2021.1.28

満足できる外壁塗装を行いたい!知っておくべき基本情報と悪徳業者を避けるポイント

 

家を建てて十年ほど経つと、大切に住んでいても経年劣化は避けられません。外壁の劣化が気になる場合、大切なことは信用できる業者に発注することです。しかし、数ある外壁塗装業者から信用できる業者を選ぶのは簡単ではありません。ですが、外壁塗装の相場や外壁塗装に適した時期、作業の工程がわかると、優良業者と悪徳業者の違いに気づきやすくなります。悪徳業者を避けるポイントと、そもそも知っておくべき基礎知識をご紹介します。

外壁塗装の相場の考え方について

最初に外壁塗装の費用相場を紹介します。費用は家の状態や塗装内容によって異なりますが、悪徳業者を避けるためにも相場を知っておきましょう。

40坪の一軒家を例に相場の目安を紹介

40坪の家で外壁塗装工事を行う場合の費用目安は総額で80~150万円程度です。主な工程の内訳は次のとおりです。

足場設置

高所でも安定して作業をするために設置します。

  • 1平方メートル単価 900~1,100円
  • 40坪の足場費用相場 142,200~173,800円

高圧洗浄

外壁のコケやカビなどの汚れを洗い流します。チョーキングや浮きによって不安定な前の塗装をはがす役割もあります。

  • 1平方メートル単価 100~300円
  • 40坪の洗浄費用相場 15,800~47,400円

コーキング

サイディングボードにおけるボード同士の隙間や、モルタル外壁のひび割れ補修などで使われるのがコーキング(シーリング)です。既存のコーキングの上から薬剤を補充する「増し打ち」と、既存のコーキング材をはがして新たに充填(じゅうてん)する「打ち換え」がありますが、ここでは打ち換えの相場を紹介しています。

  • 1メートル単価 700~1,200円
  • 40坪平均相場 70,000~120,000円

下塗り

最初に下塗り塗料で下塗りを行います。下塗りは外壁材と塗料(中塗り、上塗り塗料)との接着力を強めます。

  • 1平方メートル単価 600~900円
  • 40坪の下塗り費用 94,800~142,200円

なお、中塗り・上塗りについては塗料によって異なるので後述します。

さらに、付帯部分の塗装は10~17万円程度を目安に考えます。ほかにも「養生」「諸経費」などが入ってきます。詳細については「40坪の自宅を外壁塗装した場合の費用相場を工程別で教えます!」で紹介しております。

本来、外壁塗装の費用はケースバイケースですが、一般的な相場感を知っておくと見積もりを読む場合や、業者選びの際に役立つでしょう。また、相場観を把握しておくと、早い段階で外壁塗装工事の資金計画が立てられます。

とはいえ、場合によっては思った以上に費用がかかることがあります。相場よりも費用が大きくなるのはどのような場合なのでしょう。外壁塗装の費用が変わる3つの要素について見ていきましょう。

相場が変わる要素1 塗料

塗料には複数のグレードがあり、グレードによって費用が変わります。代表的な3つのグレードの費用相場を紹介します。

ウレタン塗料

主成分がウレタン樹脂の塗料がウレタン塗料です。近年はシリコン塗料の方が人気ですが、それ以前は主流の塗料でした。

  • 1平方メートルあたりの単価 1,800~2,000円
  • 40坪平均相場 284,400~316,000円

シリコン塗料

主成分がシリコン樹脂の塗料がシリコン塗料です。一般にウレタン塗料より価格帯が高いですが、耐久性も向上します。

  • 1平方メートルあたりの単価 2,500~3,500円
  • 40坪平均相場 395,000~553,000円

フッ素塗料

主成分である合成樹脂にフッ素が含まれているのがフッ素塗料です。単価が高く、以前はビルや橋などに使用されていましたが、一般住宅でも徐々に普及してきています。

  • 1平方メートルあたりの単価 3,500~4,500円
  • 40坪平均相場 553,000~711,000円

全体の傾向として、グレードが高いものほど耐久性も高くなります。そのため、1回の外壁塗装においてはグレードを抑えた方が費用を抑えることができますが、生涯で行う外壁塗装のコストで考えると高グレードの塗料を使用した方がお得になるかもしれません。今後も家に長く住むようであれば、生涯コストも含めて塗料グレードを決めるといいでしょう。

