宮崎市の本郷にある60坪のアパートで屋根の塗り替えをした工程を紹介します。
今回塗装するのはスレート屋根です。
セメントを主材として作られた屋根材で、軽量かつ安価で耐久性が高い人気の素材です。
スレート屋根の塗装は高圧洗浄をのぞけば3工程となります。
- 下塗り
- 仕上げ1回目(中塗り)
- 仕上げ2回目(上塗り)
以下では各工程を写真付きで紹介していきます。
スレート屋根を下塗りしています!
※屋根の下塗りをしている様子
スレート屋根を、透明なシーラーで塗装していきます。
シーラーとは、重ね塗りする塗料の密着性を高める下塗り材です。
この後の仕上げ塗装を剥がれにくくする役割があります。
無色の塗装は一見すると無意味に思えますが、瞬間接着剤のような透明な素材を塗っていると考えてもらえばいいでしょう。
スレート屋根を中塗りしています!
※中塗りをしていく様子
下塗りが完了したら次は中塗りです。
中塗りでは、狭い隙間を先にハケで塗装してから全体をローラーで塗装します。
こうすることでハケのわずかな塗りムラをローラーで見えにくくできます。
また、スレート屋根の場合は中塗りの前にタスペーサーを取り付けることがあります。
タスペーサーとは、最終工程である「縁切り」を回避するための道具です。
縁切りは、スレート屋根の内部が腐食しないよう、必要な隙間を作る工程です。
縁切り作業は上塗り後におこなうため、せっかく塗装した屋根に足跡を残してしまいます。
足跡を残さないために、事前にタスペーサーを設置して縁切り作業を省略するのです。
スレート屋根を上塗りしています!
※屋根の上塗り完了の様子
最後に屋根の上塗りをおこなったら今回の屋根塗装は完了です。
次回は外壁塗装の紹介をしていきましょう。