【宮崎県宮崎市】清武町にあるガルバリウム鋼板屋根のお家で足場の設置とシート養生を行いました!
宮崎市の清武町にあるガルバリウム鋼板屋根のお家で、以下の工事を行いました。
- 足場と養生シートの設置
- シーリング補修
- ガルバリウム鋼板屋根の塗装
- 窯業系サイディング外壁の塗装
- 雨戸や雨樋、軒天などの塗装
今回は足場と養生シートの設置作業を紹介します。
足場の設置
屋根や外壁の塗装作業では、最初に仮設足場を設置していきます。
ビケ足場と呼ばれる一般的な形状の足場で、設置すると安全性と作業性が高くなります。
安全性と作業性が高くなると工事期間が短縮でき、足場を設置しない場合に比べて人件費を削減できるでしょう。
「足場は費用が高いので設置したくない」と考える人もいるかもしれませんが、実際には足場があることで人件費を節約して費用が安くなっているのです。
なお、ビケ足場の設置には、人が余裕で通れる程度のスペースが住宅の周囲に必要です。
隣家との兼ね合いでスペースがほとんどない場合や、地面が傾いている場合はビケ足場よりも応用が効く「単管足場」も同時に使うことがあります。
メッシュ養生
足場を設置したら養生用シートを設置します。
メッシュシートとも呼ばれていて、足場を覆うようにかけることで外壁や屋根の洗浄水や塗料の飛散を防止します。
工事をするだけならメッシュシートがなくても可能ですが、隣家や周囲の車などに塗料が飛ぶとトラブルを招きます。
最新の注意を払って塗装をしますが、塗料は液体なので風の強さによっては飛んでいってしまうでしょう。
工事後の近所トラブルにつながるため、シート養生をしないで塗装することは弊社では基本的にありません。
足場と養生シートの設置を行ったら外壁や屋根の洗浄を行います。
外壁の洗浄後は、シーリングの補修作業に移ります。
【宮崎県宮崎市】清武町のガルバリウム鋼板屋根のお家でシーリング補修を行いました!
今回は外壁のシーリング作業を紹介します。
シーリングとは、サイディング外壁の目地などに充填しているゴム状の素材です。
乾燥する前は液体状で、乾燥するとゴムのように変質する特徴があります。
シーリングの役割は外壁材の衝撃緩和と、目地への雨水の侵入防止です。
作業工程を逐一チェックしていきましょう。
既存シーリングの撤去作業
※目地のシーリングを撤去した様子です
最初に行うのは、既にあるシーリングの撤去です。
シーリングは劣化すると剥がれたりひび割れしたりします。
衝撃の緩和や目地の穴埋めといった機能が失われているため、交換が必要です。
プライマーの塗装
※目地にプライマーを塗装している様子です
シーリングの撤去後は、目地にプライマーを塗装します。
プライマーとは、シーリングが剥がれないように密着性を高めるための透明な下塗り材です。
プライマーを塗装しないと、せっかく充填したシーリングがすぐに剥がれてしまうでしょう。
シーリングの充填作業
※シーリングを目地に充填している様子です
プライマー塗装を終えたらいよいよシーリングの充填作業です。
シーリングガンと呼ばれる道具でシーリング材を押し出して目地を埋めていきます。
シーリング補修完了
※シーリング部が完成した様子です
充填したシーリングはそのままだとでこぼこしているため、ヘラで平らに仕上げていきます。
平らに仕上げた後にマスキングテープを剥がして、1日以上は乾燥させました。
シーリングは完全に乾燥するまでに1〜3日はかかります。
乾燥する前に塗装してしまうとひび割れといった施工不良につながるため、業者がシーリング施工後にすぐ塗装していないか注意しておきましょう。
次回は、ガルバリウム鋼板屋根を塗装している作業風景を紹介します。
【宮崎県宮崎市】清武町でガルバリウム鋼板屋根を濃い色で塗装しました!