※塗料について「外壁塗装の依頼前に知っておきたい4つのこと〜塗料・工法・外壁材・補修〜」で紹介しております。

相場が変わる要素2 住宅の構造

ここまでの費用相場は「40坪」の家を想定して紹介してきましが、ほかの坪数の相場についても見ていきましょう。ここでは、外壁塗装の総額で紹介します。

建坪20~29坪

  • 費用相場 80万円

都市部の住宅地や夫婦で暮らすコンパクトな家をイメージするといいでしょう。

建坪30~39坪

  • 費用相場 100万円

リビングやダイニングのほかに独立した部屋が3つ程度ある家で、一般的な「マイホーム」です。

建坪40~49坪

  • 費用相場 110万円

都市部と比較して土地にゆとりのある地方都市郊外などに多い大きさです。30坪の家と比較して、部屋数が同じでも玄関や収納にゆとりがある家です。

建坪50~59坪

  • 費用相場 120万円

自宅としては大きな規模と言えます。5~6人といった大家族でもゆとりを持って暮らせるでしょう。

また面積以外に、家の構造も費用に関係します。家の構造が複雑だと足場の設置や塗装の手間が増えます。また、家が密集地にある場合も足場の設置や塗装の難易度が高くなるので、作業に時間がかかり費用が割高になる可能性があります。もし見積もりを見て「相場よりも少し高い」と感じることがあれば、詳しく理由を聞いてみるといいでしょう。

相場が変わる要素3 外壁材の種類と外壁の劣化状態

外壁材によって外壁塗装の作業も変わるため費用が変わります。外壁材には「モルタル」「サイディング」「ALC」「タイル」など複数の種類があります。外壁材ごとに特徴と劣化症状が異なります。

例えば「モルタル」「サイディング」「ALC」については「ヒビと欠損」が主な劣化症状です。一方、タイルは「欠け」「はがれ」が主な劣化症状です。

このように、外壁材の種類と状況に応じて外壁塗装の内容が変わってきます。そのうえで、外壁塗装業者に見積もり内容の説明を求めることをおすすめします。それによって、どんな施工を行うのか理解することができるからです。

例えば、外壁材よりも劣化しやすいコーキングの処理はモルタル外壁以外では必須と言えます。一方、モルタル外壁では要不要が分かれます。一般的にはモルタル外壁ではコーキングは使用しませんが、ひび割れの修復でコーキングが使用されているケースではコーキング処理が必要になるからです。

※外壁材について詳しくは「最適の外壁材を選ぼう!外壁材の種類と特徴について」で紹介しています。

見積もりをとる場合に気を付けたいこと

繰り返しになりますが、坪数による費用相場は目安です。相場が変わる要素を把握することである程度の見通しを持つことは可能ですが、最終的には見積もりを取って一つひとつの項目の費用を確認していきます。

ただし、見積もりをとったからといって確実に費用が分かるわけではありません。見積もりが曖昧であったり、不足があったりすると、見積額と最終的な費用に隔たりが生じてしまうからです。残念ながら見積もりの記載方法に明確な決まりはなく、内容を理解するのは簡単ではありません。見積書の疑問点はどんどん質問していきましょう。業者の見積書が読みにくかったとしても、質疑応答の結果納得できれば問題はないはずです。ただし、なかには悪質な見積書もありますので、次のようなケースが紛れていないかを確認できるようにしておきましょう。

  • 見積もりの塗装回数が少ない

通常は「下塗り、中塗り、上塗り」の3回塗りです。塗装回数が1回もしくは2回分しか記載されていない見積もりは手抜き工事の可能性があります。

  • 「見積もり一式」と大雑把な表記

一般的に、費用は1平方メートル単価で算出します。「〇〇一式」といった表記は施工内容が不透明で、実態が見えにくいです。

  • 塗料名や塗装箇所が記載されていない

どの塗料を使うかによって費用が変わるため、塗料名はなくてはなりません。

また、正確に見積もりを出すならば面積も必要です。さらに、付帯部分や雨どいなどが含まれるかどうかを確認するために塗料箇所の記載があるかもチェックします。

見積書をとっただけで安心せず、「見積書をとる際の対応力を見る」「見積書をベースに不明点を質問する」など、外壁塗装業者の質を見極めるために活用していきましょう。

「外壁塗装の見積もりでチェックしたい内訳の金額とは?」もあわせてご覧ください。

※外壁・屋根塗装工事の価格の考え方をより詳しく「外壁・屋根塗装工事の価格の考え方」で紹介しています。また正確な価格を知るためには無料見積もりや診断もご利用ください。

