【宮崎県宮崎市】橘通にあるALC外壁の住宅で高圧洗浄とシーリング補修作業をしました!
宮崎市の橘通にあるALC外壁の住宅で以下の工事をおこないました。
- 屋根と外壁の高圧洗浄
- スレート屋根の塗装
- ALC外壁の塗装
- 屋上防水や軒天などの塗装
今回は、足場の設置後におこなう外壁・屋根の洗浄と、シーリングの打ち替えを紹介していきます。
屋根と外壁の高圧洗浄
※屋根を高圧で洗浄している様子
足場を設置して養生シートを張ったら、屋根と外壁の高圧洗浄をおこないます。
高圧洗浄とは、高圧力で噴出する水で屋根や外壁を洗う作業です。
なぜ高圧洗浄が必要なのかといえば、塗装の密着性を高めるためです。
屋根や外壁をそのまま塗装すると、汚れやほこりが塗料と下地のあいだに入り込んでしまい塗装が剥がれやすくなります。
そういったトラブルを避けるために、塗装前には必ず高圧洗浄をおこなうのです。
なお、水をかけると錆びる金属や、木材には高圧洗浄はおこないません。
シーリングの補修作業
※既存のシーリングにプライマーを塗装している様子
高圧洗浄を終えたらシーリングの補修です。
シーリングとは、外壁の目地やひび割れを埋めるためのゴム状の補修材です。
シーリングで隙間を埋めることで雨が外壁の内部に侵入するのを防ぎ、住宅の寿命を長く保てるようになります。
シーリング補修では最初にプライマーを塗装します。
プライマーとは、シーリング材を密着させるための下塗り材です。
プライマーを塗らずにシーリングを補修してもすぐに剥がれてしまうでしょう。
※シーリングガンで充填している様子
シーリング材を、特性の打ち出し器具(シーリングガン)を使って隙間に充填していきます。
※シーリングの補修完成の様子
シーリングを充填後に平らにならしたら、上記の写真のように補修完了です。
シーリングの補修を紹介したあとは、屋根塗装を解説していきます。
【宮崎県宮崎市】橘通にあるALC外壁の住宅でスレート屋根の塗装をおこないました!
今回は橘通にあるALC外壁の住宅で、スレート屋根を塗装する様子を写真で解説していきます。
スレート屋根は、セメントを中心に作られる素材で、安価かつ軽量なために非常に人気があります。
スレート屋根の塗装では以下の3工程があります。
- 下塗り作業
- 中塗り作業
- 上塗り作業
それぞれの工程を写真付きでチェックしていきましょう。
スレート屋根の下塗り
※左側の少しだけ黒い部分が下塗りした場所
シーラーと呼ばれる透明な下塗り材を塗装していきます。
下塗り材がないとせっかく塗装をしてもすぐに剥がれてしまうため、重要な工程です。
スレート屋根の中塗り
※左上の白い部分がないところが中塗りした場所
下塗り後は中塗りをします。
中塗りとは、仕上げ塗料を使った1回目の塗装です。
仕上げ塗料は中塗りと上塗りで2回使います。
1回で仕上げない理由は、厚く塗るためです。
1回塗装して乾燥させ、さらに1回塗ることで非常に厚くて耐久性が高い塗装が実現します。
このため、中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
スレート屋根の上塗りの様子です!
※上塗り完了後の様子です
中塗りが乾燥したら上塗りをしていきます。
中塗りは通常、半日〜2日程度で乾燥します。
晴れた日で気温が高ければ3〜4時間程度で乾燥することもあるでしょう。
上塗りをしたら、スレート屋根では縁切りをします。
縁切りとは、塗装によってふさがってしまったスレートの隙間をあけなおすことです。
屋根に隙間があると不安に思うかもしれません。
しかし、スレートに隙間がないと、屋根材の裏側に入り込んだ雨水を排出できなくなります。
雨水を排出できないと屋根が腐食してしまう原因となるでしょう。
縁切り作業をする際に上塗り済みの屋根を踏んでしまうため、仕上がりが悪くなります。
このため近年ではタスペーサーと呼ばれる道具を使って縁切り作業を省略する工法も存在します。
【宮崎県宮崎市】橘通にある住宅でALC外壁を塗装しました!
