姶良市にある平屋の住宅で屋根の塗装工事をしたので紹介していきます。
今回塗装したのは瓦屋根です。
瓦屋根には主に2種類があります。
- 塗装が必要な瓦
- 塗装が不要な瓦
塗装が必要な瓦とは、セメント瓦やコンクリート瓦です。
塗装が不要な瓦とは、粘土瓦です。
セメントやコンクリート製の瓦は水を吸収してしまい劣化するため塗装をしなければ耐久性を維持できません。
また、耐久性には問題なくても見栄えが悪いという理由で粘土瓦を塗装する方もいます。
その場合、塗装が剥がれる10年おきに塗り替えが必要となるでしょう。
瓦屋根の塗装には以下の3工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
今回は、3つの工程を写真付きで紹介していきましょう。
瓦屋根の下塗り
※瓦屋根を下塗りする様子
色が濃い部分が塗装した場所です。
下塗りは、仕上げ塗料の密着性を高めるためにおこないます。
下塗りをしないと仕上げ塗装がすぐに剥がれてしまうでしょう。
瓦屋根の中塗り
※瓦屋根を中塗りする様子
仕上げ塗装の1回目です。
仕上げ塗装は2回おこなうことで耐久性を高めます。
工事完了時とほとんど同じ見栄えとなるので、この段階で仕上がりの色が確認できます。
瓦屋根の上塗り
※瓦屋根を上塗りする様子
仕上げ塗装の2回目です。
今回の瓦屋根は複雑な形状をしているためローラーでは塗りにくく、下塗り段階から吹き付け塗装をしています。
吹き付け塗装とは、塗料を空気と一緒に噴射して均等に塗装する方法です。
ローラーやハケで塗装するよりも仕上がりが美しくなるメリットがあります。
ただし、塗りムラがない吹き付け塗装をするには熟練の技術が必要です。
技術のない職人が塗装すると見栄えが悪くなったり塗料が流れたりするおそれがあるでしょう。