外壁塗装をする時期について

満足度の高い外壁塗装のためには、適切な時期に塗装をすることも重要です。

外壁塗装の時期が重要な理由

一般的には、「前回の外壁塗装から10年以降」が外壁塗装を行う適切な時期だとされています。では10年経過したら任意に塗装時期を選んでいいのかというと、そうではありません。あくまで外壁の状態に合わせて時期を選んでいきます。具体的には、塗装の外壁を守る効力が弱まる時期を選びます。

「早い分には問題ないだろう」と考える人もいるでしょうが、本来塗装が必要ない時期に塗装を行うのは費用がもったいないです。逆に、塗装時期が遅すぎると外壁の劣化が進んで大きな費用がかかってしまうかもしれません。塗装は、塗料が外壁を覆うことで雨風から守っています。塗装が劣化すると、外壁材の浸水や腐敗が懸念されます。外壁材や塗料によって耐用年数は異なるので、以下に紹介します。

外壁材ごとの一般的な耐用年数

5つの外壁材について、耐用年数とメンテナンス頻度を見ていきます。

1 モルタル外壁

  • 外壁材としての耐用年数 30年

メンテナンス頻度は塗料によっても異なりますが、10年前後の間隔が目安です。メンテナンスしないでいるとひび割れやチョーキングなどの症状が現れます。

2 窯業系サイディング

  • 外壁材としての耐用年数 30~40年

メンテナンス頻度は塗料によっても異なりますが、10年程度の間隔が目安です。セメントと繊維が主成分であり、外壁材自体に防水性はありません。塗装が劣化すると浸水が懸念されます。

3 金属系サイディング

  • 外壁材としての耐用年数 30~40年

メンテナンス頻度は塗料によっても異なりますが、10年~15年の間隔が目安です。窯業系サイディングより耐久性が高いのですが、金属ですのでサビが生じる可能性があります。塗装によって水気から外壁を守る必要があります。

4 ALC外壁

  • 外壁材としての耐用年数 60年

メンテナンス頻度は塗料によっても異なりますが、10年~15年の間隔が目安です。ALC外壁は内部に気泡があり、吸水性が高い素材です。塗装が劣化して気泡に水が浸入してしまうと、膨張やひび割れの原因となってしまいます。

5 タイル

  • 外壁材としての耐用年数 40年

タイルは外壁塗装が不要な外壁材とされます。ただしタイル自体は劣化しなくとも、タイルとタイルの接続部分は劣化するため、10年程度でメンテナンスを行いたいところです。

塗料ごとの一般的な耐用年数

代表的な3つの塗料である「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の耐用年数は次のとおりです。

ウレタン塗料 耐用年数 8~10年ほど

シリコン塗料 耐用年数 10~15年ほど

フッ素塗料 耐用年数 15~20年ほど

なお、より高品質な塗料に「セラミック塗料」と呼ばれるものがあります。セラミック塗料を簡単にいうと、劣化に強いセラミック素材が配合された塗料です。セラミック素材は耐用年数が長くなるとされていますが、価格は高めです。セラミック塗料に限らず、高品質な塗料を選択する場合は、価格の妥当性を見極めていきましょう。

タイミングよく塗装を行うためには季節ごとの特徴を把握する

耐用年数に応じた「時期」だけでなく、1年のうちでどの季節(時期)に塗装するのかも大切です。外壁塗装は気温と湿度の制限を受けるため、具体的には下記の気象条件を満たしているときが塗装に適しています。

  • 気温5℃以上
  • 湿度85%未満
  • 上記に加え、降雨時以外

冷え込みが厳しい地域では、冬に外壁塗装ができない場合があります。湿度が高くなる梅雨時期と夏も塗装できない日が多いでしょう。また、ここでいう「降雨」とは雨が降っている最中だけでなく「降雨が予想される場合」も含まれます。

外壁塗装が気象条件の制限を受けるのは、乾燥させることが重要だからです。前の塗装がしっかり乾いたのちに次の塗装を行わないと、塗料の性能が落ちたり不具合が生じたりします。また、雨の日の塗装は乾燥しにくいだけでなく、塗料が雨で薄まってしまう危険があります。

このような理由で、外壁塗装に適した季節は気候が温暖で雨の少ない春と秋です。外壁塗装を検討する際は、春と秋に塗装ができるように逆算して業者探しを始めるといいでしょう。とはいえ、人気ゆえに春と秋は予約が取れない可能性があります。そんなときは、夏と冬に外壁塗装ができるか業者に相談してみるといいでしょう。塗装日程が長くなるかもしれませんが、気象条件に留意しながら塗装を行える可能性はあります。

重要なのは、気温や湿度などによる制限をよく知り、制限を超えない範囲で適切な塗装を行うことができる業者を選ぶことです。なお、夏と冬は繁忙期でないため、費用がお得になることもあります。

