今回は、宮崎・鹿児島地域の瓦屋根を吹き付けで塗装していきます
瓦屋根の塗装工程には以下の4つがあります。
- 瓦の補修・調整
- 瓦の下塗り
- 瓦の中塗り(仕上げ塗装1回目)
- 瓦の上塗り(仕上げ塗装2回目)
それぞれの工程を写真でチェックしていきますので、ご自宅の瓦屋根を塗装する際の参考にしてみてください。
屋根瓦を吹き付けで下塗りしていきます
※屋根瓦を下塗りしている様子です
事前に高圧洗浄していた瓦屋根を下塗りしている様子です。
シーラーと呼ばれる透明の水のような液体を使用しています。
瓦屋根は他の屋根材と比べて構造が複雑なためハケやローラーで塗装すると時間がかかりすぎたり塗りそこねが発生しやすかったりします。
このため、塗料を噴射して一気に塗装していきます。
屋根瓦を吹き付けで中塗りしていきます
※屋根瓦を中塗りしている様子です
下塗りを乾燥させたら中塗り工程です。
中塗りも、下塗り同様に吹き付け塗装をしていきます。
日本風の瓦の中塗りで使う塗料は、瓦特有の美しさを際立てるために黒やグレー系が多いです。
また、中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。
なぜなら、屋根塗装で使う仕上げ塗料は2回以上の重ね塗りを前提として作られているからです。
1回だけの塗装だと厚みが足りずに耐久性が低下してしまいます。
屋根瓦を吹き付けで上塗りしていきます
※屋根瓦を上塗りしている様子です
最後は上塗り工程です。
ハケやローラーで塗装する場合や、セメント瓦の場合は、塗料で埋めてしまった隙間を作り直すためにこのあとに「縁切り」という作業があります。
吹き付けの場合は不要な工程です。
今回の塗装により、この屋根は10年程度は塗装をしなくても問題なくなるでしょう。