姶良市にある平屋の住宅でモルタル外壁を塗装した工事の紹介をしていきます。
前回は屋根を塗装したので、今回はモルタル外壁の塗装風景を解説していきます。
基本的に屋根から塗装を開始しますが、住宅の構造によっては外壁を先に塗る場合もあるでしょう。
外壁の塗装も、屋根同様に3つの工程から成り立ちます。
モルタル外壁の下塗り
※モルタル外壁を下塗りしている様子
サーフェーサーと呼ばれる下塗り材を塗装していきます。
サーフェーサーは厚みのある下塗り材で、小さな傷やひび割れを埋めつつ、凹凸がある外壁でも塗り漏らしを避けやすいメリットがあります。
今回の住宅ではひび割れが目立ちましたので補修もおこなっています。
モルタル外壁の中塗り
※モルタル外壁を中塗りしている様子
濃い色が中塗りをしている部分です。
中塗りは、上塗りと同じ材料を使います。
理由は、仕上げ用塗料は2回塗らないと十分な性能を発揮しないためです。
1回だけしか仕上げ塗装をしないと、塗膜の厚みが不十分なために耐用年数が短くなるでしょう。
モルタル外壁の上塗り
※モルタル外壁を上塗りしている様子
最後は上塗りです。
色が中塗りと違うように見えるのは光の加減によるものです。
塗料の色の見えかたは、光が当たる向きや、光源によって変わります。
蛍光灯と白熱灯、太陽光だとそれぞれ違う色に見えるでしょう。
夕日のときに見た色が赤っぽくなるのと同じ現象です。
外壁の上塗りまで終わったら工事完了……とはいきません。
屋根と外壁の塗装が終わっても、最後の仕上げとなる付帯部塗装が残っています。
次回は、雨漏り防止などの理由から住宅の塗装で欠かせない付帯部の塗装をおこなっていきます。
ぜひご覧ください。