「外壁塗装に最適な季節と施工可能な時期」もあわせてご覧ください。

セルフチェックで外壁塗装をタイミングよく行おう

外壁塗装を適切な時期に行うなら、日常的に劣化具合に気を配っておくことも重要です。早い段階で劣化に気がつけば、外壁塗装の準備に早く取り掛かることができます。また、突発的なアクシデントにも気づきやすくなります。

外壁の劣化兆候の多くはセルフチェックが可能です。主なものを紹介します。

  • チョーキング(外壁に触れた場合に手に白い粉がつくこと)
  • 塗膜の「浮き」や「はがれ」
  • クラック(外壁のひび割れ)
  • コーキングの劣化(ひび割れや切れ)
  • 外壁の汚れ、変色、サビ
  • 付帯部分のサビ、はがれ、腐食

セルフチェックで「そろそろ外壁塗装が必要になる」と判断したら、塗装の準備を始めましょう。塗装を行う季節、工事費用の準備などを踏まえながら業者選びに取り掛かります。

「外壁・屋根の塗り替え時期の目安」で詳しく塗り替え時期を自己診断するポイントを紹介しております。

優良業者に外壁塗装を頼むためのポイント

大切な家の塗装を任せるのですから、優良業者に外壁塗装を頼みたいものです。外壁塗装におけるトラブルやトラブルを回避する方法を紹介します。

外壁塗装におけるトラブル

外壁塗装のトラブルは、仕上がりに満足がいかない「施工トラブル」と、料金に納得がいかない「料金トラブル」に大きく分けられます。施工トラブルについては、気になったらすぐに業者に相談することをおすすめします。例えば「色みが違う」「塗りムラがある」といった場合、早い段階の方が対処も業者の責任の追及もしやすいです。

料金トラブルは、塗装についての認識の違いで生じるケースが多いです。見積書にない作業について「言った」「言わない」でもめる、塗装中に施主が求めた要望で追加料金が発生するなどのケースがあります。打ち合わせや作業中の会話はできるだけ書面にする、書面が難しい場合は再度口頭で内容を確認するなどしていくといいでしょう。

良識ある業者なら、仮にトラブルが生じたとしても、アフターフォローで対応してくれるはずです。しかしなかには、トラブルを見て見ぬふりする悪徳業者もいますので、施主は施工の状態をこまめに確認したいところです。

悪徳業者のトラブルは当面表面化しないことも

トラブルで怖いのは、トラブルが表面化しないケースもあることです。色みの違いや塗りムラなど、トラブルの原因が見えれば対応を迫ることができますが、悪意を持って手抜き工事を行い、外壁塗装が終わって数年してからトラブルが発覚することも。いわゆる「悪徳業者」の手口には次のようなものがあります。

  • 本来必要な下地処理を省く
  • 通常3回必要な「塗り」の回数を少なくする
  • 見積書の塗料よりも低いグレードの塗料で塗装をする
  • 技術の無い職人を雇うことで人件費を節約する

上記のような手口が行われると、塗装後2、3年で塗装がはがれたり浮いたりする恐れがあります。そうなって初めて外壁塗装の手抜きに気が付くといったパターンが多いようです。

手抜き工事によって金額を低く設定する場合、一見お得に感じられる点にも注意が必要です。塗装直後は「お得に工事をしてくれてありがとう」とさえ思っている施主もいるかもしれません。

「外装塗装業者とのトラブルを避けるために必要なこと」もあわせてご覧ください。

優良業者の選び方 3つのポイント

満足できる外壁塗装のためには、業者選びを間違えないようにしたいものです。優良業者を選びやすくなるポイントを紹介します。

ポイント1:保険加入の有無

責任を持って外壁塗装を行う業者は、各種保険に加入しています。保険の対象は工事であったり職人(従業員)であったりさまざまです。具体的には「生産物賠償責任(PL)保険」「労働者災害補償保険」などが該当します。

ポイント2:技術力

技術力を塗装以外で判断するのは難しいのですが、いくつか判断の目安があります。1つ目は、塗料メーカーの認定施工店であるかどうかです。認定は取り消されることもあるため、認定を保有していることは信用力の目安になると言えます。

さらに、外壁塗装業者が建設業の許可を取っているか、抱えている職人が各種国家資格を保有しているかということも確認するといいでしょう。許可証や資格を持っていることだけで絶対に安心できるとは言えませんが、これらに注目することで悪徳業者を遠ざけやすくなるはずです。

