宮崎市の神宮にある住宅でモニエル瓦屋根の塗装工事をしたので紹介していきます。
今回塗装した屋根は、モニエルと呼ばれる、コンクリート瓦です。
屋根の瓦は主に2種類があります。
- セメント・コンクリート瓦
- 粘土瓦
このうち、セメントやコンクリート瓦は塗装をしなければ耐用年数が短くなってしまうでしょう。
モニエル瓦を塗装する工程は主に3つあります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
それぞれの工程を写真付きで解説していきます。
モニエル屋根の下塗り段階
※モニエル瓦を下塗りしている様子
表面が細かく模様付けされているモニエル瓦を下塗りしていきます。
下塗りとは、下地に塗料を吸い込ませて密着性を高める工程です。
下塗りをしないまま中塗りをはじめてしまうと、中塗りに使う仕上げ剤が下地に吸い込まれて施工不良が起こるおそれがあります。
下塗りには透明なシーラーを使います。
シーラーは、透明な下塗り材です。
モニエル屋根の中塗り段階
※モニエル瓦を中塗りしている様子
下塗り後は、中塗り作業です。
中塗りでは、仕上げ塗料を使います。
モニエル瓦全体を黒系の色で塗装していきました。
凹凸が多い瓦でしたので、1枚1枚に気をつかって塗り残しがないよう気をつけていきます。
モニエル屋根の上塗り段階
※モニエル瓦を上塗りしている様子
最後は上塗り工程です。
中塗りと同じ塗料を再度、塗装します。
仕上げ塗料を2回塗る理由は、耐久性の向上のためです。
原則として、仕上げ塗料は2回以上塗装しなければ十分な性能を発揮できません。
1回塗りだと厚みが足りずに耐久性が落ちるからです。
もし見積もり段階で仕上げ塗装を1回しか想定していない業者がいたら注意してください。
手抜きで利益を確保しようとする悪徳業者のおそれがあります。