鹿児島県日置市にて「平屋30坪戸建て全面リフォーム中の様子」をご紹介しておりますが、
本日は内装リフォームと同時に行っていきました、屋根の葺き替えの様子をご紹介していきます。
既存の屋根の様子はこちらです。
セメント瓦が施工されており、今まで1度も塗装工事などのメンテナンスを行っていない状態で、
所々雨漏れが発生しており、所々雨漏れ補修を行っている部分はありました。
まずは既存のセメント瓦を撤去していきました。
撤去した状態がこちらです。
瓦の下にある防水シートがむき出しになったりました。
今回撤去を行い、予想以上に屋根の劣化が進んでいたことが分かりました。
一部下地が傷みそのままでは新しい屋根材をのせることができない状態でした。
今後長く住むためにもしっかりと補強を行う必要がありました。
撤去が終わるとブルーシートをしました。
ちなみに屋根の状態ですが中から見た状態がこちらです。
所々下地がなくなっており、穴が開いている状態です。
ブルーシートが見えている部分が穴が開いており、特に傷みが進行していた部分です。
近くで見た状態がこちらです。
下地がボロボロになっていることが分かります。
腐蝕が進行し木が皮の様になっている部分も見受けられました。
まずはケラバ部分から補修を行っていきます。
補修の様子がこちらです。
ケラバから中の垂木部分を施工していきました。
また既存の下地が残っている部分に関しては利用しながら新しい下地の施工を行っています。
軒先部分から下地を貼っていきます。
徐々に屋根の形状が出来上がってきましたね。
下地が完成すると雨水が室内に侵入しないように防水効果のあるシートを施工していきます。
今回施工した防水効果のあるシートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれるシートになります。
道路に使用されているアスファルトと同じ性質があり、改質アスファルトルーフィングは
「ゴムアスファルトルーフィング」とも呼ばれており温度変化に強く耐久性にも優れています。
今回施工していく屋根材は「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる今よく使われている屋根材になります。
屋根だけではなく、壁にも施工されることもあります。
いよいよガルバリウム鋼板を施工していきます。
まずは「ケラバ」と呼ばれる屋根の端の部分などから施工していき、
平面の施工を行っていきます。
今回は縦葺きで行っていきます。
葺き替え工事の場合は横方向ではなく縦方向に張っていくことが多いですね。
縦葺きのは横葺きに比べ水はけが良く雨漏れの可能性もひくくなります。
シンプルなスタイリッシュな雰囲気のあるデザインになります。
1枚の鋼板をこのようにつなげあわせて施工していきます。
1枚はとても大きいですが、ガルバリウム鋼板はとても軽い材料です。
平面が終わると最後に棟部分に板金を施工して完成です。
棟部分を板金を取り付ける前に貫板を施工していきました。
貫板は板金をしっかりと固定するために施工していきますが、この棟板金部分は「台風災害」などで被害を
が多いところです。
「現在屋根の棟が板金を施工している方」「葺き替えで板金を利用する方」は今後台風前などは注意して
点検などを行うと被害を防止することができますね。
屋根の葺き替え中の様子は以上になります。
次回は復旧の様子をご紹介していきますのでお楽しみに!!