宮崎市の源藤町堤下にある35坪の住宅で屋根塗装をしていきます。
今回おこなう屋根の塗装工程には以下の4つがあります。
- 下地の補修・調整工程
- 下塗り工程
- 中塗り工程(仕上げ塗装1回目)
- 上塗り工程(仕上げ塗装2回目)
それぞれの工程を写真でチェックして、自宅の屋根塗装の参考にしてみましょう。
スレート屋根の下塗りをしていきます
※スレート屋根の下塗りをしている様子です
下塗りは透明なシーラーを使います。
シーラーは下地材の吸水性を抑えて施工不良を防ぐのと同時に、中塗りの付着性も高める役割があります。
シーラーを塗装しないで中塗りを始めてしまうと短期間で塗装が剥がれてしまうでしょう。
スレート屋根の中塗りをしていきます
※スレート屋根の中塗りをしている様子です
半日〜1日程度で下塗りが乾燥したら、中塗り塗料を塗ります。
今回は黒系の色で塗装しました。
屋根は基本的に暗い色で塗装したほうが見栄えが良くなるため、黒やグレーに近い色が人気です。
中塗りで使った塗料は上塗りでも使用します。
同じ塗料を2回塗装することで屋根用仕上げ塗料は本来の性能を発揮するのです。
1回しか塗らないと耐久性や遮熱性が低下するでしょう。
スレート屋根の上塗りをしていきます
※スレート屋根の上塗りをしている様子です
最後に上塗り工程をおこなったら塗装作業は完了です。
ただし、スレート屋根の場合は上塗り後に縁切り作業があります。
縁切りとは、スレート屋根に欠かせない小さな隙間を作り直す作業です。
縁切りをしないとスレート内部に入りこんだ水滴が内部に溜まってしまうため屋根の下地が腐食するおそれがあります。
また、結露が発生しやすくなるでしょう。
縁切り作業は、下塗りの段階でタスペーサーという道具を使うことで不要となります。