【宮崎県宮崎市】清武町で高圧洗浄とシーリング補修を行いました!
宮崎市の佐土原町にある37坪のお家で、以下の工事を行いました。
- 屋根塗装
- 外壁塗装
- 破風板金巻き
- 軒天・雨樋・雨戸・玄関ドア塗装
このうち、今回は下地処理や外壁塗装、屋根塗装などの施工状況をご紹介していきます。
お家に足場を設置
塗装作業をするうえで欠かせないのが仮設足場です。
職人の安全性だけではなく、作業の効率性も高めて人件費を安くしたり工期を短くする効果があります。
足場を設置したらメッシュシートを張ります。
塗装が隣家に飛び散らないようにしたり、道具の落下防止に役立ちます。
外壁の高圧洗浄
塗装前に高圧洗浄を行います。
汚れを放置したまま塗装をすると、塗膜が数年で剥がれてしまうため必須の作業です。
水道水が基本ですが、特殊な薬品を使った「バイオ洗浄」を行えば、カビやコケを落としやすくなります。
外壁のシーリング補修
最初に外壁のシーリング部を剥がしていきます。
シーリングとは、サイディングの目地部分を埋めているゴム状の素材で、衝撃の緩和や外壁材の劣化防止に必要です。
年月が経過するとひび割れや剥がれが起こるため、今回のようにカッターで剥がしてから新しくシーリング材を充填します。
剥がしたシーリング部はマスキングテームを貼って材料が漏れ出ないようにしてからシーリング材を充填します。
そのままにすると凹凸が激しいので、ヘラで平らに調整していきます。
シーリングの施工後は最低でも1日以上は乾燥させてから塗装を行わなくてはいけません。
表面だけが乾燥していても内部が乾いていない場合、塗装をすると施工不良を起こす危険があるため、十分な時間をとってから塗装作業をします。
シーリングの補修作業が終わったら、いよいよ外壁の塗装作業に入ります。
【宮崎県宮崎市】清武町でサイディングの外壁塗装を行いました!
高圧洗浄やシーリング補修といった下地処理が終わったら、外壁の塗装を行います。
外壁塗装には基本的に3つの工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
十分な耐久性を確保するために欠かせない作業ですので工程をチェックしてみましょう。
外壁の下塗り
シーリング補修をした後に下塗り用の塗料を塗っていきました。
下塗り塗料はフィーラー、シーラー、サーフェーサーなどの種類があります。
今回の下塗り材はエスケー化研株式会社が販売する「SDサーフエポ」という、白い水性塗料を使っています。
下塗りをしないと、仕上げ塗料の密着性が低下して剥がれやすくなるといった問題が起こるのです。
外壁の中塗り(仕上げ1回目)
下塗り後は、「エスケープレミアムシリコン」という水性のラジカル塗料で中塗りを行っていきました。
ラジカル塗料とは、劣化の原因であるラジカル因子を抑制する機能がある、近年注目されている塗料です。
中塗りは原則として上塗りと同じ塗料を使います。
このため仕上げ1回目と呼ばれることもあるでしょう。
外壁の上塗り(仕上げ2回目)
中塗り完了後は、上塗りを行っていきます。
光の具合で中塗りよりも少々薄く見えていますが同じ色です。
なぜ同じ塗料で2回塗るかというと、1回だけの塗装では耐久性が低いためです。
今回使用したエスケープレミアムシリコンの耐用年数(塗り替えまでの寿命)は14〜16年ですが、仕上げ塗装を1回だけにするともっと短くなるでしょう。
「1度に厚塗りすればいいのでは?」と考える人もいるかも知れません。
しかし、塗料には1度に塗れる厚さが決まっていて、過剰に厚塗りをすると色ムラやピンホールといった施工不良を引き起こしてしまいす。
ここまでの工程で、外壁のメインの塗装は完了です。
次は屋根の塗装を見ていきましょう。
【宮崎県宮崎市】清武町の屋根塗装を「セミフロンルーフ」で行いました!