屋根塗装の次はALC外壁の塗装を紹介します。
ALC外壁の塗装も下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りをおこないます。
ALCとは、軽量気泡コンクリートのことです。
内部に気泡を閉じ込めたコンクリートで、頑丈かつ軽量な素材です。
一方で、吸湿性が高いために塗装をしなければすぐに劣化してしまう欠点もあります。
ALC外壁を下塗りしました!
※下塗りをしている様子
基本的な手順はサイディングやモルタル外壁と変わりません。
最初は下塗りで吸水性を抑えたり、中塗りの密着性を高めます。
今回は白くて厚みのある塗料で下塗りをしました。
厚塗りすることで傷を隠しやすく、凹凸がある外壁でも塗りそこねが防げるメリットがあります。
ALC外壁をグレー系で中塗りしました!
※グレーっぽい部分が中塗りです
次は中塗りです。
中塗りではグレー系の塗料を使いました。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。
なぜなら、同じ塗料で2回塗らないと十分な耐久性能が発揮できないためです。
1回しか塗らないと厚みが不足してしまい、耐用年数が短くなるでしょう。
「厚みが足りないのなら1回で厚塗りすればいいのでは?」と考えるかもしれませんが、塗料には1度に塗ってもいい厚さが決まっています。
それ以上の厚さで塗ると、施工不良を起こしてしまうのです。
このため、仕上げ塗料を中塗りとして1度乾燥させてから上塗りで再度塗装します。
ALC外壁をグレー系で上塗りしました!
※やや白く見える部分が上塗りです。中塗りの写真と色が違うように見えるのは光の加減によるものです
最後に上塗りをして完了です。
上塗りの際は塗りそこねがないかもしっかりとチェックしていきます。
特に凹凸が多い外壁だと上から見たら問題ないけれど下から見たときだけ塗りそこねがあると気づくこともあります。
さまざまな角度からチェックする必要があるのです。
【宮崎県宮崎市】橘通にあるALC外壁の住宅で屋上防水や軒天などの塗装をおこないました!
宮崎市の橘通にあるALC外壁の住宅で、屋上や付帯部の塗装をおこないました。
付帯部とは、屋根や外壁以外の細かい場所をさします。
今回は、屋上の防水塗装や、付帯部として軒天の施工状況を解説していきます。
屋上の防水塗装
※屋上の防水塗装をしている様子(白く見える部分)
屋上には防水塗装が必要です。
防水塗装とは、水を弾くための塗装です。
屋上やバルコニー、ベランダなどの床は、防水塗装をしなければ水がひび割れなどから内部に侵入して雨漏りを引き起こします。
新しく屋上やバルコニー、ベランダを設置した場合は、必ず防水塗装をおこなってください。
また、古い防水塗装が剥がれ始めたタイミングでもメンテナンスが必要です。
屋上防水には塗装以外にもシート防水やアスファルト防水と呼ばれる施工方法があります。
今回の防水方法である塗装は、安価で作業時間が短い点が魅力です。
軒天を塗装
※軒天の上塗りの様子
軒天とは、屋根の裏側にある天井部分をさします。
雨や湿気で劣化しやすい部位で、放置すると外壁内部や建物内への浸水が起こり、最悪の場合は雨漏りを引き起こすでしょう。
軒天は基本的に明るい色で塗装します。
ほとんどの家庭では白を使います。
なぜなら、軒天は天井部分なので影ができやすく、全体的に暗い印象を受けてしまうからです。
白を塗装しておけば暗い印象を和らげられるのです。
以上が、橘通にあるALC外壁の住宅での工事状況です。
今回は、一般家庭ではバルコニーやベランダ以外ではあまり施工しない防水塗装の説明もおこないました。
もし屋上やバルコニー、ベランダの施工をする場合はご相談ください。
宮崎市における他の工事状況を知りたい場合はただいま施工中から確認できます。