今回はガルバリウム鋼板屋根の塗装を行いました。
ガルバリウム鋼板とは、金属屋根の一種です。
金属屋根の中では錆びに強く、耐用年数も長いことから住宅の屋根材として人気があります。
ガルバリウム鋼板屋根の塗装は3つの工程で進めていきます。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
各工程の様子をチェックしてみましょう。
ガルバリウム鋼板屋根を下塗り
※白い部分が下塗りした場所です
まずはガルバリウム鋼板を下塗りしていきます。
今回は白い下塗り材を使っているため、塗った部分が見分けやすくなっています。
下塗り作業をしないと屋根に塗装した塗料は短期間で剥がれてしまいます。
塗料の付着性を高めて長持ちさせるためには重要な手順なのです。
ガルバリウム鋼板屋根を中塗り
※濃い色の部分が中塗りした場所です
下塗り作業が終わったら次は中塗りです。
仕上げ塗装1回目とも呼ばれます。
中塗りと上塗りでは同じ仕上げ塗料を使います。
仕上げ塗料は1回しか塗らないと厚みが足りず、耐久性や美観性が本来の品質に届きません。
かといって1度に厚塗りをしようとすればピンホール(穴があく)やひび割れといった施工不良が起こるでしょう。
2回に分けて塗ることで塗装が2層になるためより強固な塗膜となるのです。
ガルバリウム鋼板屋根を上塗り
※上塗り完了後の様子です
中塗りが完了後、完全に乾燥してから上塗りをおこないました。
仕上げ塗装2回目とも呼ばれます。
下塗りから中塗り、上塗りまでの工程は天候が良ければ1週間もかかりません。
夏場なら2〜3日程度で完了することもあるでしょう。
今回の工事によって、屋根の塗装を10年程度はする必要がなくなるでしょう。
以上がガルバリウム鋼板屋根の塗装の様子でした。
次は外壁の塗装を行っていきます。
【宮崎県宮崎市】清武町にあるガルバリウム鋼板屋根のお家でサイディング外壁の塗装を行いました!
次はサイディング外壁の塗装を紹介します。
サイディング外壁もガルバリウム鋼板屋根と同じように3つの工程があります。
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
詳しく見ていきましょう。
窯業系サイディングの下塗り
※白い部分は下塗りが完了した場所です
まずは、屋根とは違う下塗り材を塗装していきます。
下塗り材は下地の素材によって使い分けなくてはいけません。
金属なら金属向けの塗料、窯業系サイディングならサイディング向けの塗料が必要です。
使う塗料を間違えると下塗り材は付着性能を発揮できずに塗装が剥がれてしまうでしょう。
窯業系サイディングの中塗り
※クリーム色に見える部分が中塗りです
下塗りが完了したら中塗りを行っていきます。
この住宅では、外壁が濃い色と薄い色の2種類のデザインによって構成されていました。
しかし、今回の工事では同じ色で統一したため塗り分け作業は行っていません。
お客様によっては外壁を塗り分けしてほしいといった要望もあります。
塗り分けする場合は外壁だけで4色以上は使わないことをおすすめします。
屋根と合わせて5色も使ってしまうと住宅の統一感がなくなりデザイン性が低下しやすいからです。
窯業系サイディングの上塗り
※上塗りの様子です
中塗りが終わったら、同じ塗料で上塗りもおこないます。
今回の住宅では足場の設置が難しい場所があったため、一部は脚立(キャタツ)を使った塗装を行っています。
外壁の下塗りから上塗りまでの作業日数は1週間程度です。
天候に恵まれている夏場なら3日程度で完了することもあるでしょう。
上塗りが完全に乾燥したら塗装工事が完了……とはいきません。
屋根と外壁以外にもまだ塗る場所が残っています。
それは「付帯部の塗装」です。
【宮崎県宮崎市】清武町にあるガルバリウム鋼板屋根のお家で雨樋・雨戸・軒天などの塗装を行いました!
屋根と外壁の塗装が完了したら「付帯部」の工事があります。
付帯部とは、屋根や外壁の広い面以外の部位をさします。
付帯部の例には以下があります。
- 雨樋
- 雨戸
- 軒天
- 破風
今回は雨戸と雨樋、軒天、さらにはバルコニーの塗装を行っていきました。
雨樋の塗装
※縦に通っている黒いパイプが、上塗りをした雨樋です
雨樋とは、屋根から落ちてくる水を地面に誘導するためのパイプや受け皿のことです。
雨樋が劣化すると破損しやすくなり、雨漏りの原因となるでしょう。
今回は雨樋を黒系の色で塗装しています。
軒天の塗装
※軒天の上塗り後の様子です
軒天とは、屋根の裏側の天井や、2階バルコニー床の裏にある1階部分の天井などのことです。
屋根の裏側の軒天は白で塗装する場合が多いです。
理由は、軒天が暗い色に見えやすいためです。
天井なので太陽光が当たりにくく、地上から見たときに色がくすんでみえてしまいます。
このため、軒天は光沢がある塗料を白色で塗装するケースが多いのです。
雨戸の塗装
※窓の上部についているのが雨戸です
雨戸とは、風や飛来物から守るために窓を守るために設置する防護板です。
木製や金属製などがあります。
バルコニーの塗装
※バルコニーを塗装している様子
この住宅ではバルコニーの床塗装もおこないました。
バルコニーの床は防水塗装と呼ばれる特殊な工事が必要です。
雨を防ぐための防護膜(防水層)を作ってから、その防水層を守るために表面を塗装(トップコート)します。
防水層やトップコートが不十分だと床の塗装が剥がれてしまい、雨水がひび割れ部などに浸透して雨漏りを引き起こすおそれがあるでしょう。
以上が、清武町における住宅塗装の様子です。
他にも宮崎市の現場を知りたい場合はただいま施工中のページで紹介しています。