今回はスレート屋根を塗装する様子を紹介していきます。
スレート屋根とは、セメントや岩盤で作る板状の薄い屋根材です。
安価で施工しやすく、日本の住宅では特に人気が高いです。
コロニアル屋根の塗装では3つの作業が必要です。
- 下塗り作業
- 中塗り作業
- 上塗り作業
写真と一緒に、それぞれの工程を確認してみましょう。
スレート屋根の下塗りです!
※ぬれて黒く見える部分が下塗り
いきなり仕上げ塗料を塗ってしまうと屋根の塗装は数年で剥がれてしまいます。
そのため、透明な「シーラー」と呼ばれる材料で下塗りをしていきました。
今回は「KFマイルドシーラー」と呼ばれる、KFケミカル株式会社の製品を使いました。
スレート屋根の中塗りをしました!
※スレート屋根の中塗り後の様子
下塗りをしたらいよいよ仕上げ塗料の出番です。
仕上げ塗料は中塗りと上塗りの2回塗りが必要です。
1回だけしか塗らないと塗膜が十分な耐久性を確保できずに剥がれやすくなるでしょう。
中塗りは上塗りと同じ塗料を使います。
今回は「セミフロンルーフ」と呼ばれるKFケミカル株式会社の製品を利用しました。
天気が良くて気温が高ければ中塗りは1日以内に乾きます。
人手があれば、午前で中塗りをして、午後に上塗りをすることも可能でしょう。
また、屋根用塗料には遮熱塗料と呼ばれる種類があります。
光による熱の発生を抑制する機能があり、夏場の冷房費用を節約できるメリットがあります。
スレート屋根の上塗りの様子です!
※スレート屋根の上塗り作業の様子
最後は上塗りをしていきます。
上塗り後は屋根にあがると足跡が残ってしまうため、仕上がり後の場所はできるだけ踏まないようにします。
しかし、スレート屋根の場合は雨漏り防止用の隙間を作らなくてはいけないため、塗装後に屋根にあがって隙間を作る「縁切り」という作業を行います。
タスペーサーと呼ばれる道具を使えば仕上がり後の足跡を防止できるため、きれいに仕上げたい場合はご相談ください。