外壁のシーリング補修をしたあとは、セメント瓦の屋根を塗装していきます。
セメント瓦屋根の塗装は以下の3つの工程が必要です。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
他の屋根材でも似たような手順となるため、流れは覚えておくと良いでしょう。
セメント瓦屋根の下塗り作業
エスケー化研の屋根用塗料「マイルドシーラーEPO」でセメント瓦の下塗りを行っていきます。
セメント瓦は粘土瓦と違って耐久性が低く、10年に1度のペースで塗装メンテナンスが必要です。
下塗りをしないとこの後に使う中塗りや上塗り塗料が密着せずに剥がれやすくなってしまうでしょう。
セメント瓦屋根の中塗り作業(仕上げ1回目)
下塗りをしたら次は中塗りです。
中塗りと上塗りではエスケー化研が販売する「エスケープレミアムルーフSi」というシリコン塗料を使っています。
耐用年数が7〜9年程度ある人気の屋根塗料です。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
同じ塗料を2回塗ることで塗装の耐久性を確保しているのです。
セメント瓦屋根の上塗り作業(仕上げ2回目)
中塗りと同じ塗料で上塗りも行います。
使っている色は「セピアブラウン」という茶色系ですが、光の加減によってグレーに見えています。
屋根の見た目に直接影響するのはこの上塗り部分です。
瓦は凹凸が多いため塗り忘れが発生しやすいです。
1枚1枚を丁寧に塗ることでムラや塗り忘れを防止しました。
瓦だけではなく棟(むね)といった役物も塗装していきます。
棟は屋根の頂点にあり、隙間から雨漏りがしないようにする役割があります。
ここまでが、「エスケープレミアムルーフSi」を使った屋根塗装の工程です。
今回の塗装でセメント瓦はさらに10年弱はもちます。
また10年たったころにメンテナンスすれば瓦の耐用年数を長く保てるでしょう。