今回は外壁のシーリング作業を紹介します。
シーリングとは、サイディング外壁の目地などに充填しているゴム状の素材です。
乾燥する前は液体状で、乾燥するとゴムのように変質する特徴があります。
シーリングの役割は外壁材の衝撃緩和と、目地への雨水の侵入防止です。
作業工程を逐一チェックしていきましょう。
既存シーリングの撤去作業
※目地のシーリングを撤去した様子です
最初に行うのは、既にあるシーリングの撤去です。
シーリングは劣化すると剥がれたりひび割れしたりします。
衝撃の緩和や目地の穴埋めといった機能が失われているため、交換が必要です。
プライマーの塗装
※目地にプライマーを塗装している様子です
シーリングの撤去後は、目地にプライマーを塗装します。
プライマーとは、シーリングが剥がれないように密着性を高めるための透明な下塗り材です。
プライマーを塗装しないと、せっかく充填したシーリングがすぐに剥がれてしまうでしょう。
シーリングの充填作業
※シーリングを目地に充填している様子です
プライマー塗装を終えたらいよいよシーリングの充填作業です。
シーリングガンと呼ばれる道具でシーリング材を押し出して目地を埋めていきます。
シーリング補修完了
※シーリング部が完成した様子です
充填したシーリングはそのままだとでこぼこしているため、ヘラで平らに仕上げていきます。
平らに仕上げた後にマスキングテープを剥がして、1日以上は乾燥させました。
シーリングは完全に乾燥するまでに1〜3日はかかります。
乾燥する前に塗装してしまうとひび割れといった施工不良につながるため、業者がシーリング施工後にすぐ塗装していないか注意しておきましょう。
次回は、ガルバリウム鋼板屋根を塗装している作業風景を紹介します。