今回はコロニアル屋根の塗装作業を行っていきました。
コロニアル屋根は「スレート」や「カラーベスト」とも呼ばれ、住宅の屋根材で特に人気がある種類です。
コロニアル屋根の塗装には以下の3つの工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
各工程を写真でチェックしていきましょう。
コロニアル屋根の下塗り工程
※上半分の黒っぽい部分が下塗り
コロニアル屋根では透明な下塗り材を使うことが一般的です。
今回も透明なシーラーを利用しました。
下塗りをしないと新しく塗る塗料が屋根に密着しにくいです。
密着しないと、15年の耐用年数がある塗料でも1〜3年程度で剥がれてしまうでしょう。
また、コロニアル屋根の場合は下塗り後にタスペーサーを差し込む場合があります。
タスペーサーとは、コロニアル屋根が結露や雨漏りしないように、水が流れる隙間を作る道具です。
タスペーサーは、一度入れておけば塗装後に抜く必要がなく、半日〜1日ほど工期を短縮できます。
利用しない場合は上塗り後に「縁切り」と呼ばれる工程が発生します。
コロニアル屋根の中塗り工程
※コロニアル屋根の中塗りの様子
下塗りを完了したら中塗りです。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
今回は濃い色の屋根塗料を使って塗装していきました。
屋根の色は黒に近いほど見栄えが良くなる傾向があります。
色選びで迷ったら黒に近い色を選べば大きな失敗は避けやすいでしょう。
ただし、遮熱塗料と呼ばれる省エネ商品を使う場合は白に近いほうが効果的です。
太陽光を反射する塗料のため、黒よりも白に近いほうが日光の反射率が高くなるためです。
コロニアル屋根の上塗り工程
※コロニアル屋根の上塗りの様子
中塗りを完了したら上塗りをします。
タスペーサーを使わなかった場合は、上塗りの乾燥後に「縁切り」作業を行う必要があるでしょう。
以上がコロニアル屋根の塗装です。
次は外壁の塗装を紹介します。