続いては屋根の塗装を紹介していきます。
屋根塗装も外壁塗装と同様に以下の3工程で行います。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
今回のお家では、KFケミカル株式会社の塗料「セミフロンルーフ」を使って、屋根をディープグリーンに塗替えしました。
屋根の下塗り
屋根のひび割れを補修したあと(画像の白い部分)、KFケミカル株式会社の塗料「KFマイルドシーラーII」を使って下塗りをしていきます。
透明な塗料のため画像では違いがわかりにくいですが、屋根材と中塗り塗料の密着性を高める接着剤のような機能があります。
「KFマイルドシーラーII」は弱溶剤系の塗料なので、水性塗料に比べて高い密着性が期待できる塗料です。
下塗りをしないと塗料はすぐに剥がれてしまうため、非常に重要な工程です。
屋根の中塗り(仕上げ1回目)
下塗りをしてからは、KFケミカル株式会社の塗料「セミフロンルーフ」で塗装していきました。
お客様とのご相談の末に、既存屋根の色に似ているディープグリーンを選択しています。
セミフロンルーフは屋根用塗料の中でも特に耐久性が高い「フッ素塗料」です。
汚れにくく、光沢があり、紫外線や雨にも強い特徴があります。
屋根の上塗り(仕上げ2回目)
中塗りが終わったら上塗り作業です。
上塗りは、中塗りと同じく「セミフロンルーフ」を利用します。
同じ塗料を2回塗ることで耐久性を向上させているのです。
もし1回しか塗らなかったら塗装の耐久性は格段に落ちてしまい、色褪せやひび割れが起こりやすくなるでしょう。
ここまでが宮崎市清武町のお家における屋根塗装の工程です。
外壁と屋根の塗装が終わったので工事終了かと思いきや、最後の仕上げが残っています。
忘れてはいけないのが「付帯部」の塗装です。
【宮崎県宮崎市】清武町で軒天・雨樋・雨戸塗装を行いました!
最後は付帯部の塗装です。
付帯部とは、外壁や屋根の大きな面ではなく、「軒天」や「雨樋」、「雨戸」といった細部のことです。
付帯部の例には以下があります。
- 「軒天」屋根の裏側や、2階バルコニーの下にある天井部分
- 「雨樋」屋根の雨を地上に誘導するための受け皿やパイプ
- 「雨戸」強風や防犯などのために外部から窓を覆うための建具
- 「破風」屋根の側面の板のうち、雨樋が取り付けられていない部位
- 「鼻隠し」屋根の側面のうち、雨樋が取り付けられている部位
今回塗装した軒天、雨樋、雨戸の施工現場をそれぞれチェックしてみましょう。
軒天の塗装
軒天の塗装も屋根や外壁と同じく3回塗りが基本です。
透明なシーラーで下塗りをしてから、仕上げ用塗料で2回塗り重ねます。
最終的には白色で仕上げました。
軒天の下地素材によっては放置すると雨で腐食し、雨漏りを引き起こす可能性もあります。
カビが発生しやすい部位でもあるので定期的に劣化状況をチェックすることをおすすめします。
雨樋の塗装
次は雨樋の塗装です。
軒天同様に白色で仕上げています。
雨樋は破損しやすい部位なので、台風シーズンが終わったあとに劣化していないかチェックしておくことをおすすめします。
雨戸の塗装
雨戸の塗装です。
雨戸は隙間にハケやローラーが入りにくいため、周辺すべてを養生テープやビニールシートで保護してから、吹き付け塗装をしています。
雨戸は風や雨を直接受ける部位ですので劣化しやすいため、外壁や屋根の塗装をする際には一緒に塗り替えをしておきましょう。
以上が、宮崎市清武町のお家における屋根・外壁・付帯部塗装の作業風景です。
他にも玄関ドアの塗替えや、破風板の板金巻きなども行いました。
外壁や屋根だけではなく付帯部も十分に塗装したい場合はぜひエスケーハウスにご相談ください。
宮崎市での他の工事の状況は施工中の工事でも紹介しているため、ぜひチェックしてみましょう。