今回は、宮崎市の大字恒久にある住宅で瓦屋根の塗装をしていきます。
塗装したのは赤い洋瓦の屋根です。
瓦屋根は材質によっては塗装不要な場合もあります。
主に、陶器瓦や粘土瓦と呼ばれる素材であれば塗装は不要です。
しかし、今回のようにセメントやコンクリートで作られている製品ですと塗装しなければ劣化が早くなってしまうでしょう。
ご自宅の瓦がセメントか、陶器かはひと目見ただけではわからないこともあります。
無料見積もりの際に、塗装が必要かどうかを業者にチェックしてもらうことをおすすめします。
セメント瓦の塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3工程が基本です。
工程ごとに写真付きで詳しく解説していきます。
赤い瓦屋根の下塗り
※屋根を下塗りしている様子
濃い赤に見える部分が下塗りです。
下塗り材は透明なーシーラーを使います。
色が濃く見えているのは、濡れているためです。
下塗りをすることで、次工程である中塗りの塗料が密着して剥がれにくくなります。
赤い瓦屋根の中塗り
※屋根を中塗りしている様子
もとの屋根に近い赤色で塗装していきます。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使うのが基本です。
同じ塗料を2回塗ることで、塗膜の厚みを確保し、高い耐久性を発揮できるのです。
赤い瓦屋根の上塗り
※屋根を上塗りしている様子
最後は上塗り作業です。
ここまで来ると、もとの瓦屋根の色あせは完全に見えなくなり、光沢がある屋根を取り戻します。
実は、塗料の光沢は調節ができます。
ツヤの種類が最大で5種類あります。
ツヤありとツヤ消しのほか、3割・5割・7割だけツヤを消した塗料もあります。
塗料の種類によっては特定のツヤしかない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。