バス・お風呂・浴槽リフォームの種類と費用を知ろう!おすすめ商品もチェック
「お風呂の段差や深さが気になるようになってきた」
「お風呂の機能を向上させたい」
上記のような悩みを持っている人は、浴室リフォームを検討する時期に入っています。
この記事では浴室リフォームについて考える最初のステップとして以下の内容について解説します。
浴室リフォームを経験したことがない人にとって有益な内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
リフォーム前に在来工法とユニットバスの違いを把握しよう
浴槽には大きく分けて在来工法とユニットバスの2種類があります。
それぞれどのような特徴があるのか知っておきましょう。
在来工法の特徴
在来工法とは、壁や床、浴槽などを現場の空間に合わせて組み立てる方法です。
日本に昔からある工法で、柔軟な施工が可能です。
在来工法のメリットは、浴室の広さや形状に関係なく、
床や壁、浴槽など部材を自由に選ぶことができる点です。
アレンジが自由なので、自分のこだわりをお風呂に反映することができます。
在来工法のデメリットは、経年により防水性が損なわれやすい点です。
また工期も長くコストもかかる上、メンテナンスにも費用がかかります。
ユニットバスの特徴
ユニットバスは、あらかじめ作られた壁や床、浴槽など部材を現場で組み立てる方法です。
施工が簡単で、マンションやアパートのお風呂はほとんどがユニットバスです。
ユニットバスのメリットは、短い工期で施工でき、気密性や防水性に優れている点です。
工期が短いことから、コストも抑えられます。
ユニットバスのデメリットは、自由度が下がる点です。
浴室スペースが一般的な構造をしていない場合や狭いときは、選択肢がかなり少なくなります。
パーツの組み合わせが決まっているため、浴槽だけ変えるといったアレンジはできません。
浴室・バスリフォームの事例を費用別に紹介!
浴室リフォームは内容によって費用が大きく変わります。
以下では費用別に浴室リフォームの事例を紹介していきます。
10万円以下
10万円以下でできる浴室リフォームは、以下のような簡単なリフォームです。
- 手すりの設置
- 浴室暖房乾燥機の取り付け
- 浴室ドアの交換
このほか、シャワーヘッドやシャワー水栓の取り換えも10万円以下で行えます。
10〜50万円
10〜50万円で行える浴室リフォームは、既存の浴室機能を向上させるリフォームです。
具体的には以下のようなものがあります。
- 浴槽交換(FRP)や下地修理
- 給湯器を交換して浴槽を広くする
- 浴室の塗装を塗り替える
浴槽は種類によっては50万円以上かかることもあります。
50〜100万円
50〜100万円の範囲になると、本格的な浴室リフォームが実現できます。
主に、システムバスを丸ごと交換するリフォームが100万円前後で行われています。
具体例としては以下があります。
- タイル張りで大きな窓があった浴室を、LIXIL『アライズ』に全面リフォーム
- タイル張りの浴室を保湿性のあるTOTOの『サザナ』に全面リフォーム
上記のように、浴室全体をリフォームする場合にかかる費用相場です。
100〜200万円
100〜200万円の浴室リフォームでは、高い機能を持った設備を導入できます。
具体的には以下のようなリフォームを行えます。
- 暖かさが魅力のクリナップ製ユニットバス『アクリアバス』を設置
- TOTOの最高級バス『シンラ』を設置
100〜200万円の費用を工面すれば、最新設備を導入するリフォームが行えるでしょう。
浴室・バスリフォームのコツ・ポイント
浴室リフォームを成功させるためには、3つのポイントをおさえておく必要があります。
- 家族構成に合わせたユニットバスを選ぶ
- 必要な機能だけを厳選して搭載する
- 最適なリフォーム会社を選ぶ
それぞれ具体的にチェックしていきましょう。
家族構成に合わせたユニットバスを選ぶ
小さな子供がいる場合には、
誤って水栓にふれてもお湯が出ないようチャイルドロックを付けると安心です。
また、高齢者がいる場合には、怪我防止ために滑りにくい床材を活用しましょう。
バスリフォームは誰にとって使いやすいものにするのかを考えて工事することをおすすめします。
家族構成に合わせて最適なプランを選びましょう。
必要な機能だけを厳選して搭載する
バスリフォームにはさまざまなオプションがあります。
例えば、テレビ、浴室暖房乾燥機、ジェットバス、追い焚き機能などです。
上記の機能をすべてつけてしまうと非常に高額となってしまうため注意しましょう。
バスリフォームでは「あったらいいな」ではなく「ないと困る」という視点で考えましょう。
そうすれば無駄のない浴室リフォームを実現できます。
最適なリフォーム会社を選ぶ
バスリフォームは業者とともに作り上げていくものです。
業者の質が悪ければ、リフォームの仕上がりは悪くなってしまいます。
リフォーム業者を選ぶ際には、必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
その上で、費用や親切さ、実績などから最適な業者を選びます。
業者選びは妥協しないようにしてください。
浴室・バスリフォームの費用を抑えるポイント
バスリフォームの費用相場は50〜200万円です。
費用相場の範囲が広いため、ちょっとした工夫で費用を抑えることができます。
以下ではバスリフォームの費用を抑えられる3つのポイントを紹介します。
メーカーに頼まずリフォーム会社に直接依頼する
メーカーに依頼すると下請け業者に工事を依頼してしまいます。
その際、下請け業者はメーカーにマージン(仲介料)を支払っています。
マージンはあなたが支払う工事料金に密かに含まれていますので、
メーカーにリフォームを依頼すると工事費用が高くなるでしょう。
マージンを取られたくないのであれば、
工事をしている下請けのリフォーム会社に直接依頼することが得策です。
費用が抑えられる工法を利用する
新しいユニットバスを設置する場合、どんなに安くても80万円以上はかかってしまいます。
ただし、浴槽の塗装工事だけや、工場で部材を作って現場で組み立てる
「パネル工法」なら10〜20万円の費用で行える場合もあります。
浴槽塗装やパネル工法を利用できるかどうかは素人では判断できません。
リフォーム会社のアドバイスを参考にして検討しましょう。
浴槽の種類を見直してみる
バスリフォームで最も費用がかかるのが浴槽です。
浴槽の種類を見直してみると、大幅に費用を抑えられる可能性があります。
以下では4つある浴槽の種類を簡単に紹介します。
FRP製のシステムバス
費用相場は80〜130万円となっています。
防水性が高くて安価で導入できますが、汚れが目立ちやすいです。
浴槽は何でもいいからバスリフォームを安く抑えたいという人におすすめです。
人工大理石製のシステムバス
費用相場は70〜250万円で、配合する素材によって価格に幅があるのが特徴です。
FRPに比べて傷つきやすいですが、汚れは落としやすく掃除の手間がかかりません。
カラーやデザインが豊富なので、内装にこだわりたい人におすすめです。
鋳物ホーロー製のシステムバス
費用相場は110〜150万円となっています。
ホーローは保湿性において他の浴槽よりも優れています。
また、ガラスで覆われているため耐久性があり、輝きが長く続きます。
大量生産できないため、価格がやや高めになってしまうのがネックです。
ヒノキ製のシステムバス
費用相場は230〜270万円と他のシステムバスに比べて高価です。
一方で、非日常的な上質感を味わえます。
掃除にも手間がかからず、保湿性も優れています。
高価な商品なので取り扱いが少なく、入手が難しい種類です。
種類や費用を把握してバスリフォームを成功させよう
バスリフォームを成功させるためには、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。
知識がなければ悪徳業者に騙されてしまうこともあります。
バスリフォームの費用相場やポイントを把握して、質の高い工事を実現しましょう!