宮崎市の跡江にあるFRP防水のバルコニーの住宅で、今回はサイディング外壁の塗装を紹介していきます。
サイディング外壁の塗装は、以下の4つの工程でおこなわれます。
- 下地の補修
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
このうち、下地の補修はシーリングの段階でおこなっています。
もしシーリング以外で補修が必要なひび割れや破損部位がある場合は、一緒に補修しておくか、下塗りで対処します。
サイディング外壁の下塗り
※下塗りの様子です
厚みのあるサーフェーサーという塗料を塗ります。
サーフェーサーは、小さな傷やひび割れ程度なら目立たなくできる下塗り材です。
サイディング外壁の下塗り材でよく利用します。
サイディング外壁の中塗り
※中塗りの様子です
下塗りをしたら、次は中塗りです。
今回はブラウン系の色で塗装していきました。
中塗りの塗装作業は、2〜3人程度で半日程度で終わります。
ただし、乾燥するまでに最低3時間、たいていは半日〜1日はかかるため、天候に恵まれていなければすぐに上塗りをするとはいきません。
多くの場合、午前中に下塗りをして、昼休憩を挟んでから、乾いていたら午後に中塗りをするといった流れになるでしょう。
サイディング外壁の上塗り
※上塗りの様子です
最後は上塗り工程です。
上塗りでは中塗りと同じ塗料を使い、耐久性を向上させます。
上塗りは最後の塗装となるため、塗りムラがないよう気を遣って進めます。
それでも、熟練の職人2〜3人がおこなえば半日程度で完了するでしょう。
乾燥するまでに3時間〜1日はかかるため、それまではさわらないようにしてください。
他に塗装工事がなければ、上塗りが乾燥したら、養生を剥がします。
乾燥する前に養生を剥がすと、テープやビニルシートに付いている乾いた塗装の破片が、仕上がった外壁に付着するおそれがあります。