宮崎市の大橋にある住宅で屋根の塗装工事をしたので紹介していきます。
今回塗装したのはスレート屋根です。
スレート屋根は、セメントを材料として作られた軽量かつ安価な屋根材です。
「コロニアル」や「カラーベスト」の別名でも呼ばれています。
スレート屋根を塗装する場合、以下の工程が必要です。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
下塗り〜上塗りの工程を写真でチェックしていきましょう。
スレート屋根の下塗り段階
※下塗り塗料の様子
濃い赤の部分が下塗りです。
板金といった金属部分は錆びるため、まず錆止め塗料を使います。
一方でスレート材はセメントが原料ですので錆びません。こちらはシーラーと呼ばれる下塗り材で塗装していきます。
下塗りをしないと錆びやすくなったり塗装が剥がれやすくなったりするため、重要な工程となります。
スレート屋根の中塗り段階
※中塗りの様子
もともと赤い屋根でしたので、希望によりそのまま赤系の塗料で中塗りをしていきます。
今回のスレート屋根は表面に小さな凹凸があるため塗りそこねがないよう丁寧に塗装していきました。
また、スレート屋根の端には隙間があるためローラーが入らず、ハケで塗っていきます。
スレート屋根の上塗り段階
※上塗りの様子
中塗り後は上塗り作業です。
上塗りでは中塗りと同じ塗料を使います。
最後の工程であり、仕上がりの美しさを決める段階のため隙間までしっかりと塗装していきます。
スレート屋根の場合、塗装後に縁切り作業を行います。
縁切りとは、雨漏りを防止するためにスレートに隙間を作ることです。
塗装によって埋まってしまった隙間を、「皮すき」と呼ばれるヘラや、カッターを使って作り直します。
縁切り作業をしたら屋根塗装は完了です。