宮崎市の小松台西にある窯業系サイディングとセメント瓦の住宅で、今回は外壁を塗り替えしていきます
サイディングとは、板状の外壁材です。
一般住宅の7割以上で採用されているため、メジャーな素材と言えるでしょう。
サイディング外壁の工程は、4段階あります。
- 下地処理
- 下塗り
- 上塗り1回目(中塗り)
- 上塗り2回目
各工程を写真と一緒に解説していきます。
サイディング外壁の下塗り
※サイディング外壁を下塗りしている様子です
最初におこなうのは補修です。
ひび割れや破損があれば、塗装をする前に直さなくてはいけません。
破損部位を放置して塗装をすると、すぐに崩れたり、隙間から雨が侵入するおそれがあるためです。
補修をおこなったら下塗りです。
屋根とは違い、サーフェーサーという厚塗り塗料を使います。
厚みがある塗料のため、小さな傷やひび割れの補修跡であれば隠せるメリットがあります。
また、凹凸がある外壁でも塗りやすい点が特徴です。
サイディング外壁の上塗り1回目(中塗り)
※サイディング外壁を中塗りしている様子です
下塗りが完了したら上塗りの1回目です。
中塗りとも呼ばれます。
1回目、2回目と呼ぶ理由は、同じ塗料を使うからです。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使って重ね塗りすることで、高い耐久性を確保しているのです。
サイディング外壁の上塗り2回目
※サイディング外壁を上塗りしている様子です
最後は上塗りの2回目です。
注意点として、中塗りが乾いてから塗装をしなければ施工不良を起こすでしょう。
中塗りは最低でも3時間、長い場合は1日以上は乾燥させなければいけません。
乾燥時間は気温や湿度に影響を受けるため、高気温で晴れているのであれば1日で中塗りと上塗りができることもあります。