工場の暑さ対策には遮熱塗料が効果的って本当?おすすめ塗料や塗装費用を紹介
工場内が暑くて困っていませんか?
工場内が暑くなる原因は、屋根・外壁表面の熱が室内に伝わることです。
夏場は表面温度が70度近くまで上昇するため、必然的に暑くなります。
そこで今回は、工場の暑さ対策に効果的な「遮熱塗料」についてまとめました。
遮熱塗料の効果や塗装費用を詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
工場の暑さ対策には「遮熱塗料」がおすすめ!3つの効果を紹介
遮熱塗料は、以下の3つの効果が期待できます。
- 屋根・外壁表面の温度上昇をおさえる
- 夏場のエアコン代をおさえる
- 熱によるダメージから建物を守る
それぞれの効果を、詳しく見ていきましょう。
屋根・外壁表面の温度上昇をおさえる
遮熱塗料の効果の1つ目は、屋根・外壁表面の温度上昇をおさえることです。
遮熱塗料には、太陽光や紫外線を反射させて温度上昇をおさえる機能があります。
直射日光が当たりやすい屋根に塗装することで、表面温度が平均8~10度下がるとされています。
温度が高くなりやすい濃色の建物にも効果的です。
夏場のエアコン代をおさえられる
遮熱塗料の効果の2つ目は、夏場のエアコン代をおさえられることです。
屋根や外壁表面の温度上昇がおさえられることにより、室内の温度が平均2~3度下がるとされています。
エアコンの使用量が減るため、およそ10~20%の電気代カットにつながります。
地球温暖化やヒートアイランドの抑制にもなり、環境対策にも貢献できます。
熱によるダメージから建物を守る
遮熱塗料の効果の3つ目は、熱によるダメージから建物を守れることです。
屋根や外壁が劣化すると、建物全体に悪影響を及ぼすおそれがあります。
劣化の原因は熱だけではありませんが、遮熱塗料を塗装することで劣化要因を減らすことが可能です。
建物を良い状態で維持するための方法のひとつとして、遮熱塗料による塗装を検討してみるのもよいでしょう。
工場におすすめの遮熱塗料は?温度上昇の検証結果も紹介
この章では、工場におすすめの遮熱塗料を3つ紹介します。
- 日本ペイント「サーモアイ」
- 日進産業「ガイナ」
- エスケー化研「クールタイトEL工法」
遮熱検証の結果もあわせて見ていきましょう。
日本ペイント「サーモアイ」
日本ペイントの「サーモアイ」は、耐久性に合わせてグレードを選べる屋根用の遮熱塗料です。
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4つのグレードから選べます。
日本ペイントが実施した遮熱検証の結果は、以下のとおりです。
耐久性と予算のバランスを考えて塗装したい人におすすめの遮熱塗料です。
日進産業「ガイナ」
日進産業の「ガイナ」は、暑さ対策だけではなく、寒さ対策や騒音対策もできる機能性塗料です。
屋根・外壁・室内に塗装できます。
日新産業が実施した遮熱検証の結果は、以下のとおりです。
遮熱機能と同時に、複数の機能を求める人におすすめの遮熱塗料です。
エスケー化研「クールタイトEL工法」
エスケー化研の「クールタイトEL工法」は、金属の膨張・収縮に強く、剥がれにくい屋根用の遮熱塗料です。
塗装の膜が厚いため、雨音を軽減させる効果もあります。
エスケー化研が実施した遮熱検証の結果は、以下のとおりです。
屋根の劣化に対応しながら暑さ対策をしたい人におすすめの遮熱塗料です。
遮熱塗料による工場の塗装費用
屋根・外壁を遮熱塗料で塗装した場合の費用目安は、以下のとおりです。
上記は、足場費用や諸経費などを含めた金額です。正確な費用を知りたい場合は、専門業者に見積もりを依頼しましょう。
まとめ:工場の暑さ対策には「遮熱塗料」が効果的!
工場の暑さ対策には、熱を伝わりにくくする「遮熱塗料」が効果的です。
同時に光熱費や建物劣化をおさえる効果も期待できるため、一般的な塗料で塗装するよりも費用対効果に優れています。
ぜひこの機会に、遮熱塗料での塗装を検討してみてください。
遮熱塗料の効果については以下でも解説しています。