【宮崎県宮崎市】清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅で足場の設置と養生、高圧洗浄をします
宮崎市の清武町加納乙にある住宅で以下の工事をおこないます。
- 足場設置作業
- 高圧洗浄作業
- シーリング補修作業
- 屋根塗装作業
- サイディング外壁の塗装作業
今回は、足場の設置と高圧洗浄作業を詳しく紹介していきましょう。
足場を設置しています
※足場を組んでいる様子
住宅周辺に足場を設置していきます。
一般的に使う「ビケ足場」の設置には1メートル程度の幅が必要です。
このため、隣家との隙間がほとんど無い場合は「単管足場」と呼ばれる古い足場を使います。
安定性が高い板の上を歩けるビケ足場に対して、単管足場は不安定な棒の上を歩くかわりに狭い場所でも設置できるメリットがあります。
足場の養生をしています
※足場を水養生している様子
仮設足場を設置したら次はシートでの養生作業です。
高圧洗浄での水や、塗装時の塗料の飛び散りを防ぐためにメッシュシートを張っていきます。
足場の設置からメッシュシート張りまでにかかる日数は1〜2日です。
足場の設置時は騒音が響くため、事前にご近所さまへの挨拶をすませています。
外壁の高圧洗浄をしています
※外壁の高圧洗浄をしている様子
メッシュシートを張ったら屋根と外壁を洗浄していきます。
洗浄作業は、高圧力で水を噴射する機械を使って汚れを落とします。
屋根や外壁の隙間を徹底的に洗い流し、新しい塗装が剥がれないようにする工程です。
まれに、「洗浄は不要」と語る業者がいます。
しかし、下地と塗料のあいだに汚れや異物が入りこむと、塗膜は数年で剥がれてしまうでしょう。
前回のメンテナンスが1年前とかならともかく、長持ちする塗装を作るためには、高圧洗浄は欠かせない作業です。
以上が足場の設置から高圧洗浄までの工程でした。
次はシーリング補修を紹介します。
【宮崎県宮崎市】清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅でシーリング補修をしていきます
宮崎市の清武町加納乙にある住宅で外壁のシーリング補修をした工事を写真付きで紹介していきます。
前回までで高圧洗浄を終わらせました。
次は、シーリングの補修です。
シーリングとは、外壁塗の目地や窓枠まわりにある、ゴム状の材料です。
施工前は粘性がある液体で、乾燥するとゴム状になります。
サイディングやモルタルの目地に注入して隙間を埋めたり、外壁材が受ける衝撃を和らげたりする役割があります。
外壁のシーリング撤去作業
※外壁のシーリングを撤去してマスキング処理をしている様子
最初におこなうのは既存シーリングの撤去作業です。
古いシーリングを残したまま塗装をしてしまうと、下地から塗膜が剥がれてしまうためです。
カッターで古いシーリングを除去したら、プライマーと呼ばれる下塗り材を塗布し、マスキングテープで周囲を養生します。
外壁のシーリング充填作業
※外壁のシーリングを充填している様子
養生したらシーリング材を注入していきます。
注入するために使うのがシーリングガンです。
シーリング材を、シーリングガンで押し出して隙間を埋めていきます。
シーリングのおさえこみ作業
※外壁に充填したシーリングをおさえこんでいる様子
シーリングを注入したら、最後に平らにならす作業があります。
注入しただけのシーリングは内部で隙間ができていたり、表面は出っ張っていたりします。
内部全体を埋めたり、表面の出っ張りを平らにして見た目を良くしたりするためにヘラを使って平らにする必要があるのです。
平らにしたら、マスキングテープを剥がして乾燥させたら完成です。
シーリングの乾燥には最低でも1日かかります。
乾燥する前にさわったり塗装したりすると破損するため、絶対にさわってはいけません。
【宮崎県宮崎市】清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅で屋根の塗装をしていきます
宮崎市の清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅で、今回は屋根の塗装をおこなっていきます。
屋根の塗装には3つの工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
ひとつでも工程を抜かすと耐用年数が極端に短くなります。
ひとつひとつの工程を写真で一緒に確認していきましょう。
屋根の下塗り作業
※屋根の下塗りをしている様子
色が濃くなっている部分が下塗りずみです。
下塗りは、透明なシーラーと呼ばれる材料を使っています。
シーラーは下地に浸透して吸い込みを抑えるとともに、密着性を高める接着剤の役割もあります。
下塗りをしないで中塗りをはじめてしまうと、塗装がすぐに剥がれてしまうでしょう。
今回のようなスレート屋根の場合、下塗り後にタスペーサーを使う場合があります。
タスペーサーとは、雨漏り対策のために作られている隙間を塗装で塗りつぶしてしまわないようにする道具です。
下塗りは乾燥までに最低3時間はかかります。
天候が悪ければ1日かかることもあるでしょう。
屋根の中塗り作業
※屋根の下塗りをしている様子
下塗りを終えたら次は中塗りです。
中塗りではシリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料のいずれかを使うのが一般的です。
現在の主流はコストパフォーマンスが高くて実績が豊富なシリコン塗料です。
ただし、ラジカル塗料のほうが費用対効果が高いと言われており、近年ではシリコンからラジカルへ移行しつつあります。
屋根の上塗り作業
※屋根の上塗りをしている様子
上塗りでは中塗りと同じ塗料を使います。
耐久性を高めるために2回塗りする必要があるのです。
もし下塗り後にタスペーサーを設置していない場合はこの段階で縁切り作業も必要です。
縁切り作業とは、塗装で塗りつぶしてしまった隙間をカッターやヘラであける作業のことです。
【宮崎県宮崎市】清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅でサイディング外壁の塗装をします
宮崎市の清武町加納乙にあるFRP防水のバルコニーの住宅で、サイディング外壁の塗装をおこなっていきます。
サイディング外壁も屋根塗装と同じく下塗り、中塗り、上塗りの3工程が必要です。
サイディング外壁の下塗り工程
※サイディング外壁に下塗りしている様子
白い部分が下塗りずみです。
サイディング外壁の下塗りでは、厚みのあるサーフェーサーという材料を使います。
サーフェーサーは、厚みによって小さな傷やひび割れを補修しつつ下塗りができる塗料です。
また、凹凸がある外壁でも厚みのある塗料によって塗り忘れが起こりにくくなっています。
かわりに、透明なシーラーよりは乾燥時間が長く、半日〜1日程度はかかるでしょう。
サイディング外壁の中塗り工程
※サイディング外壁に中塗りしている様子
肌色の部分が中塗りずみです。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。
サイディングの表面に目地があるデザインなので隙間までしっかりと塗装しなければいけません。
ローラーだけでは入らない細かい隙間はハケで塗装する場合もあります。
中塗りで使う仕上げ塗料には1液と2液があります。
1液は、1つの材料だけで乾燥するタイプです。
2液は、2つの材料を混ぜて乾燥させるタイプです。
住宅の外壁で2液を使うことは少なくなりました。
しかし、金属のように高い密着性が求められる下地には今でも2液を利用する場合が多いです。
サイディング外壁の上塗り工程
※サイディング外壁に上塗りしている様子
最後に上塗りをおこなっていきます。
今回はご紹介していませんが、一般的な住宅ではこのほかに付帯部塗装もおこないます。
外壁や屋根以外の細部が付帯部です。
他にも宮崎市や鹿児島市の工事現場を知りたいならただいま施工中を確認してみてください。