昨年の台風でバルコニーの軒天が剥がれてしまい、まずハウスメーカーに問い合わせました。
その方から塗装工事のメンテナンスも一緒にしたほうがいいと言われて考え始めました。
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昨年の台風でバルコニーの軒天が剥がれてしまい、まずハウスメーカーに問い合わせました。
その方から塗装工事のメンテナンスも一緒にしたほうがいいと言われて考え始めました。
施工内容 | バルコニー改修、外壁・屋根塗装工事 | 施工期間 | 3週間くらい |
---|---|---|---|
築年数 | 20年位 | 建坪 | 35~40坪 |
工事費用 | 160~180万円 | 保証年数 | 塗膜ふくれ・剥離保証 外壁:10年、屋根:3年 |
― 工事前点検 ―
問い合わせをいただき、現場調査にお伺いしたところバルコニーの軒天部分が腐食していました。
下記写真で分かる通り、中の木材も腐食しているようなので、長年にわたり雨水が外壁内部に侵入している可能性が非常に高いです。
このような場合、雨水が浸入する原因は複数考えられます。
1.目地部分(シーリング)
2.バルコニー外壁割れ
3.バルコニー床
4.笠木部分
5.飾り部分
1.目地部分
皆さんのお住いの外壁目地部分にはコーキングと呼ばれるものがあり、これは
防水や外壁の振動・伸縮を緩和する重要な役割をしているものです。
このコーキングが築年数を経ていくうちに、硬くなり下記写真のようにひび割れや剥がれが発生します。
この症状が発生すると、大雨や横風時に水が浸入し易くなってしまいます。
2.バルコニー外壁割れ
外壁は紫外線や雨風にさらされ続け、
私たちの目に見えない規模で外壁は伸縮・膨張を繰り返しているのです。
その動きに外壁が追従できずにひび割れが発生してしまいます。
当然、ひび割れが発生しているところから雨水が浸入し易くなっていしまうのです。
3.バルコニー床
バルコニー床は大量の雨が溜まりやすくなっているところです。
ひび割れや表面塗膜の劣化により防水機能が低下すると雨水を浸透しやすくしてしまいます。
水がたまると常に浸透させてしまうことになります。
4.笠木部分
笠木は、雨水や紫外線から壁を守る傘のようなものです。
豪雨時、下から吹き上げてくる雨水などが笠木の継ぎ目から浸水することがあります。
笠木は水平に近いため内部に入り込んだ雨水はなかなか排出されません。
放っておくと笠木の下地木材が腐朽し、壁伝いに雨水が流れてしまいます。
5.飾り部分
1.目地部分と重なりますが、飾りの周りにはコーキングが打ってあります。
そこがひび割れが発生していると雨水が浸入し易いのです。
以上の箇所より浸入した雨水が浸入し、重力に従い下へ下へと流れていきます。
そしてバルコニーの床下に水が溜まった状態になります。
長期間に渡り水がたまっていると、当然中の木材が腐食を早めていくのです。
― 工事の提案 ―
今回のお客様宅では、バルコニーのFRP防水の塗膜ひび割れ等の劣化は見られなかったので、
弊社は劣化したシーリングからの水の侵入と判定しました。
飾りや帯等のシーリングが施工してある箇所をなるべく少なくするよう撤去し、
腐食した木材やクラックが発生している外壁の改修工事、外壁・屋根の塗装工事をご提案させていただきました。
- 工事の様子 -
まず、バルコニーの改修工事を行いました。
外壁・軒天・帯・飾り等撤去→木材補修→防水シート張り→笠木部分の補修→外壁・軒天張り→笠木取付→完成
木材が腐食している部分の取替えや外壁・飾り・帯を撤去し、新しく外壁を貼り付けました。
その後、塗装工事に移行します。
足場仮設→外壁・屋根洗浄→シーリング→下地(外壁・屋根)→上塗り(外壁・屋根)→付帯部→完成
シーリング撤去-打ち直し
●既存状況
全体的にひび割れや剥がれが起こっていたので目地部分はすべて打ち直しをしていきます。
●シーリング撤去
●プライマー塗布
●シーリング打ち直し完成
材料:オートンイクシード(オート化学)
屋根下地-上塗り
●屋根下地
材料:マイルドシーラーEPO(エスケー化研)
●上塗り×2回
材料:エスケ-プレミアムルーフSI(エスケー化研)
外壁下地-上塗り
●外壁下地
材料:ハイブリットシーラーEPO(エスケー化研)
●外壁上塗り×2
材料:プレミアムシリコン(エスケー化研)
1回目
2回目
付帯部などを塗装し、養生撤去・清掃
足場解体、最終チェックをした後に完工しました。
-完工写真-
こだわりのモノクロ色のきれいなお宅ができました♪
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