宮崎市の小松台西にある窯業系サイディングとセメント瓦の住宅で屋根の塗り替えをしていきます。
セメント瓦とは、セメントを主材料とした瓦屋根です。
瓦屋根には他に、粘土瓦とコンクリート瓦があります。
粘土瓦は、価格が高いかわりにメンテナンスがほとんど必要ない瓦です。
セメント瓦とコンクリート瓦は、価格は粘土瓦より安いですが定期的な塗装をしないと寿命が短くなります。
セメント瓦の塗装には以下の4工程が必要です。
- 下地の補修
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
各工程を写真付きでチェックしていきましょう。
緑の瓦屋根の下塗り段階
※下塗りをしている様子
最初は下地の補修からおこないます。
ひび割れや、瓦のズレなどを補修する作業です。
パテで割れを直したり、瓦の交換も視野に入れたりします。
補修が完了したら、下塗りです。
下塗りでは、シーラーと呼ばれる透明な塗料を使います。
下塗りは塗膜の密着性を高め、このあとの工程をスムーズに進める準備となります。
緑の瓦屋根を中塗りしている段階
※中塗りをしている様子
もとは緑の瓦屋根を、グレー系で塗装していきます。
光沢がある塗料のため、屋根が新品のような輝きを取り戻しました。
今回塗装した屋根瓦は凹凸が多いタイプなので、塗りそこねがないよう丁寧に塗装していきます。
瓦屋根を上塗りしている段階
※上塗りをしている様子
最後は上塗り工程です。
中塗りと同じ塗料を塗っていきます。
同じ塗料を2回塗ることで高い耐久性を確保できるでしょう。
以上が、宮崎市の小松台西にある住宅の屋根塗装の風景です。
屋根には今回以外にも棟と呼ばれる部位があります。
また、金属で構成された部分もあるでしょう。
そういった場所は下地が異なるため塗料を変える場合があります。