宮崎市の跡江にあるFRP防水のバルコニーの住宅で、スレート屋根の塗装をおこなっていきます。
スレートは、薄い板状の素材を重ねて屋根とする材料です。
今回塗装する住宅では劣化が非常に進んでおり、塗膜の剥がれや色あせが目立ちました。
スレート屋根の塗装には5つの工程があります。
- 下地補修の工程
- 下塗り工程
- 中塗り工程
- 上塗り工程
- 縁切り工程
外壁と一緒に高圧洗浄をしたら、屋根の補修作業があります。
割れていたり破損していたりする部分をパテやシーリングで埋める工程です。
補修作業が終わったら、次はいよいよ塗装です。
スレート屋根の下塗り段階
※下塗りの様子
最初の塗装は下塗りと呼ばれます。
透明な塗料を塗って、塗装の密着性を高めると同時に、下地の浸透性を低下させて仕上げに使う塗料が染み込まないようにします。
仕上げ塗料が下地に染み込んでしまうと、本来の機能が発揮されずに施工不良が起こりやすくなります。
下塗りが終わったら次は中塗り工程です。
※中塗りの様子
中塗りでは、仕上げ塗料を塗装していきます。
下塗り塗料のように透明ではなく、着色目的でおこなっていきます。
また、実質的な耐久性はこの中塗りと、次におこなう上塗りで保たれるため、塗りそこねがないように丁寧に塗装をしていきました。
スレート屋根の上塗り段階
※上塗りの様子
最後の工程、上塗りです。
上塗りは、中塗りと同じ仕上げ塗料を使います。
上塗りが終わったら縁切り作業です。
縁切りとは、スレート屋根の雨漏りを防ぐために必須の隙間を作り直す作業です。
雨漏り防止に必要な隙間は、塗装によって塗りつぶされてしまいます。
そのため、上塗り後にカッターやヘラで隙間をあけなおさなければいけません。
以上が、スレート屋根の塗装です。