誰でも簡単!塗り替え時期10の自己判断チェック
塗り替え時期を自己診断するポイント
最近、訪問販売業者の電話や飛び込み訪問、
近所の塗装屋のポスティングチラシ、ハウスメーカーからのダイレクトメール。
断っても、断っても次から次に訪れる住宅塗替えの勧誘・・・。
一体全体なぜ?「私の住まいの外壁や屋根はどうなってしまったのだ?」
今、きっとあなたは不安を抱えていらっしゃるのかもしれません。
そして、上記のような出来事で外壁・屋根の現状を真剣に考え始める方が多いようです。
でも、けして訪問販売業者や毎日のように飛び込んでくるチラシを鵜呑みにしないでください。
実は、訪問販売業者等の悪徳業者や利益追求型の塗装会社は、
まだ塗替え時期でないお宅にも勧誘の魔の手を差し伸べます。
事実、
- ほんの少し北側に発生した青カビ。
- 塗膜の表面だけに発生した問題のない小さなヒビ割れ。
- 少しだけ新築時より艶が無くなった?
酷いケースだと、築1年〜3年のお宅にも勧誘に訪れているようです。
- ほんの少し発生した青カビなら、植物性の安全なバイオ洗浄で滅菌除去できます。
- 塗膜の表面に発生した防水性に問題のない小さなヒビ割れなら部分補修で対応できます。
- 新築時より少しだけ艶が無くなった気がなる?これも塗膜に問題なければ大丈夫です。
にもかかわらず、大袈裟にあなたの恐怖を煽り、
あなたの大切なお金を奪おうとします。
もうこれはオレオレ詐欺と変わらないくらい質の悪い業者です。
ですから、本当に塗替えが必要なのかどうか、
まずは自己診断できる10の症状チェックで、
現在の外壁の状況をあなたが見て触ってご確認してみてください。
簡単なチェック方法ですので、すぐに実践できるはずです。
このような症状が出ていませんか?〈外壁の塗り替え時期〉
症状チェック1:外壁を触ると手に白い粉がつく
この症状はチョーキングともいい、
塗膜の樹脂成分や顔料成分が太陽の紫外線、水、熱などによって分解され、
手で触れると粉上になった塗料の成分が白く手につく現象のことをいいます。
この症状は、塗膜の劣化が進行しているサインです。
放っておくと、お住まいの保護機能を著しく低下させ、変色やはくり、漏水により、
大切な住まいを傷める危険性があります。
※施行としては、すぐに塗替えの必要の無い軽度のものから、
すぐに塗替えの必要な重度のものがあります。
症状チェック2:塗膜の浮き
塗膜が浮いてくると、表面上は連続的な塗膜になっているため、
小さなものだと一般の方は発見しにくい場合があります。
原因は、前回の塗装の際の下地の処理が不十分なため密着不良を起こしている、
もしくは経年劣化による雨水の浸入等が考えられます。
こういった症状が出てくると、空気の移動や雨水の浸入により、
外壁の表面、内部両方を腐食させ大切な住まいを傷める危険性があります。
※施行としては、部分的に補修可能なもの、
または全体的に塗替えの必要なものがあります。
症状チェック3:塗膜のはがれ
塗膜が剥がれてくると、
露出した下地が酸性雨や空気と直接接触することになり、
下地の劣化がどんどん促進され、
漏水や鉄部、木部等の腐食を起こしてしまいます。
原因としては、
前回の塗装の際の下地処理が不十分なため密着不良を起こしている、
または経年劣化による雨水の浸入等が考えられます。
建物の寿命を縮めてしまう前に補修する必要があります。
※施行としては、部分的に補修可能なもの、
または全体的に塗替えの必要なものがあります。
症状チェック4:ヒビ割れ(クラック)
ヒビ割れ、クラックとも言います。
原因は、温度変化や湿気乾燥の繰り返しにより生じます。
大きなヒビ割れによっては、そこから漏水や腐食が進行し、
症状が酷いお宅だと腐朽菌、シロアリの発生により、
大切なお住まいの寿命を縮めてしまう危険性があります。
※施行としては、部分的に補修可能なもの、
または全体的に補修が必要なものがあります。
症状チェック5:コーキングの切れ
築年数がある程度経過してくると、
サイディングの目地のコーキング部分がヒビ割れや切れが発生します。
そういった所をそのまま放っておくと、その部分から酸性雨が侵入し、
壁の内部の方から痛みが進行してしまう危険性があります。
※施行としては、部分的に補修可能なもの、
または全体的に補修が必要なものがあります。
症状チェック6:微生物汚染(かび・藻の発生)
かび(藻)は建物の美観を損ねるだけでなく、
小さな子供、体力の無いお年寄り、またはアレルギー体質の方等、
人体への悪影響を及ぼします。
もちろん、塗膜の防水機能も低下させます。
これらの微生物汚染はかび・藻の両方を滅菌処理することで
効果的に抑制することができます。
※施行としては、バイオ洗浄で対応できるもの、
経年劣化により全体的な塗替えが必要なものがあります。
症状チェック7:変色・さび
屋根は雨ざらし日ざらしになる場所です。
また夏場ですと生卵を落とせば目玉焼きが出来るほど温度が上がります。
ですから、外壁に比べると1.5倍劣化スピードが早いです。
変色、さびにより防水機能が低下すると雨漏りの原因にもなりかねません。
※施行としては、この症状がでると屋根の場合、
全体的な塗替えのケースが多いです。
症状チェック8:木部・鉄部の剥がれ、さび
鉄部部分や木部分耐久年数は、外壁部分より短くなります。
ですので、一旦痛みが加速すれば短期間で腐食してしまいますので
早めのお手入れが必要です。
※施行としては、部分的な施行を早めに行ってあげることが望ましい。
症状チェック9:塗膜の汚れ
塗装の目的は大きく分けて2つあります。
1つは建物の保護機能、もう一つは建物の美観です。
経年により大気中のほこりが原因で雨だれによる汚れが発生します。
このような症状を放置すると、チョーキング、色あせ、剥がれ、塗膜の劣化、
かび・藻の発生、ヒビ割れ等の症状を益々加速させてしまいます。
そうすると、大切な住まいの寿命を縮める原因にもなります。
※施行としては、部分的に施行可能なもの、
または全体的に施行が必要なものがあります。
症状チェック10:変退色(急激な色あせ)
塗装の膜そのものの色あせです。
このような変色や色あせが発生すると建物の保護機能が低下し、
放っておくと建物の下地の劣化、雨漏り等の原因に繋がります。
建物の寿命を縮めるまえに早めのお手入れが必要です。
施工としては、この症状があった場合、全体的な塗替えのケースが多いです。
いかがでしたでしょうか?
まずはお時間のあるときにあなたのお住まいの外壁を
上記の自己診断チェックに当てはめて
「本当に今すぐ塗替えが必要なのか?」を観察してみてください。
そして、症状によっては、
全体的なお手入れが必要なケースもありますし、
築年数の浅いお宅ですと、
部分的な処置で可能なケースもあるのです。
ですから、安易に訪問業者や
悪徳ブローカー(丸投げ業者)の勧誘に応じず、
一度お問い合わせ頂けると
良いアドバイスが出来るかもしれません。
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よく調べたら10年しか 耐久年数が無い塗料だった・・・」 - 「工事業者が不具合に全く対応してくれない」
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