今回は、前回お話した
【リフォーム時の「ペットトラブル」にご注意を!】
の続きをお話します。
3,お互いの怪我を防ぐために
「それほど音や臭いが発生しないし、
空気も汚染されるような工事ではない。
自分たち家族も一緒にいるから、
いつも通りでも問題ないだろう」と思って、
犬や猫を室内で放し飼いにしているのは、
とても危険なことです。
まず、作業員が持っている道具の中には、
そのとき使っていなくても危険なものがあります。
ちょっと箱を開いて物を取り出したとき、
犬が危険物をくわえたりじゃれたりして、怪我をする
可能性があります。
小さな部品や道具が広がっていると、作業員も
家族も気づかぬうちに犬や猫が飲み込んでしまう
かもしれません。
あるいは、ただ物を移動しているだけのときでも、
足元に猫がいたり、犬がじゃれたりすると、
作業員が物を落として住宅を傷つけたり、
ときには、作業員の足に当たって怪我をする場合もあります。
どんなにおとなしくて、聞き分けのいい犬や猫でも、
工事のあいだは、離れた場所でリードにつないだり、
ケージに入れたりして、お互いに怪我の心配がないように
注意しましょう。
4.迷子にならないために
ペットを飼っている家庭のリフォーム工事で、
以外に多いのが迷子です。
工事中は頻繁に人や物が出入りするので、
部屋のドアや家の玄関を開ける機会が増えます。
ときには、大型の物を運び込むために、
しばらく玄関もドアも開けっ放しになることも。こんなとき、
ふだんは飛び出さない犬や猫でも、
興奮して勢いよく、外へ出ていってしまうことがあります。
あるいは、ちゃんとリードにつないでいた犬が、
大きな音に驚いてリードをちぎったり、
首輪から抜けたりして、走り出すこともあります。
猫の場合、離れた部屋に隔離したら
いつもと違う場所に閉じ込められたことをいやがって、
部屋中を暴れまわったり、家族が様子を見ようとドアを開けた
瞬間に飛び出したりします。
ちゃんと迷子対策をしていても、
家族にとっては心配ですよね。
あるいは、勢いよく飛び出した拍子に、
車にひかれたりしたら大変です。
工事中はケージに入れて、そばに家族がいてあげるなど、
安心させてあげてください。
仕事などで難しい場合は、やはり病院や
ペットホテルなどへ預けるのがよいでしょう。
リフォームによって、美しく便利になったマイホームで、
家族もペットも気持ちよく過ごせるために、
安全な工事にご協力ください。