シーリングの補修後は、屋根塗装の解説をしていきます。
今回塗装するのはコロニアル屋根です。
コロニアル屋根とは、ケイミュー株式会社が販売しているセメント系の板状素材です。
「カラーベスト」「スレート材」などと呼ばれます。
コロニアル屋根は軽量で機能性が高く、価格が安いメリットがあるため住宅の多くで利用されています。
コロニアル屋根の塗装では以下の3工程が必要です。
- 下塗り作業
- 中塗り作業
- 上塗り作業
工程ごとに写真でチェックしてみましょう。
コロニアル屋根を「KFマイルドシーラー」で下塗りしました!
※シーラーで濡れて暗く見えている部分が下塗り
今回の工事では「KFマイルドシーラー」というKFケミカル株式会社の製品を使っています。
塗装する前の屋根は吸湿性が高いためにそのまま仕上げ塗装をすると施工不良を引き起こします。
また、密着性が不足しているため下塗りをして中塗りの付着力を高める必要があるのです。
DIYをする場合に下塗りをせずに塗装する方がいらっしゃいますが、ほとんどは数年で剥がれてしまうでしょう。
コロニアル屋根を「セミフロンルーフ」のスレートブラックカラーで中塗りしました!
※コロニアル屋根の中塗りの様子。右側の暗い部分が塗装済み
仕上げ塗料を使って塗装をしています。
仕上げ塗料は中塗り、上塗りの2回塗りが必要です。
1回塗りにしてしまうと厚みが不足して耐用年数が短くなるためです。
コロニアル屋根を「セミフロンルーフ」のスレートブラックカラーで上塗りしました!
※コロニアル屋根の上塗りの様子
最後は上塗りです。
見栄えに影響を与えるもっとも重要な工程ですので、丁寧に塗装していく必要があります。
屋根塗装が終わったら、次は外壁塗装の紹介です。