ガルバリウム外壁は塗装が必要!メンテナンスの費用・時期を解説
ガルバリウム鋼板の外壁は、定期的な塗装メンテナンスが必要です。適切なタイミングで外壁塗装をしなければ、張り替え工事が必要となるケースもあります。
この記事では、ガルバリウム鋼板外壁の塗装タイミングや費用について詳しく解説します。
ガルバリウム鋼板の外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ガルバリウム鋼板の外壁は塗装が必要!
ガルバリウム鋼板とは、鋼板にめっき加工を施した金属建材のことです。
めっきに含まれているアルミニウム・亜鉛・シリコンの働きで、鋼板が錆びにくくなる特性を持っています。
耐久性や耐震性にも優れており、外壁に採用されていることが多い建材です。
しかし、ガルバリウム鋼板は錆びないわけではありません。年月の経過とともに錆びが発生するため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
放置しておくと外壁に穴が開き、雨漏りが発生する恐れがあります。
ガルバリウム鋼板の外壁を塗装するタイミングは?
ガルバリウム鋼板の外壁塗装は、10~15年に一度おこなう必要があります。
ただし、年数はあくまで「目安」です。劣化症状が出ている場合は、10年経過していなくても外壁塗装をすることをおすすめします。
ガルバリウム鋼板の外壁塗装が必要となる4つの劣化症状を、以下で詳しく解説します。
色あせ
外壁の色あせは塗料の効果が薄れているサインで、初期レベルの劣化症状です。
今すぐ雨漏りが発生する危険性はありませんが、早めに塗装をしておけば劣化の進行を防げます。
外壁の色あせが目立ってきたら、塗装メンテナンスをおこないましょう。
チョーキング現象
チョーキング現象とは、塗料の膜の劣化によって起こる劣化症状のことです。塗料に含まれる顔料が粉化して、塗装の表面にあらわれます。
築10年前後に起こりやすい初期レベルの劣化症状です。外壁を触ってチョークのような粉がついたら、外壁塗装をするタイミングです。
傷やへこみ
ガルバリウム鋼板は、傷やへこみがつきやすい外壁材です。
傷やへこみがついてしまうと、めっき加工が剥がれて錆びやすくなります。放置しておくと赤錆びが発生し、外壁材が腐食する恐れがあります。
ガルバリウム鋼板の外壁に傷や凹みがある場合は、早急に外壁塗装をおこないましょう。
錆び
ガルバリウム鋼板は錆びにくい外壁材ですが、経年劣化によって錆が発生します。ガルバリウム鋼板に発生しやすい錆の種類は、以下の3つです。
どの錆びが発生しても塗装メンテナンスが必要ですが、特に注意が必要なのは「赤錆び」です。
ガルバリウム鋼板自体が劣化しているため、症状がひどい場合は張り替え工事が必要になります。
早急に塗装メンテナンスをおこないましょう。
ガルバリウム鋼板の外壁塗装にかかる費用
ガルバリウム鋼板の外壁塗装にかかる費用の相場は、以下のとおりです。
塗料の種類によって費用が異なります。ご自宅の外壁塗装にいくらかかるか知りたい方は、専門業者に見積もりを依頼してください。
ガルバリウム鋼板の外壁を塗装するときの注意点2つ
ガルバリウム鋼板を塗装する際の注意点は2つあります。
経験豊富な業者に依頼する
ガルバリウム鋼板は、塗料が付着しにくい建材です。適切な下地処理や塗装をおこなわなければ、すぐに塗料がはがれてしまいます。
ガルバリウム鋼板の外壁塗装をする場合は、経験豊富な業者に依頼することが大切です。
複数の業者から見積もりを取る
優良業者に依頼するためには、相見積もりで比較することが重要です。
- 適正な単価設定になっているか
- 作業内容が細かく記載されているか
- アフターフォロー保証があるか
費用や作業内容を比較し、施工実績が豊富な業者に依頼しましょう。
ガルバリウム鋼板の外壁塗装は優良業者に依頼しよう
ガルバリウム鋼板の外壁は、定期的な塗装メンテナンスが必要です。特に赤錆びが発生している場合は、早急に外壁塗装をおこないましょう。
外壁塗装をする場合は必ず相見積もりを取り、優良業者か見きわめてから依頼してください。
なお、ガルバリウム鋼板の屋根を塗装する場合は「ガルバリウム鋼板の屋根に塗装は必要?費用と塗装の注意点2つを紹介」もご覧ください。