【宮崎県宮崎市】学園木花台で養生やシーリング剥がし・補修などを行いました!
宮崎市の学園木花台にある30坪のお家で、以下の工事を行いました。
- 養生やシーリング剥がし・補修
- 「セミフロンルーフ」で屋根の塗装
- 「スーパーセラタイトF」でサイディング外壁の塗装
- 雨樋や雨戸、破風などの付帯部を白で塗装
今回は、養生とシーリング剥がし・補修作業を紹介していきます。
足場の設置とメッシュ養生
最初に足場を設置してから、メッシュシートで養生します。
養生とは、塗料や洗浄水で周囲が汚れないよう保護する作業です。
足場を設置することで安全に効率的な作業ができるようになるため、足場がない状態より工期が短縮できます。
足場の設置と養生は、職人2〜3人で1〜2日で終わる作業です。
外壁のシーリング剥がしと養生
ボロボロになっていたシーリングをカッターで剥がしていきます。
シーリングは目地や窓枠の隙間に埋め込むゴム状の素材で、乾燥する前は液状になっています。
シーリングの劣化を放置するとひび割れたり剥がれたりするため雨漏りしてしまうでしょう。
シーリングを剥がしてマスキングテープで養生した様子です。
外壁のシーリング補修
施工場所は違いますが、シーリングガンを使ってシーリングを新たに充填している様子です。
うまく充填するためには高い技術が求められます。
シシーリングは充填したままだとムラがあるため、最後にヘラで平らに整えます。
この際に外壁にはみでるため養生が役に立つのです。
ヘラで平らにしたら養生を剥がして1日以上は乾燥させます。
シーリングの種類によっては塗装をしたときに黒く変色する場合があります。
「ブリード」と呼ばれる劣化現象で、知らない業者も多いため施工前に知っているかどうか尋ねてみましょう。
シーリングが乾燥するまでのあいだ、屋根塗装を行っていきましょう。
【宮崎県宮崎市】学園木花台で30坪の住宅の屋根を「セミフロンルーフ」で塗装しました!
外壁のシーリングが乾燥するまでのあいだに屋根塗装をすると効率的に作業を進められるでしょう。
今回は、コロニアル屋根の塗装を3つの工程で行っていきます。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
1つでも工程が抜けると手抜きとなり、塗装の耐用年数(塗り替えまでの期間)が低下するでしょう。
コロニアル屋根を「KFマイルドシーラー」で下塗り
KFケミカル株式会社の屋根用塗料「KFマイルドシーラー」でコロニアル瓦の下塗りを行っていきます。
今回の屋根は劣化が目立っており、下塗りを十分に行わないと新しい塗装が剥がれてしまうでしょう。
下塗りには密着性を高める役割があります。
手抜き業者には下塗りをしないケースもあるようなので、見積もりに下塗り工程が記載されていない場合は依頼を避けておきましょう。
コロニアル屋根を「セミフロンルーフ」で中塗り
下塗りをしたら次は中塗りです。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使うのが基本です。
2回塗る理由は、耐久性を高めるためです。
中塗りを乾燥させてから上塗りをすることで2層の塗膜ができあがり、耐用年数が飛躍的に向上するでしょう。
コロニアル屋根を「セミフロンルーフ」で上塗り
上塗りの様子です。
光の当たり加減で違う色に見えますが、中塗りと同じ色です。
使っている色は「ニューワイン」という赤紫系の見た目です。
コロニアル屋根は凹凸が目立つため、縦に塗装した後に横に塗り直して塗り漏らしがないように作業します。
以上が「セミフロンルーフ」を使った屋根塗装の様子です。
今回の塗装による耐用年数は10年程度です。
また10年後には劣化してしまうためメンテナンスが必要となるでしょう。
10年しかもたないからと塗装をしないと、屋根材が劣化して雨漏りが起こるおそれがあります。
屋根塗装が終わったら次は外壁塗装をしていきましょう。
【宮崎県宮崎市】学園木花台でサイディング外壁を「スーパーセラタイトF」で塗装しました!
