床の間を仏壇スペースにリフォーム!疑問点と費用相場を解説
「仏壇はどこに置いたらいいのだろう」
「床の間に仏壇を置いても大丈夫だろうか」
最近の住宅は、和室がない間取りが増えています。
仏間のある住宅はほとんどないでしょう。
しかし、いざ仏壇を置くことになったとき、家の中のどこに置いたらよいのでしょうか。
この記事では仏壇を置くスペースについての悩みを解消するために、下記の情報を解説しています。
- 床の間とは?
- 床の間に仏壇を置いても大丈夫?
- 床の間を仏壇スペースにリフォームする方法と費用
床の間を仏壇スペースにリフォームしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
床の間とは?
床の間とは、お客様をもてなすために掛け軸や花を飾る場所のことです。
正しい呼び名は「床(とこ)」といいます。
「床の間」は一般的に呼ばれている俗称です。
床は、奈良時代に貴族が座る場所を一段高くしていたことがはじまりといわれています。
その後、室町時代に武家の間で床の間が広まり、
家の力をあらわすために使われるようになりました。
江戸時代になると、庶民が自分よりも身分の高いお客さまをおもてなしするために、
住宅に床の間をつくるようになり、
大正時代にはいると、床の間は日本の住宅にかかせないものとなりました。
しかし、現在は和室を作る人が減少しており、床の間がない住宅が増えています。
床の間に仏壇を置いても大丈夫?
床の間に仏壇を置くのはよくないという説があります。
しかし、床の間に宗教的な意味合いはなく仏壇を置いてもまったく問題ありません。
実際に、仏間がない住宅では床の間に仏壇を置いているケースが増えていると言われています。
仏壇を置く場所として適しているのは、「家族がお参りしやすい場所」です。
床の間がある和室は客間としても使われることが多いので、
訪問されたお客さまにもお参りしやすい場所であるといえるでしょう。
また、仏壇は直射日光が当たったり水まわりの近くだったりすると劣化してしまいます。
床の間には直射日光が入り込んでくることがないので、仏壇の劣化を防止できるでしょう。
床の間は、お客さまをおもてなしするための上座とされている場所です。
家の中で一番重要とされている床の間に仏壇を置くことは、
ご先祖さまを敬う気持ちだけでなく、仏壇の劣化を防ぐためにも適していると言えるのです。
床の間を仏壇スペースにリフォームする方法と費用
床の間にそのまま仏壇を置いても大丈夫ですが、
場合によってはリフォームしないと設置できないケースがあります。
以下では、床の間を仏壇スペースにリフォームする方法と費用相場をご紹介します。
床の間の飾り棚を撤去して仏壇スペースを作る
費用:5~10万円
施工日数:1~2日
床の間に飾り棚が造り付けられている場合は撤去しなければなりません。
飾り棚を撤去し、床の間に仏壇が置けるようにスペースを作るだけなので、
費用は比較的かからないでしょう。
ただし、床の間の床が、床框がついている「二段床」や、畳が敷いてある「床畳」の場合は、
床板に張り替える作業が増えるため張り替え分の費用がかかります。
床の間の中に仏間を作る
費用:20~25万円
施工日数:3~5日
床の間の一部に仏間をつくるリフォームです。
仏壇の大きさに合わせて仏間をつくるので、見た目がスッキリするでしょう。
まとめ:床の間をリフォームしてお参りしやすい仏壇スペースに!
床の間は、お客様をもてなすために掛け軸や花を飾る場所です。
宗教的な意味合いはなく、床の間に仏壇を置いても問題はありません。
床の間に仏壇をおけるようにリフォームする場合、さまざまな方法があります。
床の間をリフォームして、家族がお参りしやすい仏壇スペースをつくりましょう。
和室全体をリフォームしたい場合は以下で費用などを解説しています。
チェックしてみてください。