は、工事の関連性がとくに大きいので、
まとめてリフォームすると効率よく行えて、
バラバラにやったときよりも、かなりコストも期間も抑えることができます。
もしも、いまリフォームをしたいと気になっている場所があるのなら、
関連箇所は大丈夫かチェックしましょう。
もちろん、無理やり工事する必要はありませんが、
「壊れてからでいいや」とほうっておいて、行き当たりばったりで工事するよりも、
「今のままで大丈夫か」と確認するだけでも、よい機会になると思います。
あなたの体も家も、すっかり悪く(ケガや病気・破損や故障)なってしまう前に、
今後どう過ごすか(趣味活動や体調管理・修理や改築)について
余裕があるうちに考えておきましょう。
仕事や子育てなどで忙しかった時期を終えて、第二の人生を快適に暮らすために、
あなたの体も家も大切にしてください。