【宮崎県宮崎市】本郷にある60坪のアパートで足場を設置・高圧洗浄をしました!
宮崎市の本郷にある60坪のアパートで以下の工事をおこないました。
- 足場を設置・高圧洗浄、シーリング補修
- 屋根を塗り替え
- 外壁を塗り替え
- 付帯部の塗装
このうち、今回は足場の設置や高圧洗浄、シーリングの様子を紹介していきます。
足場を設置して高圧洗浄!
※屋根の高圧洗浄の様子
まずは足場を設置して養生し、高圧洗浄をしていきます。
高圧洗浄をしないとこの後でおこなう塗装が数年で剥がれてしまうおそれがあります。
外壁の目地のシーリング補修!
※外壁の目地にシーリングを充填する様子
つづいてはサイディング外壁の目地補修です。
サイディングには目地と呼ばれるつなぎ目があります。
つなぎ目はそのままだと雨が入り込むため、シーリングを充填して隙間をふさぐ必要があるのです。
シーリング材は、シーリングガンと呼ばれる道具で押し出して隙間に充填していきます。
充填しただけでは隙間があるため、次にヘラでならしていく必要があります。
※外壁の目地のシーリングをおさえこむ様子
充填したシーリング材をへらで平らにしました。
※外壁の目地のシーリング完了の様子
最後にマスキングテープを剥がしたらシーリングの施工完了です。
写真のように目地に隙間なく仕上がりました。
シーリング作業はおおよそ1日あれば完了します。
ただし、乾燥するまでに1〜3日程度はかかるため、すぐに外壁塗装に移行することはできません。
塗装をつづけておこなう場合は1〜3日ほど待つか、先に屋根塗装をしていきます。
なお、シーリングにはノンブリードタイプと呼ばれる種類があります。
ノンブリードとは、シーリングに塗装をしても黒く変色しない材料です。
ノンブリードではないシーリングを使うと塗装後に黒く変色するおそれがあります。
【宮崎県宮崎市】本郷にある60坪のアパートで屋根を塗り替えしました!
宮崎市の本郷にある60坪のアパートで屋根の塗り替えをした工程を紹介します。
今回塗装するのはスレート屋根です。
セメントを主材として作られた屋根材で、軽量かつ安価で耐久性が高い人気の素材です。
スレート屋根の塗装は高圧洗浄をのぞけば3工程となります。
- 下塗り
- 仕上げ1回目(中塗り)
- 仕上げ2回目(上塗り)
以下では各工程を写真付きで紹介していきます。
スレート屋根を下塗りしています!
※屋根の下塗りをしている様子
スレート屋根を、透明なシーラーで塗装していきます。
シーラーとは、重ね塗りする塗料の密着性を高める下塗り材です。
この後の仕上げ塗装を剥がれにくくする役割があります。
無色の塗装は一見すると無意味に思えますが、瞬間接着剤のような透明な素材を塗っていると考えてもらえばいいでしょう。
スレート屋根を中塗りしています!
※中塗りをしていく様子
下塗りが完了したら次は中塗りです。
中塗りでは、狭い隙間を先にハケで塗装してから全体をローラーで塗装します。
こうすることでハケのわずかな塗りムラをローラーで見えにくくできます。
また、スレート屋根の場合は中塗りの前にタスペーサーを取り付けることがあります。
タスペーサーとは、最終工程である「縁切り」を回避するための道具です。
縁切りは、スレート屋根の内部が腐食しないよう、必要な隙間を作る工程です。
縁切り作業は上塗り後におこなうため、せっかく塗装した屋根に足跡を残してしまいます。
足跡を残さないために、事前にタスペーサーを設置して縁切り作業を省略するのです。
スレート屋根を上塗りしています!
※屋根の上塗り完了の様子
最後に屋根の上塗りをおこなったら今回の屋根塗装は完了です。
次回は外壁塗装の紹介をしていきましょう。
【宮崎県宮崎市】本郷にある60坪のアパートで外壁を塗り替えしました!
宮崎市の本郷にある60坪のアパートで外壁を塗装していきます。
スレート屋根同様に、下塗り、中塗り、上塗りの工程があります。
今回塗装するのは、日本の住宅でもっとも利用されている外壁材「窯業系サイディング」です。
窯業系サイディングとは、板状の外壁材で、軽量かつ安価で耐久性もあることから人気があります。
窯業系サイディング外壁を下塗りしています!
※下塗りの様子
まずは外壁の下塗り作業です。
下塗りでは下地と塗料の密着性を高めていきます。
サイディング外壁の場合は凹凸があるため、隙間にも塗料が入り込むよう、注意しながら塗装していきます。
もし塗り忘れがあると、将来的にその部分だけ剥がれてしまうからです。
窯業系サイディング外壁を中塗り・上塗りしています!
※上塗りの様子
今回は黄土色の塗料で中塗りと上塗りをおこなっていきます。
中塗りと上塗りは同じ塗料です。
中塗りで1回塗装して乾かし、上塗りでもう1回塗ることで意図的に2層にして耐久性を向上させているのです。
利用した塗料はエスケー化研の「エスケープレミアムシリコン」です。
最新型塗料である「ラジカル塗料」に分類され、従来のシリコン塗料に比べて耐久性が格段に向上しています。
今までは外壁塗料といえばシリコン塗料が一般的でしたが、今後はこのラジカル塗料が主流になると言われています。
そのくらい、コストパフォーマンスに優れた塗料なのです。
今回はアパートの塗装で172平方メートルと広めの面積だったため塗装工事には数日かかりました。
一般的な住宅で30坪程度の場合なら120平方メートル程度のため、塗装は2〜3日程度で終わるでしょう。
ただし、雨が降った場合は工期がのびてしまいます。
【宮崎県宮崎市】本郷にある60坪のアパートで付帯部の塗装をしました!
宮崎市の本郷にある60坪のアパートで付帯部の塗装をした工事を紹介していきます。
付帯部とは、屋根と外壁以外の細かい部位のことです。
住宅の塗装は外壁と屋根ですべてだと思われがちですが、実際には付帯部もメンテナンスが必要です。
なぜなら、付帯部は外壁や屋根よりも劣化しやすく、メンテナンスを怠ると雨漏りや破損を引き起こすためです。
今回は、多くの住宅に存在する「軒天」の塗装状況を詳しく解説していきます。
軒天を塗装していきます!
※軒天を施工している様子
軒天とは、屋根の裏側にある天井です。
影で暗くなるため白系の明るい色の塗料を使うことが一般的です。
軒天の塗装は外壁よりも先におこないます。
理由は、外壁が軒天の下にあるからです。
塗装の原則として、高い場所から優先的に塗っていくといった考えかたがあります。
重力によって塗料が飛び散りやすいからです。
そのため、天井部分である軒天は、隣接している外壁より先に塗らなくてはいけません。
逆の手順で塗ってしまうと養生しないかぎり外壁が汚れてしまうでしょう。
破風や雨戸も塗装していきます!
今回は写真がありませんが、破風や雨戸も塗装しています。
破風とは、屋根が吹き飛ばないように側面に設置された板です。
雨戸は、台風や強風で窓ガラスが割れないように保護する防護板です。
いずれも付帯部として塗装するケースが多いため忘れずにメンテナンスしておきましょう。
以上で、屋根や外壁、付帯部の塗装が完了しました。
あとは仕上がりチェックをしてから足場を解体するだけです。
今回のような施工状況を知りたい場合はただいま施工中で公開していますのでぜひチェックしてみてください。
エスケーハウス株式会社では宮崎市や鹿児島市で多数の工事をしています。