キッチンの間取り変更リフォームのコツ!かかる費用もご紹介
「キッチンの間取り変更リフォームで注意するべきことを知りたい」
「キッチン周りの間取り変更ってどれくらいの費用がかかるの?」
一口に間取り変更と言っても、リフォームの目的は人によって違います。
目的次第で工事内容も費用も変わってしまうため、
一概にこういうものだと説明するのは難しいと言えるでしょう。
あなたにとって最適なプランを知るには、実際にリフォーム業者へ相談することが不可欠です。
ただし、リフォームを成功へと導くためには業者に任せきりではいけません。
これは美容室で希望のヘアスタイルを伝えるのと同じです。
後悔しないリフォームをするためには、依頼主であるあなたの準備も重要です。
この記事ではキッチンの間取りリフォームを考えている方へ以下の内容を解説します。
- キッチンの間取り変更リフォームのコツ
- キッチンの間取り変更に必要な工事費用
- キッチンの間取りを変更する際の注意点
キッチンの間取り変更リフォームのコツや注意点を押さえ、理想のリフォームを実現しましょう。
キッチンの間取り変更リフォームのコツ
せっかくリフォームをするのですから、
「こんなはずじゃなかった」なんて後悔はしたくありませんよね。
また、間取り変更のリフォームには決して安くない費用がかかります。
ある程度お金がかかる覚悟は必要なものの、できるだけ費用を抑えたいと考えることでしょう。
キッチンの間取り変更リフォームを成功させるためには以下のコツをおさえることが重要です。
- 現状の不満を明確にしておく
- 予算設定に余裕をもたせる
- できるだけ水回りの設備を移動しない
それぞれ確認していきましょう。
現状の不満を明確にしておく
間取り変更リフォームの目的は生活をより良いものにすることです。
行き当たりばったりの計画では満足できるリフォームはなかなか実現しません。
まずは現状の問題点を紙に書き出してみましょう。
一通り問題点をリストアップできたら、次は改善したいことに優先順位をつけます。
たとえば料理中に家族との会話を楽しめるようにしたいなら
対面キッチンへのリフォームを考えるでしょう。
一方で、汚れや臭いの飛散を防ぐためであれば独立キッチンを希望するはずです。
このように優先させたいこと次第でリフォームの方向性は大きく変わります。
後悔しないリフォームにするには、
リフォーム後の生活をできるだけ鮮明にイメージすることが重要です。
キッチンの間取り変更だからといって、料理をしている時のことだけ考えるのでは不十分です。
以下のように、できるだけさまざまなシーンを想像してみましょう。
- 朝起きてから夜寝るまで
- 平日や休日、お盆や年末年始など
イメージを具体的にしていくと、思いもよらない見落としに気づくこともあるでしょう。
イメージをより鮮明なものにするため、ショールーム見学に行くのもおすすめです。
予算設定に余裕をもたせる
いざ工事を始めてみると、事前には想定していなかった追加工事が必要になることもあります。
たとえば築年数がそれなりに経過している住宅の場合、柱などの基礎部分が劣化している可能性もあります。
安心・安全に暮らすためには、どうしても追加工事が避けられないこともあるのです。
リフォーム工事は実際に着手するまで何が起こるか分かりません。
予算をオーバーしないためには、あらかじめある程度余裕をもっておくことが重要です。
また、どれくらい費用が膨らむ可能性があるかもリフォーム業者に確認しておきましょう。
できるだけ水回りの設備を移動しない
キッチンの間取り変更には給水管や排水管の移動を伴うことが多いです。
直接目に見えない場所の工事ではありますが、
これにより想定以上の費用がかかることもあります。
そこでおすすめしたいのが、水回りの設備をできるだけ移動しないことです。
たとえばキッチンの位置を右へ移動させるケースを考えてみましょう。
このキッチンでは左にコンロ、右にシンクがあったとします。
コンロとシンクの位置関係をそのままにしようと思えば、水回りの設備の移動は避けられません。
しかし、コンロをシンクの右側にしても良いと考えれば、シンクの位置は移動せずに済みます。
キッチンの間取り変更に必要な工事費用
キッチンの間取り変更リフォームにかかる費用は主にキッチンのグレードで決まります。
キッチンのグレードは主にローグレード〜ハイグレードの3種類です。
それぞれの費用は以下の通りとなっています。
- ローグレード:120〜160万円
- ミドルグレード:130〜180万円
- ハイグレード:150〜290万円
また、これ以外にもオプションを追加することで追加の費用がかかることもあります。
オプションごとにかかる費用は以下の通りです。
- 食洗機の設置:10万円前後
- IHクッキングヒーター:20万円前後
- カップボードの設置:15万円前後
- 腰壁の設置:15万円前後
オプションごとに10〜20万円の追加費用がかかることを覚えておきましょう。
キッチンの間取りを変更する際の注意点
リフォームを成功させるコツとは別に、注意していただきたい点もあるのでご説明します。
希望通りにリフォームできない場合もある
どれだけお金があっても希望通りのリフォームができないこともあります。
たとえばマンションの場合、管理規約で水回りの設備の変更を禁止されていることもあるでしょう。
詳しくは管理規約、もしくはマンションの管理人に確認してみてください。
また、家の構造上どうしても実現できない場合もあります。
たとえばキッチンの位置を大幅に変える場合を考えてみましょう。
キッチン設備には排水口が必要不可欠です。
そのためキッチンの下まで排水管を延ばさなくてはいけません。
しかし管が長くなると勾配が緩やかになり、排水が流れにくくなってしまいます。
これにより床の高さをあげる必要が出てくるなど、
別の面で不満が出てくる可能性もあることを覚えておきましょう。
悪徳リフォーム業者に気をつける
依頼者の知識不足に付け込み、適当な説明・施工をするリフォーム業者も存在します。
「リフォームのことはよく分からないから」と丸投げするのは危険だと言えるでしょう。
良いリフォーム業者は依頼主の相談に親身になって応えてくれます。
いい加減な説明をしないか、納得できるまで付き合ってくれるかなどで良し悪しを判断してください。
まとめ:慎重に準備して後悔しないリフォームを!
せっかくのリフォームをするのですから、できることは最大限やっておきたいですよね。
押さえるべきコツや注意点を学び、家族全員が笑顔になれるリフォームを実現しましょう。
キッチンリフォーム全般にかかる詳しい費用を知りたい場合は以下もチェックしてみてください。