逆に、許可や資格がなくとも信頼できる業者もあるかもしれません。そういった業者を検討する場合は、次に挙げる「実績」をより重視して判断してください。

ポイント3:実績

施工件数や創業年数などの実績は、外壁塗装業者の質を判断するうえで有効です。ただし実績を水増ししていては意味がありませんので、実績の根拠を求めるといいでしょう。なお、使用する塗料も実績がある大手メーカーの塗料の方が安心できます。オリジナル塗料を使用する場合は、メリットだけでなくデメリットについても説明してもらい、塗料の質を慎重に判断しましょう。

下請け業者が工事する場合の注意点

外壁塗装を依頼した際に、実際の施工は下請け業者が行うことがあります。堅実な仕事をする下請け業者なら問題はなさそうですが、何らかのトラブルが発生した場合に責任の所在が不明瞭になりがちです。トラブルが起こる前から、万が一の場合の責任体制を確認しておくようにしましょう。

また下請け業者に工事を回す場合はマージンが発生します。そのため、直接請負の外壁塗装業者に頼む場合と比較すると、費用が高くなりがちです。「大手のハウスメーカーを通じて塗装を頼む方が安心だから、マージンがかかってもいい」と考える人もいれば、「マージンはない方がいい」と考える人もいるでしょう。マージンが不要と考えるならば、自社施工を掲げる地元の工務店を探しましょう。

なお、訪問販売によるリフォーム工事は、特に下請けに関するトラブルが多いのが実情です。「下請け業者に丸投げして責任を負わない」「契約だけとって塗装しないで逃げてしまう」などの悪徳業者が多数存在するようです。訪問販売で契約する際は誰が塗装を行うのか、責任体制はどうなっているのかを特に念入りに確認しましょう。

※優良業者に外壁塗装を頼むためのポイントは「塗装工事を契約する前に知っておきたい7つの自己防衛策は」「塗装業者の7つの選び方」もあわせてご覧ください。

外壁塗装の流れは?工期と工程について

最後に外壁塗装の工期と工程を紹介します。

外壁塗装の工期と工程

一般的には工期は10日前後で、次のような流れです。

  1. 足場設置
  2. 高圧洗浄
  3. 下地調整
  4. 塗装(下塗り1回)
  5. 塗装(上塗り2回)
  6. 塗装仕上げ・付帯部分の塗装
  7. 最終確認

屋根塗装を同時に行う場合は、外壁と違い見えにくいため点検を念入りに行ったり、水が屋根にたまらないようにする「タスペーサー」という工程があったりしますが基本的な流れはだいたい同じです。

エスケーハウスの外壁塗装の特徴

一般的な工程を紹介しましたが、エスケーハウスの塗装工法には特徴があり、塗りの作業がポイントです。

エスケーハウスの外壁塗装

  • コーキング剤は変色しにくい成分にこだわっている
  • 機械を使わずに手塗りで丁寧に塗装
  • 塗装は下塗りと合わせて4回塗りをしていて一般的な塗装回数よりも多い
  • 軒裏、破風、雨どい、雨戸、戸袋などの付帯部分にも高グレードの塗料を使用

このようなこだわりと丁寧な作業の積み重ねが、多くの施工実績につながっているのでしょう。

※エスケーハウスの外壁塗装について詳しくは「施工の流れ」をご覧ください

 

満足度の高い外壁塗装を行うために自己防衛策と基本知識を手に入れよう

満足度の高い外壁塗装を行うための業者選びには2つのステップがあります。第1に悪徳業者を避け、第2に悪徳業者ではない塗装業者のうちから、より優良業者を選ぶことです。悪徳業者については、自己防衛策を覚えておけばある程度防ぐことができますが、数ある塗装業者のうちから優良業者を選ぶのは簡単ではありません。塗装時期、見積書の確認、塗料選びなども複数の視点が必要になるため、基本知識をつけておくことをおすすめします。そのうえで、無料診断や問い合わせなどを行い、やりとりのなかで信頼できる外壁塗装業者を見つけていきましょう。

弊社は、外壁塗装に関する情報を正直に公開しています。中には外壁塗装業界の不都合な真実もありますが、お客様に優良な業者を選んでもらうために包み隠さずお伝えしているのです。

エスケーハウス株式会社は、おかげさまで南九州地区で売上No.1の実績があります。これも、正直にお客様のご満足と向き合い続けてきた結果だと考えております。

外壁塗装に関する情報は他にもご用意しております。ぜひご覧ください。

外壁・屋根塗装工事でエスケーハウスが選ばれる理由

外壁塗装の相場や時期、業者の選び方などの不安や疑問を解消!

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