テラスを増築するメリットとデメリットとは?費用の相場をご紹介!
テラスとは、住宅の掃き出し窓やドアから出ることができる、
地面から一段高くなっている場所のことです。
テーブルや椅子を置くことで、屋外のリビングのような使い方ができます。
ご自宅にテラスがなくても、業者に頼んで後から設置することが可能です。
この記事では、テラス増設のメリットやデメリット、
テラス増築にかかる費用の目安についてご紹介していきます。
テラスを増築するメリット・デメリット
テラスの増築をすると、家の見た目がおしゃれになったりさまざまな用途に使用できたりと、
メリットが多いように思えます。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあるのです。
増設工事をした後に「こんなはずではなかったのに」と後悔することがないように、
あらかじめ知っておきましょう。
テラスを増築するメリット
テラスの増築のメリットは、他のリフォームに比べて手軽にできることと、
増築後の利便性が高いという2点です。
例えば、庭にサンルームを増設する場合は、スタンダードなものでも50万円以上かかることがあります。
しかし、テラスであれば、15万円から増築が可能です。
また、自宅に住みながらの施工が可能なため、仮住まいの準備が必要ありません。
他のリフォームよりも手軽に始められるのが、テラス増築の大きなメリットです。
さらに、テラスを増築すれば庭や縁側として使えて、
自宅でも気軽にパーティーやバーベキューが楽しめます。
屋根をつければ雨の日でも洗濯物を濡らさずに干すことが可能ですし、
夏の日差しを遮ってくれます。
テラスを増築すれば、今までよりも快適な生活ができるでしょう。
テラスを増築するデメリット
テラスを増築すると、固定資産税が高くなってしまう可能性があります。
ウッドデッキやタイルを設置しただけのテラスであれば問題ありません。
しかし、テラスに屋根と囲いをつけて「テラス囲い」にする際は注意が必要です。
「テラス囲い」を設置して固定資産税が上がるかどうかは、自治体によって異なります。
増築前に、市区町村の固定資産税の担当部署で確認しておきましょう。
また、テラスの素材にタイルを使用した場合、日差しが外壁に反射して外壁の劣化を早めたり室温を上昇させたりしてしまうおそれがあります。
テラスの増築にかかる費用の相場
テラスの増築は、素材やデザインなどによって費用が変わってきます。
テラス増築の際にかかる費用を素材別にまとめたので、業者を選ぶ際の目安にしましょう。
テラスを増築する場合の費用
テラスの素材には、ウッドデッキやタイルを使用する人が多く、素材によって費用が変わります。
素材別の費用の目安は以下をご確認ください。
ウッドデッキの下に土間コンクリートを打つことで、雑草対策や耐久性の向上が期待できます。
ただし、追加の費用がかかってきますので注意が必要です。
タイルデッキの場合は、土台があるかないかで費用が倍近く変わることがあります。
テラス屋根を増築する場合の費用
屋根を増設する場合の費用は、幅360cm×奥行180cmのもので約15〜25万円が相場です。
遮熱やUVカット効果が期待できるテラスもありますが、工事にかかる費用が上がってしまいます。
屋根は、安ければ良いというものではありません。
積雪や台風のときのことも考えて、耐久性が高い素材を選んでおきましょう。
テラスの増築には届け出が必要な場合がある
建築物の増築には、「建築確認申請」を各自治体にしなければならない場合があります。
建築確認申請とは、新築、増築にかかわらず、ここに建物を建てていいかの許可を取る作業です。
届け出が必要になるには、2つの条件があります。ひとつは、面積が10平方メートルを超える場合、もうひとつは、準防火地域、もしくは防火地域内での増築工事であることです。
申請から建築までの大まかな流れは、業者と話し合いで決めた設計プランを各自治体へ提出し、建築主事や審査機関からチェックを受けます。
審査に通ったら確認済証が交付され、晴れて工事に着手できます。
工事だけではなく、申請書類の作成や申請を含めて業者や専門家に依頼すると簡単です。
また、詳細については各自治体で異なります。気になる方は、依頼する業者や自治体に確認してください。
テラスの増築はDIYでしないほうがいい理由
業者に依頼する費用について考えると、「テラスの増築をDIYでするほうが安上がりなのでは?」と考えるかもしれません。
物によっては安く仕上がるかもしれませんが、DIYであっても費用が高くつく場合があります。
道具や材料を壊してしまい、再度購入することになったときや、施工方法を誤って既存の住宅部分を傷つけたり、壊したりした場合です。
最初からプロの業者に依頼しておけば、かからなかった費用を余分に支払うことになるでしょう。
また、専門家ではない、知識がない人がする工事には危険が伴います。
テラス囲いのような大掛かりな工事が必要な場合はもちろん、壁に穴開けずに工事できる独立型のテラスも、大きく、重たい商品を扱います。施工の仕方を間違えると、大きな事故につながるかもしれません。
住宅の建築や増築に関わることは、なるべく専門知識を持った業者に依頼するのが安心です。
もし費用を節約したい場合は、DIYという選択の前に、テラスの種類や業者を比較してみましょう。
そのときには、相見積もり(1社だけではなく数社から見積もりを取ること)をして、価格をチェックするとわかりやすいです。
テラス増築の施工事例
ここでは、実際にエスケーハウスを通してテラスの増築を行った施工事例を2つご紹介します。
テラスを増築しようか考え中という人は、ぜひ参考にしてください。
テラス屋根の新設とウッドデッキをリウッドデッキに取り替えた事例
もともと施工されていたウッドデッキを解体し、新たにリウッドデッキと呼ばれる材料で作られたデッキを設置する施工です。
リウッドデッキは、木粉とプラスチックを原料にした素材で、天然木よりも耐候性や耐水性、硬度などに優れています。
事例中の既存ウッドデッキは、劣化が進み、ボロボロになっていました。
劣化したウッドデッキは、放っておくと事故につながるため、この事例のように新しくしたり、数年おきに塗装し直したりするのがおすすめです。
この事例では他に、テラス屋根を設置しています。
ポリカーボネート板の目隠し付きで、テラスの中や住宅の中が見えません。目隠しがあることで、プライベートを守ることができたり、洗濯物を干したりしやすくなります。
芝生だった部分にテラスデッキを設置した事例
もともと芝生だった場所に土間コンクリートを施工し、テラスデッキを設置した事例です。
土間コンクリートは耐久性に優れ、カーポートや物置、ウッドデッキと一緒に用いられることが多くあります。
デッキは、メンテナンスしなくても長持ちする樹脂製のリウッドデッキを使用しています。
そこへアルミ製のテラス屋根を設置しました。
リウッドデッキやテラスは、芝生よりもメンテナンスが簡単で扱いやすいのが魅力です。
車や自転車を置くのも躊躇なくできるので、敷地を上手に使えるようになります。
アルミニウム製のテラスを設置するにあたり、地域や種類によって制限を受ける場合があります。
設置の際には、事前に自治体へ建築確認申請の書類を提出、審査を受けるようにしましょう。
テラスの増築をする際は優良企業を選ぼう
テラスの増築を行う業者は、費用の安さだけで選ばないようにしましょう。
耐久性や仕上がりが悪くなってしまい、工事が再度必要になってしまうこともあります。
テラスを増築する際は、信頼できる優良企業に頼むようにしましょう。
以下のポイントを満たしているところは、優良業者と言えます。
- 無料の現地調査がある
- 費用の内訳を明らかにしている
- 施工実績の多い企業である
テラスの増築で、自宅での生活をワンランクアップしてみましょう。
テラスではなくサンルームを増築したい人は以下の記事をご覧ください。