玄関ドアを和風にする4つの方法を知ろう!
「リフォームで外装の雰囲気を変えたい」
「落ち着きのあるレトロな印象の玄関にしたい」
派手な印象のある西洋風の住宅が増えてきている中で上記のような希望を持っている方も多いでしょう。
玄関まわりの印象を変えたい方には、入口玄関のドアを和風にするリフォームがおすすめです。
この記事では、玄関のドアを和風にしたい方が抱える悩みを解消します。
解説していく内容は以下のとおりです。
- 玄関を和風にする方法や工事内容
- 工事にかかる費用やメリットとデメリット
- 玄関を和風にする際のポイント
- 玄関の雰囲気や印象を変える方法
リフォームで、玄関のドアを和風にしようとお考えの方はぜひご覧ください。
玄関ドアを和風にする4つの方法
玄関のドアを和風にする方法は大きく分けて4つあります。
- ドアを引き戸に交換する
- ドアを和風デザインの商品に交換する
- ドアを塗装する
- ドアにシートを貼る
コスト面やメリット、デメリットをふまえたうえで、適切な工事方法を選択しましょう。
ドアを引き戸に交換する
ドアを引き戸にすることで和の雰囲気を作り出すことができます。
メリットは、大きく印象を変えられることと、
開閉がしやすくベビーカーや車椅子でも出入りが楽になることが挙げられます。
デメリットは、現在の玄関タイプによっては工事が少し大がかりになることです。
工事費用が高めになりやすいです。
昔の建物では、玄関ドアは引き戸が一般的でした。
引き戸は、趣のある本格的な玄関にしたい方におすすめです。
引き戸には通常のドアに付いているドアノブが無いため、
色合いが統一しやすく和風の印象に変えることができます。
工事内容は、自宅の玄関タイプやドアの仕様によって大きく異なります。
開き戸から引き戸へ丸ごと変えたい場合、レールや戸車、枠の調整工事が必要です。
開き戸から引き戸へ交換する場合の費用相場は35万円〜となっています。
引き戸への交換は、値段を特に気にしない方で玄関の印象をガラッと変えたい場合や、
ベビーカーまたは車椅子に乗っている家族がいる家庭でおすすめの方法です。
ドアを和風デザインの商品に交換する
引き戸にするには工事予算がかかりすぎるといった場合は、
現在のドアを和風デザインに変える方法もあります。
デザイン性の高いドアも多く販売されているため、自身の好きな柄で和風アレンジすることができます。
工事内容も基本的には現在のドアから取り替えるだけなので、
作業自体も数時間ですべて終わります。
メリットは、大きな作業がいらず低予算で行えることです。
デメリットは、引き戸の工事に比べると玄関口の印象が変わりにくい点です。
ドアからドアへ交換する場合は、約5万円~となっております。
ドアのデザインを変えるだけでも、低予算で玄関の印象を少し変えることができます。
現在のドアの形式を変えず、大掛かりな工事をしたくない方にはおすすめの方法です。
ドアを塗装する
玄関ドアは、交換以外にも塗装でイメージを変えることができます。
ドアには金属製と木製の2種類があります。
木製ならまわりのインテリアとの調和がとりやすいため、より和風な印象になります。
メリットは、光沢が出るので本体を取り替えずにドアを綺麗にできることです。
また、塗装ハゲや大きな傷なども補修すれば元通りになります。
デメリットとしては、メンテナンス費用が定期的にかかることです。
木製ドアの工事内容は、以下の工程に分かれています。
- 下地処理
- 下塗り
- 中塗
- 上塗り
工事期間は2〜4日程度となります。
ドアの劣化具合にもよりますが、塗装には3~10万円の費用がかかります。
メンテナンス時期は5年に1回なので、長期的にみると少し予算がかかるでしょう。
しかし、木製玄関のドアには長期間使っていたからこその新品には無い深みがあります。
デザイン性や断熱にも優れているので、暖かい印象を与えたい方におすすめです。
ドアにシートを貼る
最も簡易的なのが、ドアにリフォームシートを貼り付ける工事です。
各メーカーから、様々なリフォームシートが販売されています。
メリットは、手軽さです。
ドア交換よりも手軽なリフォームで、作業も1時間ほどで終了します。
デメリットは、直射日光や雨などに弱く、シートが膨れたりするおそれがあります。
工事費用は3万円~となっており、他の工事に比べ安いです。
最も手軽にドアの印象を変えることができます。
作業自体もすぐに終わるため、大がかりな工事をしたくない方におすすめです。
玄関ドアを和風にする際のポイント
玄関ドアを和風にする際は、抑えておきたいポイントがあります。
大事なポイントを上手く抑えて、よりバランスの取れた印象の玄関にしていきましょう。
木製製品がおすすめ
ドアに使用する材料は、自然からとれた素材がおすすめです。
特に、木製のドアは暖かい印象を受けます。
また、和室の部屋などに色合いがマッチしやすく、統一感が出るため和を感じることができます。
ドアだけでは和風のイメージには不十分
ドアだけのイメージを変えても、玄関が洋風ではミスマッチになるでしょう。
玄関全体のイメージを和風に統一すれば、心地よい上質な雰囲気になります。
ドアだけではなく玄関スペースのリフォームも非常におすすめです。
格子などインテリア性の高い物を配置したり、照明を温かみのある色に変更したりすることで、
より和風な雰囲気を与えてくれます。
竹製品や観葉植物で周囲も彩る
玄関リフォームの他にも、観葉植物を置くことで、和風の雰囲気が演出できます。
竹やシュロチク、トクサなどの観葉植物は和風の玄関にピッタリです。
木製の床や玄関に飾ることで、より和風の雰囲気が味わえるでしょう。
他にも和風の雰囲気を出せる物があります。
特に奈良時代から江戸時代にあった物を和風と感じる方が多いため、
古風な飾り付けをするのも雰囲気を出すために良いでしょう。
たとえば、茶釜などは玄関のスペースを大きくとることが無いので非常に飾りやすいインテリアです。
まとめ:玄関ドアを和風にするならスペース全体のリフォームも検討
ドアだけを和風にしても、
玄関に入った際に雰囲気が違うと統一感が無くバランスが悪く見えてしまいます。
まとまった印象を出したいのなら、ドアと玄関はセットでリフォームすることがおすすめです。
その他にも、飾り付けるだけで雰囲気の出るインテリアも多くあるので、ご自宅の玄関に合わせて大きさや配置にもこだわっていきましょう。
玄関リフォームについてもっと詳しく知りたい場合は、
「玄関リフォームの種類や費用を知ってあなたに最適な工事内容を決めよう」で詳しく紹介しています。
参考にしてみてください。