モルタルの外壁塗装にかかる費用や注意点!後悔したくないなら要チェック
「モルタル外壁を塗装したいけれど費用がわからない」
「塗装する際の注意点を知って後悔したくない」
このように考えている人は多いでしょう。
何も知らずにモルタル外壁の塗装をしてしまうと失敗して後悔します。
この記事では、モルタル外壁の塗装をする際の費用や注意点を紹介します。
具体的には、
- モルタル外壁を塗装しないと起こるデメリット
- モルタル外壁の塗装費用
- 塗装する時期の目安
- モルタル塗装に使う塗料の種類
- 塗装にかかる工期
≪一緒に見たい記事≫既存の漆喰に塗装する方法と、モルタル外壁に漆喰を塗るポイントを解説!
などをチェックできるでしょう。
モルタルを塗装しないと起こるデメリット
モルタル外壁を塗装しなければ以下の3つの問題が起こります。
- 外壁材を保護できなくなり劣化が早まる
- 見た目が悪くなる
- 雨漏りの原因となる
外壁材を保護できなくなり劣化が早まる
塗装の主な役割は外壁を保護することです。
劣化した塗装を放置すると、保護機能が低下してモルタル外壁が露出してしまうでしょう。
露出したモルタル外壁は雨風にさらされて侵食され、寿命が縮みます。耐用年数が短くなってしまい、本来の寿命が経過する前に外壁材の張り替え工事が必要となるでしょう。
見た目が悪くなる
塗装には外壁の美観を維持する効果があります。
10年程度が経過すれば塗装は汚れや剥がれによって見た目が悪化します。
放置すれば外壁がみすぼらしくなり、近隣住民からは白い目で見られるでしょう。
雨漏りの原因となる
塗装が剥がれた外壁はひび割れなどが発生しやすくなります。
ひび割れが発生した外壁は雨水が侵入しやすくなり、最悪の場合は雨漏りを引き起こします。
モルタル外壁を塗装する場合の費用は70〜100万円
30坪程度の住宅でモルタル外壁を塗装する費用は70〜100万円が相場です。
上記は外壁のみの塗装の場合で、屋根も同時に塗るのなら100〜140万円程度が必要となるでしょう。
使う塗料や工事内容によって費用相場は変動します。
高額な塗料を使ったり、外壁の劣化が激しくて補修が多かったりすると100万円を超える可能性もあるでしょう。
他の記事では外壁塗装の費用を安くする4つの対策も解説しています。
気になる人は確認してみてください。
モルタル外壁を塗装する時期の目安は10年
モルタル外壁の塗替え目安は、前回の塗装から10年後です。
ただし、年数はあくまで目安でしかありません。
正確な塗装時期は、外壁の劣化状況で判断します。
塗装が必要なモルタル外壁の劣化症状については以下を参考にしてください。
チョーキング
チョーキングは、塗料に含まれる「顔料」という成分が粉状になって剥がれ落ちる現象です。
外壁をさわった時に白い粉がたくさんつく場合はチョーキング現象が発生していると考えられます。
チョーキングが発生している場合、塗膜(塗装の膜)の外壁を保護する機能は失われています。
外壁の保護機能がほとんどなくなっているため塗り替えを検討してください。
ひび割れ
塗装表面が割れる現象をチェッキング、外壁材までひび割れている場合をクラッキングと呼びます。
業者によってチェッキングとクラッキングの基準は異なりますが、どちらも塗装が必要な症状です。
特にクラッキングは塗装だけではなくモルタル自体が割れているため、塗り替え以外に補修が必要です。
ひび割れを放置すると隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因となります。
塗膜のふくれ
塗装の膜がふくれている劣化症状です。
ふくれが発生している場合、ふくれた部分の内部には空気や水が入り込んでいます。
放置すれば塗膜が剥がれてしまうでしょう。
塗膜の剥がれ
塗装の膜が剥がれている劣化症状です。ふくれが悪化した場合にも起こります。
塗膜が剥がれて下塗り塗料やモルタル材が露出している場合は、外壁材を保護する機能が失われているため早急に塗装が必要です。
特に、外壁の多くの場所で塗装が剥がれている場合は寿命を超えているため急いで業者に塗り替えを依頼しましょう。
モルタル塗装に使う塗料の特徴や価格、耐用年数
モルタル外壁の塗装では主に3種類の塗料を使います。
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
それぞれの特徴や価格、耐用年数を確認して、自分に適した塗料を選択してください。
ウレタン塗料の特徴と耐用年数
ウレタン塗料とは、主にポリウレタン樹脂を利用した塗料です。
