都城市A様邸:屋根塗装現場から屋根塗料の耐久性についてお答えします!
みなさんは、塗装が必要な瓦と必要ない瓦があることを
ご存知でしょうか?
そうなんです!!
塗装が必要な瓦と、塗装が必要ない瓦があるのです!!!
まず、塗装が必要ない瓦は、粘土瓦(日本瓦)・陶器瓦です。
粘土瓦や陶器瓦は、
粘土を瓦の形状にし、高温度で焼成して作られています。
もともと色を付けて焼いているので塗装は必要ないのです。
お茶碗や湯飲みなどの素材と一緒だと考えて頂けると
分りやすいかもしれないですね!
次に、塗装が必要な瓦は、
セメント瓦・ガルバリウム鋼板(金属屋根)・コロニアルなどが
あります。
塗料で色づけされているため、月日が経ってしまうと、
紫外線や熱、雨により表面の塗膜が劣化してしまいます。
劣化することによって、
屋根材にひび割れや素材によっては錆などが生じ、それを長年放置していると
その部分から雨水が侵入して雨漏りの原因になります。
そういった劣化を防ぐために屋根塗装(メンテナンス)を
する必要があります。
では、みなさんは屋根塗装の耐久年数は
どのくらいかご存じですか?
屋根が雨や紫外線の影響を直接受ける場所なので
外壁の塗装よりもの
耐久性が短くなるのです!
屋根塗装の耐久年数は、短いもので5~6年、
超耐久性の無機塗料のフッ素樹脂で10年前後ほどと
言われています。
ただ、一部の訪問販売業者や知識のない塗装店などは、
メーカーの試験結果を鵜呑みにして
「15年持ちますよ!」とか「20年持ちますよ!」
とか平気で嘘をついている業者をよく見聞きします。
みなさん、騙されないでくださいね!
フッ素や無機塗料を外壁に施工した場合は、
15年〜20年の耐久性は十分に望めます。
しかし、屋根は雨ざらし日ざらしです。
夏場は屋根の上で目玉焼きができるほど屋根
は高温になるのです。
そんな過酷な状況ですから、実環境下での耐久年数は
メーカーの試験結果の30%〜40%ダウンと思ってください。
屋根の塗装工事の流れとしては、瓦の割れがある部分は
瓦の差し替えや部分補修をしたのち、下地を塗り
下地調整を丁寧に施工していきます。
「白く塗られている場所が下地です。女性の化粧でいうと、
ファンデーションの役割です。下地を滑らかにします」
そして下地調整の際、よくあることですが、
1回塗りで下地調整が不十分な場合があります。
そういった場合は、
もう一回下地を塗ります。
つまり下地を2回塗りします。
そして上塗りを2回塗ります。
「超耐朽性の屋根塗料を手塗りで丁寧に2回塗っていきます。」
そうです。合計4回塗りすることも
よくあることなのです。
現場はメーカーの教科書(施工要領書)
通りにはいかないことも多いのです。
私たちはこういったケースでも追加料金は
一切頂きません。
1、当たり前の施工を当たり前に行うこと!
2、当たり前の知識をお客様に伝えること!
塗装業界にはその当たり前ができない業者が多すぎます!
ですから、私たちは日々この当たり前のことを
お客様に正直に丁寧にお伝えし、塗装業界が少しでも
良くなっていくことを願っています。
屋根はお客様がご自分でご覧になる
機会がなかなかありません。
ひび割れなど気づかないまま放置を続けていると、
雨漏れの原因に繋がる恐れがあります。
是非、ご気軽にメンテナンスのご相談をください。