今回は、宮崎市の大字恒久にある住宅で窯業系サイディング外壁の塗装をしていきます。
以前おこなったシーリング補修の材料が乾燥したため、いよいよ外壁の塗装ができます。
外壁の塗装も、屋根同様に3工程です。
今回のお宅では不規則な凹凸がある模様のため、塗りそこねがないよう丁寧に塗っていく必要があります。
各工程を画像つきで紹介していきましょう。
サイディング外壁の下塗り
※サイディング外壁を下塗りしている様子
最初は下塗りからおこないます。
窯業系サイディングに使う下塗り材は、厚塗り塗料が多いです。
厚塗りすることで小さな傷や凹凸模様まで塗りつぶせるため作業性が高く、工期を短縮して人件費や工事費を抑えられるのです。
サイディング外壁の中塗り
※サイディング外壁を中塗りしている様子
下塗りが乾燥したら中塗りです。
下塗りの乾燥には最低でも3〜4時間はかかります。
天候が悪かったり気温が低かったりすると1日かかる場合もあるでしょう。
なお、原則として中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。
サイディング外壁の上塗り
※サイディング外壁を上塗りしている様子
中塗りを完了したら上塗り工程です。
上記の写真は、中塗り写真とは塗装場所が異なるため色が違います。
まれに、中塗りや上塗りの塗料を薄めて使う悪徳業者がいます。
もともと、塗料は水やシンナーを5〜10%混ぜないと塗装不良が起こりやすいです。
しかし、20%をこえて希釈するような塗料は少なく、30%を超えると薄めすぎとなるでしょう。
薄めすぎた塗料は垂れやすくなり、色むらができたり耐久性が低下したりします。
塗装の知識がない人が悪徳業者を見抜くのは難しいですが、いきなり家に訪問してきて営業トークをするような業者は避けたほうがいいでしょう。