価格が安く、光沢があり、密着性に優れている特徴があります。
ただし、耐用年数が短いという欠点があります。
価格は、1㎡あたり2,100〜3,100円が目安となります。
耐用年数は8〜10年で、主流の塗料のなかでは短いです。
ウレタン塗料は、塗替え工事の費用をとにかく抑えたい人に向いているでしょう。
シリコン塗料の特徴と耐用年数
シリコン塗料とは、主にアクリルシリコン樹脂を利用した塗料です。
耐候性と耐熱性に優れているほか、汚れに強いという特徴があります。
塗替え時に塗料が付着しにくい欠点はありますが、日本の住宅で最も使われている人気の塗料です。
価格は、1㎡あたり2,800〜3,800円が目安となります。
耐用年数は10〜15年で、コストパフォーマンスに優れた塗料です。
塗料選びに迷った場合は、シリコン塗料を選んでおけば大きな失敗は避けられるでしょう。
フッ素塗料の特徴と耐用年数
フッ素樹脂(主に「4フッ化エチレン樹脂」)を利用した塗料です。
汚れが付着しにくく、耐久性が高くて耐用年数が長い特徴があります。
ただし、価格が高額という欠点があります。
価格は、1㎡あたり3,700〜4,600円が目安となります。
耐用年数は15〜20年で、外壁塗装に使う塗料としては長いです。
フッ素塗料は、メンテナンスの手間を省きたい人や、美観を長く維持したい人に適しています。
モルタル外壁の塗装にかかる工期は2〜3週間
モルタル外壁の塗装では12〜15日程度が工期の目安となります。
外壁塗装は雨が降ると作業がほとんどできないため、梅雨や台風の時期は工期が延びやすいです。
工程ごとの工期としては以下を目安にして下さい。
工事内容 | 工期 |
足場・ネット養生 | 1〜2日 |
高圧洗浄 | 1日 |
下地処理、下塗り、中塗り、上塗り | 8〜10日 |
付帯部塗装 | 1日 |
足場解体 | 1日 |
総日数 | 12〜15日 |
住宅の規模や天候によって工期は変動しますが、雨が降らなければおおよそ2〜3週間程度で工事が完了するでしょう。
モルタル外壁を塗装する場合の4つの注意点
モルタル外壁を塗装する場合、以下の4つに注意しなければ後悔する可能性が高いです。
- 訪問営業の業者には依頼しない
- 費用が高すぎる・安すぎる業者は危険
- 外壁と屋根は同時に塗装する
- 自社施工の会社に依頼して費用を安くする
訪問営業の業者には依頼しない
自宅に訪問してきた業者には基本的に工事を依頼してはいけません。
なぜなら、訪問営業をしている会社の多くが悪徳業者だと言われているからです。
優良な業者であれば個人住宅に訪問しなくても仕事に困りません。
個人住宅を訪問しないと仕事が足りない業者ということは、技術不足や詐欺業者の可能性が高いのです。
費用が高すぎる・安すぎる業者は危険
見積もり費用が相場よりも高い、あるいは低い業者は注意しましょう。
高い業者は詐欺の可能性、低い業者は手抜き工事の危険性があります。
手抜き工事をされると塗装の耐用年数が本来の半分以下になってしまいます。
工事価格が極端に高かったり低かったりする業者には注意しましょう。
外壁と屋根は同時に塗装する
外壁と屋根を同時に工事することで長期的には費用が抑えられます。
塗装工事で外壁と屋根を別々に行った場合、足場をいちいち設置しなくてはいけないため20万円以上のムダが生まれやすいです。
外壁と屋根に使う塗料の耐用年数を揃えることで一緒に塗装することができます。
自社施工の会社に依頼して費用を安くする
外壁塗装の業者には「自社で工事をする会社」と「下請け業者に作業を任せて仲介料をとる会社」の2種類があります。
自社施工の会社と、仲介料をとる会社。どちらを選んでも工事の品質は変わりません。
そのため自社施工をする会社に依頼したほうがお得な工事ができます。
モルタル塗装は自社施工業者に依頼して費用を抑えよう!
モルタル塗装にかかる費用は30坪程度の住宅で70〜100万円です。
また、塗装を依頼する場合は自社施工をしている会社に依頼することで費用を抑えられます。
もし宮崎県や鹿児島県で自社施工の会社を探すのなら「エスケーハウス」がおすすめです。
エスケーハウスは南九州地域で売上NO.1の実績がある会社で、工事も完全自社施工のため仲介料を取っていません。
優良業者を探すのが手間だという人は「エスケーハウス」を検討してみてください。
モルタルの塗装ではなくサイディングへの張り替えを検討している場合は[初心者向け]サイディングに張り替えるデメリットや費用、工期をチェック!もご確認ください。