今回は、外壁のシーリング補修を紹介します。
シーリングとは、サイディング外壁の目地に埋め込まれているゴム状の素材です。
外壁材同士の衝撃をやわらげたり、隙間から雨が侵入したりするのを防止する役割があります。
色は白が多いですが、グレーや黒もあります。
また、塗装によって外壁材と見分けがつきにくくなっているケースもあるでしょう。
サイディング外壁の目地にあるシーリングを剥がす作業
補修前のシーリングは、上記のように目地の奥にある青いテープが露出していました。
このまま放置すれば内部に雨が侵入して外壁材全体を腐食させてしまいます。
最悪の場合は雨漏りの心配もあるでしょう。
まずはボロボロになったシーリングをカッターで剥がしていきます。
サイディングボードを傷つけないよう慎重に剥がしていきました。
サイディング外壁の目地にシーリングを充填する作業
すべて剥がしたら、目地の両端にマスキングテープを貼って外壁材が汚れないようにしてから、穴に新しいシーリングを充填していきます。
写真の右側にあるのはコーキングガンと呼ばれる道具で、シーリングを打ち出す機能があります。
シーリングは乾燥する前は粘り気がある液状になっているため隙間に塗り込むようにして充填しました。
充填したシーリングをヘラで平らにする作業
充填したままのシーリングは凹凸が激しいためヘラで平らにします。
ヘラで平らにした後にマスキングテープを剥がすと、上記の写真のように目地が美しく仕上がりました。
シーリングは1〜3日ほど乾燥させます。
乾燥する前にさわるとへこんだり削れたりするため耐久性が低下するでしょう。
シーリングを乾燥させているあいだに屋根塗装を行っていきましょう。