和室のデザインをオシャレにする方法|おもてなしから普段使いまで
「自宅に和室を作りたい」
「オシャレな和室のデザインが知りたい」
日本住宅ならではの和室は、お客様をおもてなししたり家族でくつろいだりと、さまざまな使い方ができます。
しかし、昔ながらの障子やふすまのある和室では、現代の住宅デザインと合わず、和室を作ることをあきらめている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、現代の住宅に合うオシャレな和室のデザインをご紹介します。
さまざまな和室デザインを知ることで、あなたにぴったりの和室デザインが見つかるでしょう。
いま人気の和室デザインはモダンスタイル
現代の住宅で人気の和室デザインは、「モダンスタイル」と呼ばれるものです。
モダンスタイルとは、格式ある和室デザインと現代風のデザインをかけ合わせたスタイルのことです。
「和モダン」とも呼ばれています。
モダンスタイルの和室にかかせないアイテムは、以下の4つです。
- 置き畳(琉球畳)
- 地窓
- 床の間
- 照明
それぞれ詳しくご説明します。
置き畳(琉球畳)
縁(へり)のない正方形の置き畳は、古き良き和室のイメージをモダンな雰囲気に変えてくれます。
カラーバリエーションが豊富なため、隣接するリビングや洋室にも合わせやすいでしょう。
地窓
地窓は、座ったときに外の景色を楽しめるように下の位置に設けられた窓のことです。
地窓から差し込む光と風景が癒しの空間を演出してくれるでしょう。
床の間
床の間にかかせない「床柱」や「床框」をあえて無くすことで、和室がシンプルでモダンな印象になります。
モダンな床の間に置物やお花を飾れば、お客様が訪れたときに喜ばれるでしょう。
また、床の間に吊りタイプのクローゼットを設置したり、カウンターを設置して書斎スペースとして使用したりすることも可能です。
床の間の使い方に厳格な決まりはありません。
家族の生活スタイルに合わせた使い方をすることで、和室が身近な存在になるでしょう。
照明
和室に使う照明には、間接照明や置くタイプの照明など、さまざまなデザインがあります。
とくに間接照明は、モダンな和室を演出するためにはかかせないアイテムのひとつです。
調光できる照明を選択すれば、和室を使用する目的に合わせて部屋の雰囲気を変えられるでしょう。
普段使いができる和室デザインをするポイント
せっかく和室を作っても、いつの間にか使うことなくなり、部屋をもてあましてしまうケースがあります。
限られたスペースの中に作った和室は、できるなら毎日使用したいものです。
和室を普段使いするためには、どのような工夫をするとよいのでしょうか。
和室を普段使いするためのポイントは、以下の3つです。
- リビングとの一体感
- 小上がりタイプの和室
- 洋風家具の設置
ひとつずつ詳しく解説していきましょう。
リビングとの境目をフラットにする
和室の引き戸をしまってフルオープンにすることで、リビングとの一体感が生まれます。
和室とリビングに一体感が生まれると、リビングの一部として部屋を広く使えるでしょう。
また、畳とフローリングの境目をなくしフラットにすることで、より自然な仕上がりになります。
小上がりタイプにする
和室を小上がりタイプにすると、和室を収納スペースとしても使えます。
来客用の布団をしまったり、季節ごとの洋服をしまったり、空間を有効活用できるでしょう。
来客が多いときには小上りを腰掛けとしても使用できます。
小上りタイプの和室は、普段使いだけでなくおもてなしの空間としても重宝するでしょう。
洋風家具を設置する
和室にシンプルな洋風家具を設置すると、部屋の雰囲気をカジュアルにコーディネートできます。
イスを使わない木製のローテーブルや、落ち着いた色のソファなどがおすすめです。
まとめ:自由なデザインで和室のある空間を楽しもう
和室の使い方はお客様をもてなしたり、家族がくつろぐスペースとして利用したりと、ご家庭によって異なります。
いまの人気の和室デザインは「和モダン」と呼ばれるスタイルです。
日本古来の和室デザインと、現代風のデザインをかけ合わせたデザインです。
モダンな和室を演出するアイテムを上手に活用して、おしゃれな和室を作りましょう。
和室リフォームにかかる費用の相場は「和室リフォームの費用相場と抑え方を解説」でも解説しています。