今回はサイディング外壁をフッ素塗料で塗装した様子です。
フッ素塗料はフッ素樹脂を使った高耐久塗料です。
一般的に使うシリコン塗料よりも耐用年数が長く、外壁なら15〜20年近くもつでしょう。
サイディング外壁の工程もコロニアル屋根と同じく3段階あります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
詳しく見ていきましょう。
窯業系サイディング外壁を「SDサーフエポ」で下塗り
エスケー化研株式会社の白い下塗り塗料「SDサーフエポ」で塗装しました。
「SDサーフエポ」は厚みのある下塗り材で、小さな傷を隠せる「サーフェーサー」に分類されます。
下塗りが乾燥するまで半日程度はかかるため、午前に塗装した場合は中塗りを午後か翌日以降に行うのが一般的です。
窯業系サイディング外壁を「スーパーセラタイトF」で中塗り
下塗りが完了したら次は中塗りです。
仕上げ塗りは中塗りと上塗りの2回行います。
今回利用した塗料はエスケー化研株式会社の「スーパーセラタイトF」です。
フッ素樹脂塗料と呼ばれる性能が高い水性塗料で、汚れにくく、劣化しにくい特徴があります。
耐用年数は18〜22年あり、このさき20年程度は塗装が必要ないでしょう。
スーパーセラタイトFはツヤの種類も選べます。
ツヤあり、半ツヤ、3分ツヤの3種類があるため好きな商品を塗りましょう。
ツヤがあるほど光を反射するため新築に近い仕上がりとなります。
ただし、ツヤありは眩しすぎる場合もあるため注意してください。
窯業系サイディング外壁を「スーパーセラタイトF」で上塗り
中塗りが乾燥したら上塗りです。
上塗り部分が薄く見えるのは、塗った直後だからです。
塗料は乾燥すると光沢を失ってやや暗く変化します。
以上が外壁塗装の作業です。
次は「付帯部」の塗装作業を行います。
【宮崎県宮崎市】学園木花台で雨樋や破風などの付帯部を白色で塗装しました!
屋根と外壁の塗装後は付帯部工事をします。
付帯部とは、外壁や屋根の主な塗装面以外の部分です。
今回の工事では以下の付帯部を塗装しました。
- 雨戸
- 雨樋
- 軒天
- 破風
このうち、雨戸や雨樋、軒天の様子を紹介します。
雨戸の塗装
雨戸とは窓を風や雨から守る戸です。
薄い外壁の色に合わせて白系の色で塗装しました。
雨戸はローラーでは隙間が塗れないため吹き付け塗装をするのが一般的です。
吹き付け塗装をする場合は周囲に塗料が付着しないよう、徹底的に養生します。
雨樋の塗装
雨樋とは屋根の雨水を地上に送るための受け皿とパイプです。
雨樋がないと雨水が外壁に流れてしまい雨漏りや劣化の原因となるでしょう。
接合部といった細かい隙間が多いためハケで塗ることが多いです。
今回のお家では雨樋を白で塗装しています。
外壁を塗った後に塗装するため、仕上げた壁に白い塗料が付着しないよう養生を行います。
軒天の塗装
※写真ではグレーに見えますが、これは光の加減によるもので、実際には白色です
軒天とは屋根の裏面や、バルコニー床の裏側にある天井です。
陰になりやすい部位のため色が暗くなる特徴があります。
このため、軒天は少しでも明るく見えるように白で塗装しました。
他にも、写真はありませんがバルコニー床を2液のシリコン樹脂で塗装したり、破風の塗装や屋根板金を交換したりもしています。
また、破風は劣化状態によっては張り替えも行います。
今回も1枚だけ張り替え作業をしました。
付帯部の塗装は全工程で1〜3日程度となるでしょう。
雨が降れば施工できないため、天候不良が続けば1週間程度かかることもあるでしょう。
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