足場の設置と高圧洗浄、下地補修が終わったら屋根塗装をしていきます。
外壁よりも先に屋根を塗装する理由は、塗料が重力で落下して壁を汚さないようにするためです。
必ずしも屋根が先とは限りませんが、屋根と外壁が近い場合は外壁の養生作業が必要となるため手間と時間がかかります。
工事費用を抑えるためには効率の良さを求められるため、外壁よりも屋根から塗装する場合が多いです。
屋根の塗装には基本的に3つの工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
耐久性を高めるためにいずれも欠かせない作業です。
屋根の下塗り
まずは屋根を下塗りしていきます。
下塗りに使った塗料はKFケミカル株式会社が販売する透明な塗料「KFマイルドシーラー」です。
中塗りと上塗りで使う「セミフロンルーフ」の性能を高める下塗り塗料です。
下塗りをすることで中塗り塗料との密着性が上がり、剥がれにくさが向上します。
屋根の中塗り(仕上げ1回目)
下塗り後は「セミフロンルーフ」というKFケミカル株式会社の仕上げ塗料で中塗りを行っていきました。
色は「スレートブラック」で、黒に近いです。
今回のお家の屋根は凹凸が多いため、小さな隙間も漏れなく塗装していきます。
中塗りは基本的に上塗りと同じ塗料を使うため仕上げ1回目と呼ばれることもあるでしょう。
屋根の上塗り(仕上げ2回目)
中塗りが終わったら、最後の仕上げとなる上塗りです。
塗りムラがないよう丁寧に塗っていきます。
光の具合で少し明るく見えますが、中塗りと同じ「セミフロンルーフ」を使っています。
同じ塗料を2回も塗る理由は、耐久性を上げるためです。
1回だけの塗装だと耐用年数が数年しかありませんが、2回塗ることで仕上げ塗装が2層となり、高い耐久性を実現できます。
以上の工程が屋根塗装です。
次は外壁の塗装作業に移ります。