廊下リフォームの例を費用別に紹介!重視するポイントは?
「廊下の床が凹んでいる」
「歩くと床がギシギシと鳴る」
「廊下と部屋の段差につまずくことがある」
上記のうち1つでも当てはまる場合、廊下リフォームを行うべきタイミングだと言えます。
この記事では以下の5つについて解説しています。
リフォームの知識がない方でも理解できる内容になっています。
廊下リフォームを検討されている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
廊下リフォームはバリアフリーを考える上でも重要
廊下は頻繁に人が行き来する場所です。
そのため家の中でも傷みが出やすい場所だと言えます。
最近では、以下のようなバリアフリーを目的とした廊下リフォームも増えています。
- 手すりを設置する
- 廊下と部屋の境目にある段差を解消する
- 車イスでも部屋を行き来できるように幅を広くする
日本は過去に類を見ない高齢化社会へ突入しています。
廊下リフォームを行うことで家の中にある危険を取り除き、怪我を未然に防げます。
単に機能面を向上させるだけでなく、バリアフリーの観点からも廊下リフォームは重要です。
金額別!廊下リフォームの内容を紹介!
廊下リフォームにかかった金額別にリフォームの内容を紹介します。
20万円未満で行うリフォームがほとんどですが、中には50万円を超えるリフォームもあります。
どんなリフォームが行われているのか、チェックしていきましょう。
20万円未満
20万円未満で行われるケースが廊下リフォーム全体の約半分を占めています。
具体的には以下のようなものがあります。
- 廊下に手すりを設置する
- クロスと床材を張り替える
- 階下への配慮で防音設備を導入する
手すりの設置は数万円で行えます。
手すりを設置する際には、廊下の幅が狭くなりすぎないように気をつけましょう。
20〜49万円
20〜49万円のリフォームでは、廊下の機能性を向上させることができます。
具体的には以下の2つがあります。
- 廊下に照明を設置する
- 廊下のフローリング材を張り替える
20〜49万円の費用で廊下のフローリングを高級感のあるものにリフォームできます。
また転倒防止を目的に、足元を照らす照明も設置できます。
50〜100万円
50〜100万円の範囲になると、リフォーム内容もさらにグレードアップします。
具体的には以下のようなものがあります。
- 廊下に収納棚を設置する
- 天然石の廊下と壁面収納を設置する
床や壁、天井にもグレードの高い素材を使用でき、高級感のある廊下を作ることができます。
天然石のグレードによっては、100万円を超えることもあります。
廊下リフォームで重視する2つのポイント
廊下リフォームで重視するポイントは安全性と使いやすさです。
2つのポイントをおさえた上で、リフォーム計画を立てましょう。
安全性
廊下は頻繁に使う場所なので、危険なものは事前に取り除く必要があります。
安全性の観点から廊下リフォームを考える際には、以下3つのポイントを確認しましょう。
●滑りにくい床材(フローリング)を使用する
フローリングには滑りやすいタイプもあるため、滑りにくいタイプを選びましょう。
また寝室や子供部屋に面している床材は、吸音性のあるものがおすすめです。
●照明は十分に明るいものを使用する
照明が暗すぎると物につまずいたり転倒したりする可能性があります。
照明は十分に明るいものを選びましょう。
●手すりなどバリアフリーに配慮した設計にする
家族に高齢者がいる場合や長く住む予定がある場合は、バリアフリーリフォームを検討しましょう。
廊下の横幅が小さい場合には、
車椅子が通れるように100~120cm幅を広くする工事も検討してください。
使いやすさ
廊下は隠れた収納スペースです。
廊下の幅にゆとりがある際には、壁面収納でスペースを有効活用しましょう。
2階建て住宅の場合には階段下にあるスペースも収納として有効活用できます。
廊下は人や物が通るための場所ですので、横幅は十分に確保してください。
荷物を抱えながらゆとりをもって廊下を通るためには幅を85cm以上にしましょう。
車椅子の方がいる場合には120cmほどは必要です。
廊下リフォームで収納スペースを増やそう!
家の中に十分な収納スペースがなければ整理整頓は難しいでしょう。
廊下には以下のような隠れた収納スペースがたくさんあります。
- 天井裏
- 床下
- 壁面
- 階段
具体的にどのような活用方法があるのかチェックしていきましょう。
天井裏収納
廊下の天井裏にスペースがあれば収納スペースとして活用できます。
一般的な住宅では、
屋内の電気配線や通信回線を通すためにある程度の空間が天井裏に設けられています。
そのためリフォームすることで収納スペースとして活用できるのです。
天井裏のスペースは人が出入りすることを想定していないため、
夏は高温となり、冬は冷え込みます。
上記のような問題を解消するためには断熱工事を行う必要があります。
断熱工事を含めたリフォーム費用は50万円前後が相場となっています。
床下収納
廊下の幅が狭い場合には、床下収納がおすすめです。
床下収納にはさまざまなサイズや種類があるため、業者のサポートを受けながら進めましょう。
廊下収納は設置しても見えにくいため外観を変えないで使用できる点が大きなメリットです。
壁面収納
壁面収納は、廊下に収納スペースを設ける上で最も収納容量が多い方法です。
天井の高さまで活用でき、見た目も美しくスタイリッシュな収納を実現できます。
棚を設置する場合はインテリアを意識した収納も設置が可能です。
壁面収納の良いところはマンションの壁でも問題なくリフォームできる点です。
マンションは基本的に仕切り壁の厚さが7cmほどで壁内は空洞となっています。
空洞となっているスペースを活用して壁面収納を作れるのです。
階段収納
階段はさまざまな箇所を収納スペースとして生かすことができる場所です。
階段の手すり部分は本棚として活用できます。
奥行きは限られますが、階段上下のスペースも扉や棚をはめ込むことで
本や小物の収納スペースに変化します。
階段下のスペースを持て余すのは非常に勿体無いので、ぜひリフォームで有効活用してください。
廊下リフォームの費用を抑えるポイント
廊下リフォームの費用を抑えるポイントは以下の3つです。
- 高価な素材を使わない
- 劣化する前にリフォームする
- 適切な業者を選ぶ
以下では、ポイントを具体的に解説していきましょう。
高価な素材を使わない
高価な床材を使うとリフォーム費用は高くなります。
グレードの高い床材や壁紙は高級感を演出できますが、ついつい予算オーバーになってしまいます。
安い素材でも見せ方によっては安っぽくなりません。
見せ方を重視して高級素材にこだわらないようにしましょう。
劣化する前にリフォームする
床が凹んでいるとか変な音がするといったサインを見逃さないようにしてください。
放置しておくと下地から交換することになり、リフォーム費用が高額となります。
床材の状態を常に把握しておき、劣化して品質が悪くなる前にリフォームをしましょう。
適切な業者を選ぶ
複数の業者に見積もりを依頼することで、不当な費用は支払うリスクを下げられます。
リフォーム会社には悪徳業者が存在します。
事前の調査をしっかりと行い、適切な業者を選ぶようにしましょう。
正しい知識を持つことでリフォーム費用は節約できます。
リフォームはポイントを踏まえた上で依頼しましょう。
廊下リフォームで使いやすくて安全な住宅にしよう!
廊下は頻繁に利用する場所です。
バリアフリーの観点からもリフォームを検討しておくべき場所だと言えます。
劣化が進んでいたり、収納が少なかったりする場合は廊下リフォームを行い、
安全で使いやすい住宅にしましょう。
廊下リフォームの費用を安くしたい場合は以下もチェックしてみてください。